蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

スパイダーマン3

2008年03月16日 | 映画の感想
スパイダーマン3

スパイダーマンの3作ともに、悪役があんまり強くないな、という感じがする。本作では特にそれが顕著。宇宙からの謎の落下物(人間に取り付いて、その人を凶暴にする)もサンドマンもあっさりやられてしまう。
戦闘場面も今ひとつインパクトが弱い。
スパイダーマンと恋人とのエピソードもありきたりで陳腐。

スパイダーマン役のトビー・マグワイアも恋人役のキルスティン・ダンストも、子役時代から順調にキャリアを積み重ねた俳優だけれど、花咲いて人気を不動のものとしたのが「スパイダーマン」っていうのはどういう気持ちがするものなのだろうか?
売れりゃなんでもいい?少々はずかしい?本当のオレ(私)はこうじゃない?

トビー・マグワイアって真面目な青年というイメージが強くて(サイダーハウス・ルールの印象が強いせいだろうか。あの映画はよかったけどな~)、スパイダーマンでもそんなイメージにぴったりの役回りなんだけれど、あんまりオーラを感じさせるような役者じゃないな、といつも思う。

キルスティン・ダンストは、まあ美人なんだろうけど、どこにでもいそうな感じの美人。正直言ってどこにそんなに魅力があるのか私にはよくわからない。

悪口ばかりですみません。それでもシリーズ3作とも記録的な売上をあげているところを見ると私の見方が間違っているとしか思えませんね。

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