蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ソウルメイト

2016年03月26日 | 本の感想
ソウルメイト(馳星周  集英社)

いろいろな種類の犬と飼い主との関係性を描いた短編集。

数年前から犬を(人生初めて)飼っている。なつけばかわいいのだけど、自分の子供と同じくらいかというと、さほどでもない。しかし、世の中には子や孫よりも多くの遺産を犬に送ったりする人もいるそうだから人それぞれなのだと思う。
本書に登場する飼い主は家族との折り合いがイマイチでまさに飼い犬がソウルメイトになっているのだけど、私にはなかなかその気持ちは理解できなかった。
馳さんの作品というと暗黒小説のイメージが強いのだけど、本作はそんな味わいはまったくなく、甘味たっぷりという感じだった。

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