38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

雨の4月から、乾燥の5月へ?

2010年04月30日 | 農と暮らしの日記
春植えのトンネル白菜が結球しないままトウ立ちしてしまった。
昨年はまあまあうまくいって、端境期の野菜セットを盛り立ててくれたのに残念。うちの隣の畑の方も作付けされていたが、同じようにトウ立ちし、そちらは昨日、早々にトラクタで潰して片付けられた。

先日その畑を散歩か何かで通りかかった人がいた。
花の咲き始めた白菜を横目に、「あれは失敗なんじゃろうか」と隣で作業中の僕に尋ねるので、「寒かったからですかねー、うちも同じですよ」と答えたら、「漬物にでもしたらおいしいのに、出荷はせんのだろか」と言うから、「うーん、ここに来て自分で収穫してってくれるんなら分けてくださるかもしれませんけど……」と答えるしかなかった。花が咲いて結球していない白菜なんて、出荷されて店に並んでいても買ってくれる人なんているのだろうか。

いわゆる「産地廃棄」のことを考える。
生産過剰などで値崩れし、出荷するだけ損になる場合などに、収穫せずにトラクタで潰してしまう、あれだ。テレビなどで見て「もったいない」という人は多いようだけれど、「それなら、あなたここに来て自分で収穫して買っていってくれますか?」というのが生産者の気持ちではないかと思う。「加工でもしたらどうか」というなら、そんなときのために普段は眠らせている生産施設を使って加工した漬物を、その非効率性から生じる価格で本当に買ってくれるだろうか。

さて、うちの「結球前、トウ立ち白菜」はどうなるか。
いまのところトラクタで潰すことはしていない。今日から野菜セットに入っている。他の葉ものが低温・日照不足のせいか生育が遅れているので、その代わりに。もちろん、こんなものを、「内容おまかせ」のセットに入れるのは悔しいことだ。いくら「おまかせ」という約束になっていても、それでなくても「里芋は小芋が品薄だから親芋」「小松菜はまだ小さいもの」「レタスは小さいけどトウが立つ前に急いで」「葉ものが少ないから大根まびき菜」「冬の人参は終わったから春作の人参のまびき菜」「玉葱のトウを、にんにくの芽みたいに」「そらまめの脇芽も食べられるので」「畑の隅に生えているよもぎ」……うちの現在の野菜セットは実際こんなものばかりである

その上に「トウ立ち白菜」。
いくらなんでも、というのが正直なところ。それでも、「意外とおいしかった」「スーパーでは葉ものが高いから助かる」「珍しいものが入ってくるから楽しい」などと声をかけてくださるお客さんたち。外から見れば奇異に映るかもしれない。僕自身もこれが当たり前だとは思わない。けれど、こうして毎回、ある程度の量・金額のセットを買い支えてくださることで、「こんどはうまく作ろう」という次の行動に移ることができる。精神的にも、経済的にも。本当にありがたいことです。



金曜、予報は終日の快晴。
朝:6時半過ぎからごはん。
午前:7時半頃から収穫1時間ほど、戻ってセットづくり。薫はお客さんのMKさんと一緒にじゃが芋の草とり。お子さんが幼稚園に行っている9~11時の間、家に帰ってもすぐまた迎えに来ないといけないから、それより園の近くにある藤田家族の畑にいたほうが楽だし……とか。これもまたありがたいことです。僕はセットづくり。

午後:薫が市街に配達。
僕は豌豆類の誘引、畑の除草など。昼頃から雲が出て風も強くなり、予報の「快晴」から一変して寒い。

夜:薫がバレーの当番なので、僕がごはんの準備。
頂き物の尾頭付きで鯛飯(焼いたのを載せて醤油味でご飯を炊く)。新玉葱スライスを鰹節と和えてオリーブオイル醤油味。冒頭の「トウ立ち不結球白菜」をちりめんじゃこと炒め煮。おぼろ豆腐の煮奴。それに薫が作ってあった風呂吹き大根。

<本日の野菜セット>例
里芋・その親芋、葉つき新玉葱、春大根、葉つき小蕪、大根まびき、人参まびき菜、小松菜若どり、リーフレタス赤と緑、トウ立ち不結球白菜、玉葱のトウ、などから。

明日から5月。
しばらく晴れが続く予報。
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水路掃除、そして援農。

2010年04月29日 | 農と暮らしの日記
中晩生(貯蔵用)玉葱の現在。
種を播いたのは9月、植えたのは10月(か11月。忘れた)、春になってどんどん成長している。極早生の玉葱はいま野菜セットにも入っているけれど、次々にトウが立っていて、正直なところ成功とはいえない。それでも他の野菜が遅れているなかでセットの重要な一員になってくれていて、ありがたい。写真の中晩生玉葱の収穫は6月に入ってから。



木曜、予報通り未明に雨が降り、また強風が吹いた。
朝:6時頃から朝ごはん、渚はバレーの県大会決勝トーナメントで松山へ。真も遅れて応援に。
午前:6時半過ぎから追加の収穫1時間ほど、セットづくりは薫に任せて、8時から地域の水利組合の清掃。主に上流部分の水路の掃除を3時間ちょっと。僕は初参加だけれど例年この時期に田植え前の一斉清掃をしているらしく、30人ほどが各区間に散らばって。主に水路脇の草刈りと三面コンクリートの水路の溝さらいの作業。昼前に終了、帰宅。

午後:野菜セットのお客さんT原さんが13時半に来訪、ついでに援農3時間ほど。
いまがまさにベストタイミングの人参草とりを3人で。こんなふうに「いまこのとき」というところで手伝ってくれる人がいると、本当に助かる。僕か薫が一人とか、ふたりとかでは一日で終わらないと思う作業だと、どうしてもあとまわしになる。その日で片付く作業が優先されてしまう。そこへ援農があれば、よし!それなら今日で片付く、やっちゃおう!ということで一気に作業が進む。「1時間でも2時間でも」というのはそのことで、とにかく1人でも助っ人がいれば、日が暮れるまでに片付く作業をひとつやってしまえる。どうかみなさん、本当に1時間でもいいんです。「かえって面倒かけるかも」とか思わないでください、みなさんのご都合と、うちの「これなら助かる!」をうまくマッチングさせますから、どうか気軽に声をかけてください。とくにこの春、この1週間ほど、心の底からお願いします。

夕方:明朝出荷ぶんの一部収穫(泥もの)、19時前帰宅。
渚たちのバレーは決勝Tで初戦敗退したそうで、午後は帰ってきて練習になったようだ。



当初予定では、今日は西条市産業文化フェスティバル
青年農業者の協議会で例年のようにフレッシュジュース販売に出ているところだけれど、上述のように水路掃除があったので、就農以来初めての不参加。今日は日差しが強く暖かかったから、きっとよく売れたことでしょう。打ち上げのビ○ルもさぞや!

<本日の野菜セット>例
里芋・その親芋、春大根、葉つき新玉葱、葉つき小蕪、大根まびき菜、人参まびき菜、小松菜、リーフレタス赤と緑、玉葱のトウ、などから。
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葱苗の除草、ようやく。

2010年04月28日 | 農と暮らしの日記
葱の苗の除草をようやく。
野菜セットの出荷のない日で、しかも晴れていて畑もまあまあ乾いてきているという状況はなかなかなく、今日はしかし、ありがたく午後からはそんな感じになってきたので、5時間ぶっ続けで葱苗の除草をした。薫もそのうち2時間ほどは人参の除草。今日できてよかった、というのが正直なところ。うちはセットの出荷が月・火と木・金の4日あるので、その合間の水曜と土日の天候が、畑しごとの進捗を大きく左右する。この春のように雨が多いとなおさら。



水曜、雨は昨夜遅くにまた降ったようで、しかし今日は終日の晴天。
朝:6時半すぎからごはん。
午前:豌豆類の誘引。蔓がどんどん伸びているので、それを平たいビニル紐で「よいこらしょ」と下からすくいあげるようにしてネットに寄り添わせる。これを蔓の伸長に応じて数日おきに何度か繰り返していく。その間にも収穫をするわけだけれど、今年はとにかく豆類が遅い。去年は4月中旬頃からセットにも入れていたのに、この春はまだほとんど莢がついていない。

昼までにその誘引と、トンネルの片付け。
トンネルは早播きの人参と大根のもの。もう寒さにあたってトウ立ちするという気温にはならないことを祈っての片付け。自家用のお米をJAで精米して帰宅、昼ごはん。

午後:冒頭の葱苗の除草。
ラジオを聴きながら13~18時半までぶっ通しで。最後に明朝出荷ぶんの一部(泥もの)を収穫して帰る。今夜、もしかするとまた雨が降るらしいので。

夜:19時すぎから市街に出て、ゆうき生協の西条・周桑地区会の運営委員会。
今年の活動の概要を決めて、21時半頃解散、帰りに図書館で真からリクエストのあった本を借りて(ポケットのシリーズです)、僕の本も2冊借りて帰宅。22時まで開いているというのが本当にありがたい。近所だったら毎日入り浸りだろう……。



さて、今夜遅くにもしかしたら雨の予報。
さらに明日も日中、雨雲が接近するかもしれないらしい。これだけ降っておいて、それでもまだ降るか。2月からずっと降りっぱなし。ところで、野菜はまだ高いのでしょうか?
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まだ降る、よく降る、しっかり降る。

2010年04月27日 | 農と暮らしの日記
小麦の現在。
2週間ほど前はこんなふうに葉ばかりが目立ち、肥料が多すぎたかと心配していたけれど、穂が伸びて麦らしい姿になってきた気がする。ま、だからって肥料が多すぎじゃないかどうかっていうのはよくわからないのですが。背景はおなじみ飯岡小学校



火曜、予報どおり夕方まで雨。何度も書くけど、とにかくよく降る、しかもしっかり降る。
朝:6時半過ぎからごはん。
午前:収穫、野菜セットづくり。11時すぎから新居浜に配達。今日は薫が運転して。通常は新居浜配達は僕が担当だけれど、緊急の時に交代で配達に行ってもらえるようにコースどりと配達先の確認のため。助手席で教習所の教官のようにうるさい僕(たぶん)。人の運転って気になるもんですね。だから僕はひとりで運転したい……。

午後:13時過ぎに戻って昼ごはん。
同級生農業者のY君に同行して「すくも」(籾殻)運び。JAのカントリーエレベータ(米麦の貯蔵・調製施設)で分けてもらえるというので軽トラ2台で。今日はとりあえずY君の圃場に搬入。土壌に腐植を増やすのに効果的と言われる。ま、うちの畑は草だらけ、野菜の残渣だらけのところをトラクタで鋤き込むので、わざわざ籾殻を入れるまでもないような気がしている。
夕方:16時半頃帰宅。雨あがりで畑には入れず、明日は水曜でセット出荷もないので、以降は机しごと。

<本日の野菜セット>例
里芋・その親芋、春大根、葉つき新玉葱、葉つき小蕪、人参まびき菜、大根まびき菜、小松菜、リーフレタス赤と緑、玉葱のトウ、などから。
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寒気去り、春の陽気。

2010年04月26日 | 農と暮らしの日記
3月播きの小松菜があとひといきというところ。
トンネル栽培の2月播きのものは出荷が終わってしまい、しかしこのところの低温・多雨(日照不足)で春播きの野菜の生育が遅れていて、この小松菜なんかはもう採り始めているはずだったのに、ようやくこの大きさになってくれた。葉の色が薄いのは不織布(写真右端にちらっと見える)を掛けていたせいか、それとも肥料不足だろうか。野菜セットに入るのは来週からか。隣はほうれん草で、こちらはまだまだ。



月曜、いよいよ今週後半からはゴールデンウイーク。
予報通り午前中は晴れ、午後から雲が少しずつ厚くなってきた。明日は未明からまた雨の予報。

朝:7時前からごはん。
午前:7時半頃から収穫約1時間、戻ってセットの荷作り。11時頃から薫と二人で畑に出て寒冷紗の回収。じゃが芋の霜よけに掛けていたのを、いよいよ遅霜の心配もなくなったと判断し、雨で濡らさないうちに片付けておこうというわけで。戻ってセットの仕上げ。12時過ぎに出発、市街と氷見・小松方面の配達、13時半すぎ戻り。昼ごはん。
午後:14時頃から、さっき回収してきた寒冷紗を畑の一隅に作ってある資材置き場に片付け、草を刈った畑の草を畑から運び出し、そこに油粕を播いて、さらに明朝出荷ぶんの一部を収穫(大根、新玉葱、小蕪)、ここまでですでに17時になってしまい、大急ぎで畑2枚をトラクタ耕耘。18時半とりあえず終了、帰宅。



今日は渚と真の家庭訪問があった。
僕は畑に出てしまったので薫が応対。

<本日の野菜セット>例
里芋、春大根、葉つき新玉葱、葉つき小蕪、大根まびき菜、人参まびき菜、そらまめ菜、リーフレタス赤と緑、玉葱のトウ、などから。
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区民運動会の日、ですが。

2010年04月25日 | 農と暮らしの日記
じゃが芋がだいぶん大きくなってきた。
2週間ほど前はこんな感じだったのが、この低温・日照不足のなかでもそれなりに成長しているようだ。



日曜、終日の快晴、渚はバレーボールの県大会の予選、薫もその当番。
真は昨夜から少し調子が悪く、今日は大事をとって寝たり起きたり。

今日は毎春恒例、飯岡区民運動会の日。
渚と薫は出かけるので、僕と真が参加予定だったのだが、真がそんな具合なのでやむなく不参加に。連続出場は就農以来4年までで途切れました…。残念。

朝:6時半頃からみんなでごはん。渚と薫は出発。
午前:7時半頃に運動会会場に行って町内の体育委員さんと町内会長さんに不参加の連絡とお詫び。「弁当は頼んどるけん、お昼に取りに来んかい」と有り難いお声掛けをいただいたけれど、真の様子次第で動きがとれるかどうかわからないので、みんなで食べていただくことにした。

いったん帰宅、用意して畑へ、上記のじゃが芋除草。
午前中3時間、午後4時間、とにかくじゃが芋の草とりをひたすら……。といっても進捗はせいぜい30mほど。こんな晴天の日、雨続きで遅れている畑しごとは盛りだくさんで、正直なところを言えば、畑にしゃがみこむような仕事ではなく、もっとバリバリと大きな変化のある作業をじゃんじゃんしてしまいたいところなのだが、このじゃが芋畑も今日ここで手をつけておかないと、一週間先、二週間先の“事態”は目に見えているので(いや、今日ここで手をつけたからといっても、まだまだ草だらけのじゃが芋畑はたっぷり残されるわけだが)、とにかく「千里の道も一歩から」とかなんとか唱えながら、よっこらしょとしゃがみこむわけだ。

それに、今日はとにかく運動会なので。
会場の小学校隣にある畑が、本来は今日バリバリやりたい仕事のフィールドなわけだが、さすがに運動会やってる隣でバリバリ、ゴーゴー音を立てて働きまくるのは気が引ける。畑仕事が遅れているのは僕だけじゃないわけで、それでもみなさん都合をつけて、長靴じゃなく運動靴をはいて出てきているわけなので。それがたまたま、真の具合が悪くて、時々様子を見ながら、またごはんを用意したりしながらだけど畑仕事の時間をとることができたということなので、あくまでも気分は控えめに、あまり目立たないように、小学校から離れた畑に来た次第。

こんなときの楽しみは、ラジオ。
トラクタを使ったり、あるいはもっと機動的な作業の場合はイヤホン付けて……というわけにはいかないので。午前中はNHKラジオの「日曜討論」、テレビ音声に移って「スポーツ大陸」、午後はFM愛媛、というより東京FMの日曜午後の番組を次から次へ(松任谷由美、山下達郎、アサヒスーパードライ、あ、安部礼司……)。

17時過ぎて除草は一段落させ、別の畑で明朝出荷ぶんの一部収穫、帰宅。
真は寝たり起きたり、起きていれば布団の上で本を読んだりLEGOしたり。まずまず元気でひと安心。



沖縄県読谷村では普天間基地の県外・国外移設を求める県民集会
政府の動きは確かに「なんじゃこりゃ」だけれど、それを批判するだけの「県外」民ではかなり居心地が悪い。政府を支持しても批判しても、どちらでも沖縄の助けになっていないような気がする。
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久々の青空、久々の汗。

2010年04月24日 | 農と暮らしの日記
そらまめ菜。
と藤田家族で呼んでいるだけ、そらまめの脇芽(茎と葉)を摘んだもので、野菜が少なくて苦労している4月下旬の野菜セットに入っている。

これ、実は「まんがら農園」野満さんの発見から。
同じ西条市内で、自然農をされている野満さんがブログに最近の野菜セットが紹介されていて、そこに「空豆間引き菜」として出ていたのを見て、「これだ!」と思った。あちこちの畑を走り回って「何か、葉ものはないかなぁー」と探しまわる日々なので、「この手があったか!」ということで。幸い、空豆は脇芽かきが遅れていて(茎の本数が多すぎると収量が落ちるそうで、普通は1株8本くらいに整枝するらしい)、脇芽なんて採り放題……。ただ、あまり大きくしっかり育ち過ぎているものは茎も葉も固そうだから、春になって伸びてきたような若い脇芽を摘み、さらにその下部のほうは切り落として先の柔らかそうなところだけをセットに入れている。

豆の葉なんて、と思うかもしれない。
だけど、「豆苗(とうみょう)」は豌豆類の若い芽と蔓(つる)を摘んだもので、買えばけっこうな値段。まあ、これからどんどん伸びてたくさん豆をつけてくれる予定の芽を摘むということは普通はないわけで、市販の豆苗はたぶん、それ専用に育てている「スプラウト」とか「ベビーリーフ」のようなものだと思うけれど、その若々しい香りはたしかに春の贅沢という気がする。

食べ方は、おひたしや炒め物がよさそう。
茎はしゃきっとしているけれど葉は火を通すとくたくたになり、小松菜よりほうれん草に近い感じ。玉子とじなんかにすると、ほうれん草と言っても気づかないかもしれない(僕だけかも……)。豆苗のおすすめレシピもそんな感じらしい。



土曜、久しぶりにほぼ終日の青空。
朝:7時半頃からごはん。渚はバレーボールの練習、真は休み。
午前:春一番の小松菜が終わったのでそのトンネルの片付け、次の小松菜とほうれん草の中耕・除草・土寄せ(三角ホーで)。発芽を待つ里芋の畝の表面をレーキでひとなで(生え始めの草をひっかいておく)。
午後:同じ畑(田んぼ)でまずは真とキャッチボール。むちゃくちゃ暇そうなので。それからまた午前の続きで、トンネル用のビニルシートが乾くのを待ちながらじゃが芋の中耕・除草をして、刈り払い機で畝の除草をして、そんなこんなで3時間ほど。いったん戻ってトラクタでその畑(稲作用の田んぼ)の耕耘。
夕方:18時から明日の地区運動会のテント張り、だったけど15分ほど遅れていったらもう完全に準備が終わっていた。すみません……。あすの入場行進からがんばります……。



明日も晴天予報。
ただし気温は低く、しかも朝から青空の見通しで日本全国かなり広い範囲(北海道南部から九州・奄美地方まで)に霜注意報が出ている。当地の最低気温予想は7℃。この通りなら霜の可能性は低そうだけれど、じゃが芋には寒冷紗、小松菜には不織布を掛けてある。おそらくこれが最後の霜注意報で、ここから先、GWはそこそこ気温が上がりそう。でないと困る。世間一般的にはもう夏の果菜類は苗がどんどん仕上がってきているはず(うちはまだです……)。
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野菜セットも、春遠く。

2010年04月23日 | 農と暮らしの日記
最近の野菜セットの一例。
これはほぼ1か月に1回宅配便で送っている大セット(1800~1900円目安)で、4月初めのセットと比べると、冬の人参が終わって代わりにトンネル栽培の人参のまびき菜が入っていること、葉ものは、リーフレタス、そらまめ菜が入っていることくらいの違い。本来ならこの季節、春の野菜がどんどんできてセットも春らしくなる、というのが理想だけれど、昨日も書いたように「低温・日照不足」の影響なのだろう、なかなか場面転換が進まない。

写真左から。
よもぎ、人参まびき菜(トンネル)、蕪まびき(同)、小松菜(同)、そらまめ菜、リーフレタス赤と緑、その下は里芋とその親芋、その右は春大根、そして葉つき新玉葱。



金曜、予報は曇りだったけれど、午前中はしっかり降り、夕方また降った。
朝:6時半過ぎからごはん。
午前:野菜セットの追加の収穫をしてきて仕上げ。想定外の雨で昼まで机しごと。
午後:13時半から小学校の授業参観。渚は修学旅行の説明会で薫が出て、僕は真の教室へ。国語の授業で、音読み・訓読みの学習。かるた遊びのような活動も含めてにぎやかに楽しそうに展開。あっという間に時間が終わって帰宅。

14時半頃から畑に出て、冬の畑の片付け。
大根、蕪、白菜などアブラナ科の野菜の花が咲いているのを根っこから引き抜き、畑の外に出す。そのあと大きな草を、鎌で刈ったり手で抜いたり、さらには刈り払い機で刈り払ったりして、トラクタを入れられるようにする。18時頃から明朝出荷ぶんの収穫。また雨が降り出し、急いで帰宅。

<本日の野菜セット>だいたい冒頭のセットと同様。
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野菜高騰、畑は辛抱。

2010年04月22日 | 農と暮らしの日記
そらまめ(一寸蚕豆)にようやく小さな莢が付き始めた。
昨年は4月末の写真を見るともう実が入り始め、本文を読めば別の品種はすでにセット入りしていたようだから、この春は明らかに遅い。

絹さやなど豌豆類もまだほとんど莢が付いていない。
昨年は4月の前半から絹さやがセットに入っていた。畑も豆の種類も異なるのに揃って生育が遅いということは、おそらくうちの野菜だけの問題ではなく、この一週間ほど盛んに言われている「低温と日照不足による生育の遅れ」なのだろう。藤田家族の豆類、今年は5月に入ってから(本番はGW明けかも)になりそうです。

「野菜高騰」は連日報じられている
これだけ雨が多くて気温が低いと野菜が品薄になるのは当然だろうなと思う。一方で、なぜスーパーなどが「野菜が高くて売れない!」と悲鳴を上げているのか、その仕組みが僕にはなかなか理解できない。単純に考えれば、野菜が品薄だから値が上がっている、ということは高くても欲しい人がいるから根が上がるわけで、欲しい人が高い値で買えば同じことのはず。キャベツ200個を1個100円で売る(売上2万円)予定だった農家が100個しか仕上がらず、だけど欲しい人がいるから1個200円の高値で買ってもらえたら同じく2万円(売上と利益をごちゃまぜにしてますが)でとんとん。そうならないのは、なぜ?

野菜が安いと言っては安売り。
高いから客が離れると言っては規格外のものを仕入れて安売り。いずれにしても利益はわずかなのだろう(あるいはそれだけで見れば赤字とか)。小売店の仕事というのは本当に大変だと思う。そういう努力があってこそ産地は品物をさばくことができ、また次の生産につなげていくことができるのだろう。

うちの野菜の値段は変わりません。
ただ、新しい野菜がなかなかできてこないので、小さいもの、まびき菜や親芋などの使いにくいものなどがセットに占める割合が高くなっている。そもそも普段からうちの野菜はほとんどが「規格外」と言えるので、お客さんから見ればなおさら「割高」な印象をもたれる面はあると思う。それでも、1回1回のセットの総額(小セットは1200~1300円、中1500~1600円、大1800~1900円。個々の野菜の値段=単価×グラム数=の総額)そのものは維持させてもらっているわけだから本当に有り難いことだ。市況が安いとき(=そういう気象だからうちも多少は豊作)でも安くしない代わりに今回のような「野菜高」でも値上げはしない。「産消(生産者と消費者)提携」の大きな柱であるこの原則が、うちのような生産者にとっては次の作付けに安心して取り組める後ろ盾になっている。



木曜、予報通りほぼ終日の雨。しかもかなりの雨量だ。
朝:6時半過ぎからごはん。
午前:7時半頃から泥もの(昨夕収穫済み)以外の収穫、並行して薫がセット荷作り。2時間ほどで僕も戻って荷作り合流、いつものように本日木曜出荷の宅配便はすべて昼までにほぼ完成。13時頃から遅昼。
午後:宅配便セットの箱詰めなど仕上げをしてから、14時頃から明日金曜配達・出荷のセットづくり。すでにそれぞれの野菜の調整は済んでいるから、計量・分配・包装のみ。少し野菜が足りないので、宅配便で出す分の不足分を明日追加収穫することにして、明朝市街に出て配達するセットだけすべて仕上げる。17時半頃にとりあえず終了、雨なので早めにあがり。以降は机しごと。

<本日の野菜セット>例
里芋・その親芋、春大根、葉つき新玉葱、小松菜、蕪のまびき、人参まびき菜、リーフレタス赤と緑、そらまめ菜、菜の花、よもぎ、玉葱のトウ、などから。
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日本各地で、夏日。

2010年04月21日 | 農と暮らしの日記
昨日に続いて、今日も人参の写真。
どこがって? はい、人参の「花」の写真です。手前の白いの。奥の黄色いのは白菜か何かの菜の花。正確にいうと、この人参の花は「島人参」のもの。掘りどきが遅れてだいぶん畑に残してしまったので、その花がいま、たくさん咲いている。今年はこの周辺に他の人参が残っていないから、この花から交雑の心配なく種が採れる。採れば、ですが。島人参の種を採るかどうかは未定。この畑を片付けるまでに考えなきゃ。



水曜、セットのない日。予報どおり曇り一時晴れ。
東京など各地で25℃を超え、今年初めての「夏日」になったらしい。西条は昼頃までほとんど日差しがなく、温室の中でもさほど暖かく感じないくらいだったから、「夏日」の言葉がピンとこなかった。

朝:7時前からごはん。
午前:温室内で育苗の種播き。かぼちゃ、ズッキーニ、紫蘇など。
午後:温室内で果菜類の移植。15時頃から畑に出て豌豆類の誘引、明日出荷分の一部収穫。
夕方:17時半頃から、渚と真と一緒に市街に出て図書館へ。平日にこんなことめったにないのだけれど、僕が図書館に用事があって、しかも子どもたちはバレーの練習もない日だったので。
夜:渚の誕生祝いの晩ごはん。例年と同じように大好物あれこれが並んだ。たいていそれらは真も、そして僕も大好きなもの(薫はちょっと違うようだ)。デザートも済んで、みんなからのプレゼントを開けて幸せな時間。



明日はまた朝から(未明から?)雨の予報。
そして明後日以降はまたまた寒くなるという。当地でも最低6℃の予報が出ている。「霜」というほどの心配はないように思われるけれど、野菜の生育全体は確実に遅れている。ただ、温室の中は適度の暖かさがあり、遅れていたはずの果菜類の苗も、世の中全般的に植え付けを見合わせている状態のなかにあって、こっそり追いついてきているかもしれない。
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人参まびき菜、開始。

2010年04月20日 | 農と暮らしの日記
人参まびき菜。
昨日のセットで冬の人参が終了し、それと入れ替わるようにこの人参まびき菜が今日のセットから入り始めた。トンネルに2月に播いたもので、この次は「葉つきのまびき人参」でとり、最後は大きいものから「人参」で。



火曜、昨夜からの雨は朝にはほぼあがった。
朝:7時前からごはん。
午前:7時半頃から追加の収穫、その間に薫はセットの荷作り。僕も戻って荷作り参加、12時半頃から新居浜方面に出荷、14時頃戻り。遅い昼ごはん。
午後:畑しごとはできないので机しごと。作付けの計画やら種の整理やら。



渚は今日、全国学力テスト
政権交代があって今年から「抽出方式」になったが、希望すればその他の学校も参加できるそうだ。愛媛は参加率が高いようす。

<本日の野菜セット>例
里芋・その親芋、春大根、葉つき新玉葱、小松菜、蕪まびき菜、人参まびき菜、リーフレタス赤と緑、玉葱のトウ、そらまめ菜、などから。
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また雨、急いで作付け。

2010年04月19日 | 農と暮らしの日記
この春初めての枝豆を植えた。
少し苗が仕上がりすぎてしまっているのは、雨が多くて植え時を2、3度逸してしまったから。今日も「夜遅くから雨」の予報で、他の種播きもあったから配達のあと、午後はフル回転したけれど、昼頃からぽつぽつ落ち始め、夕方には本降りになった。

この枝豆を植える時にはもうかなり土が湿ってしまった。
セルトレイから取り出した苗もすぐに雨に打たれて根鉢が崩れるくらい。だけど植え始めたらもうやるしかない。ここでやめても苗は老化するばかりだし。ま、植えてしまえば、とにもかくにもひとつ片付く。



月曜、上記のとおり予報では雨は夜からだったが、昼過ぎから小雨、夜は本降り。
朝:7時前にごはん。
午前:7時半頃から収穫、セット荷作り、12時半から市街・西部方面に配達、14時半戻り、昼ごはん。
午後:薫は渚と買い物、真は友だちと一緒に遊んで、僕は大急ぎでトラクタ耕耘、管理機で畝立て、そして種播き(小松菜、蕪、大根など)、植え付け(枝豆、つるなしいんげん、茎ブロッコリィの残りなど)。
夕方:18時頃に種播きと植え付けは終わり、明朝ぶんの収穫一部、18時半戻り。
夜:市と地区の青年農業者協議会の役員会で丹原へ。遅刻で19時半頃から。22時半頃終了。



<本日の野菜セット>例
人参(最終)、里芋・その親芋、春大根、葉つき新玉葱、小松菜、蕪まびき菜、リーフレタス赤と緑、そらまめ菜、玉葱のトウ、よもぎ、などから。
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ひたすら、じゃが芋の除草。

2010年04月18日 | 農と暮らしの日記
昨日に続いて、桜。
こちらはうちの庭の桜で、葉がだいぶん出ているけれど、花そのものはまだたっぷりと咲き誇っていて、まだまだ見ごろと言える。画面奥(中央)に見えるのが西日本最高峰の石鎚山(1,982m)。その山腹、手前の山の尾根の上あたり、白い帯が2本見えるのが石鎚スキー&スノーボードリゾート

今日も昼ごはんは、なかば花見のような気分で。
ま、うちの庭の桜にときどき目を遣りながら家の中で食べただけですが、内子町で野菜をつくっている「天然酵房やまそだち」の大崎さんが、近くに来られたついでに寄ってくださり、畑をちょっと見て頂いたあと一緒にお昼ごはん。黒米を混ぜた玄米のおにぎりに春の畑の恵みを詰めて持ってきてくださったので、ご相伴にあずかり、昼からすっかり食べすぎ。二日続きの「昼から花見」で(あ、普通、花見は昼か……)、幸せな気分である。



日曜、今日も朝から晴れ。
朝:6時過ぎからごはん、渚が今日もバレーボールの試合で遠征なので。
午前:じゃが芋の除草、薫も別の畑で。約3時間。
お昼:正午ごろに上記の大崎さん来訪で、畑2か所をご案内したあとうちで昼ごはん。
午後:引き続き、じゃが芋の除草。また3時間ちょっと。17時半頃から明朝出荷ぶんの野菜の一部を収穫、18時半戻り。



じゃが芋の除草が待ったなし。
1時間でも2時間でもかまいません、心より援農をお願いします。うちに初めて来てくださる方でももちろんかまいません。電話でも、メールでも、ぜひお気軽にひと声おかけください。



明日はまた夕方か夜から雨の予報。
そのまま、火・水・木と傘マーク。本当に、本当にこの2~4月はよく降る。この雨がたとえば6~8月に同じようなペースで降ってくれたら、どんなに有り難いだろう。
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寒波一転、花見日和。

2010年04月17日 | 農と暮らしの日記
葉桜ですが、絶好のお花見日和。
mizuさん開墾中の畑におじゃましました。うちから自転車で20分ほど。話題のコンポストトイレも着々と工事中。昨日までのさむさから一転、気温はそれほど高くないのかもしれないけれど、とにかく暖かい日差しでTシャツになった。

うちからはおにぎりとスコーンを持参。
現地ではすでに竹炭でBBQが始まっていて、貴重な○○肉もごちそうになりました。BBQに欠かせない野菜といえば、茄子、ピーマン、キャベツなどが頭に浮かぶけれど、まさにいま「野菜高騰」のニュースに出てくる顔ぶれ。当然のことながら(いや、キャベツはあってもいいけど)うちの畑にはなく、かろうじて新玉葱は少しだけ差し入れ。みなさんが持ってきてくださっていた冬の名残りのさつま芋や、この季節ならでは、地産の椎茸などがとてもおいしかった。多くの出会いもあり、楽しい時間でした。お誘いくださったmizuさん、現地でお話しできたみなさん、さらには帰りに畑に寄ってくださったKさん(というか、無理やりKトラに自転車積んでもらって載せて帰ってきてもらった)、みなさまありがとうございました。



土曜、寒波が去り、朝から晴天。予想より早く晴れたけれど、心配していた降霜なし。
朝:渚がバレーの試合なので、6時過ぎからごはん。
午前:温室内で果菜類の移植、レタス類の追加の種播きなど。
午後:僕と薫、真は昼前に出発して、上記のお花見BBQへ。ふだん自転車でこの辺りを走ることがないから、春の風景がとても新鮮。まだまだ花見できそうな桜がいっぱい。そして新緑もまぶしい。
夕方:じゃが芋の除草を日没まで。霜よけにかけてある寒冷紗を少しずつめくり上げながら。もうこの先、霜の心配はないと思われるので、寒冷紗は次の雨の前にとってしまわなければ。



関東地方では雪、みぞれとか。
41年ぶりの遅い時期の降雪記録(更新ではなく以前の記録に並んだそうだ)。関東地方なら早いところだとトンネルで夏野菜を植え付けてあるところもあるだろうが、そこへ雪や低温となると、どんな影響が出るのだろう。うちは何かにつけて遅め遅めだから、こういう点では心配も少し軽減される(そのぶん野菜がなかなかできないという心配というか焦りはあるわけですが)。
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桃の節句、連日の冷雨。

2010年04月16日 | 農と暮らしの日記
温室の中のトンネルの中で果菜類の苗が育っている。
といってもご覧の通り、種類はあれこれ、絶対数が少ない。踏込温床のセルトレイで発芽させて本葉が展開し始めたらポットに移植し、トンネルに置き場所も移しているのだけれど、温床の温度が場所によってばらついているためだろうか、発芽が揃わない。

できれば同時に種を播いたセルトレイ1枚分くらいは同時にすべて移植してしまいたい。
なのに、あまりにばらつきが激しいから待っていられない、大きくなってきたものから先に移植している。だから、その後の生育もまちまち。同じ品種はたいして多く播いていないのに移植の時期がばらばらになると、どのポット群がどの品種なのか、管理がややこしい。



金曜、今朝も起きたら降っている。そのままほぼ終日の雨。
朝:7時前から朝ごはん。
午前:7時半頃から収穫に出て1時間ほど。戻ってセットの荷作り。

9時半に援農のTさん来訪。
昨日セットを受け取りに来られて、そのついでに援農の予定だったのが雨で中止、仕切り直しで今日、ということになっていた。ところが、思いがけず二日続きの雨、しかしせっかくだから畑仕事はできなくても出荷のお手伝いでもということで。

援農で出荷作業というのは藤田家族では珍しい。
というのは、出荷は一般の農家なら、時間との勝負で右から左へ猫の手も借りたいほど……という感じだと思うのだけれど、うちは、まあ時間との勝負ではあるけれど、品目が多いし、セットへの配分も単純に例えば「1kgずつ」というわけにはいかず、「この方には多め、こっちは先週入ってるから不要、あ、そうだ、これ余ってるなら、あの人に入れよう、だけど少しは明日のあの人にとっといて」みたいな動きが多いから、援農に来てくださっても何をどう手伝ってもらえばいいのか頭がこんがらがってしまうので。会社勤めの頃はペーペーだったから人に指示するなんてこともほとんどなく、そんな心配もなかったけど。

で、今日はしかし助かった。
小松菜や玉葱の黄色い葉を落としてもらったり、里芋を親芋と小芋・孫芋に分けてもらったり、配分以前の作業を主に担当してもらって、今日は前日収穫分がなくて朝の収穫からゼロからのスタートだったので、昼までに配達に出られるか微妙だったところへこの援農、やはり人手があると作業は速い。ありがとうございました! 今度は草だらけの畑へぜひ!

セット荷作り完了後、11時半頃に市街に出て配達、買い物、図書館へ。
戻って13時すぎ、昼ごはん。食べてたら小学校は今日、午後の授業がなく渚と真が帰ってきた。

雨続きで畑仕事はできないし。
ということで、なんと夜は珍しく真と一緒に四国・九州アイランドリーグの交流戦「愛媛マンダリンパイレーツvs三重スリーアローズ」(西条市東予運動公園野球場)を観に行こうかという話になっていたのだが、雨が止まず試合そのものが中止に。こんなことめったにないのに残念至極である。しょうがないので、そのまま2日連続で机しごと。

今日は旧暦の弥生三日、桃の節句の雛祭り。
夜はそのお祝いの晩ごはんになる予定。いま17時前、また雨が激しく降ってきた。いったいいつまで降るのだろう。明朝にかけて関東地方でも雪が降る可能性があるという。当地も霜注意報は出ているけれど、いまのところ明朝の予報は曇りで最低気温8℃だから、その通りなら霜の可能性は低い。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋・その親芋、葉つき新玉葱、春大根、蕪まびき菜、小松菜、リーフレタス赤緑、菜の花、そらまめ菜、玉葱のトウ、よもぎ、などから。
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