蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

リスク、不確実性、そして想定外

2012年08月25日 | 本の感想
リスク、不確実性、そして想定外 (植村修一 日経プレミア)

新書は入門書であって、それを読んでもっと詳しいことが知りたければさらに専門書を読む、という位置づけではあるにしても、本書はあまりに内容が初歩的すぎるし、ただ漫然と書き散らしていて整理や体系化が不十分だと思う。発行元が日経系ということからしても、買う方としては、もう少し高いレベルの内容を期待するとも思う。

数多く挿入されている歴史コラムも、あまりに有名すぎるエピソードばかりで、読む前から内容が想像ついてしまう。

ナイトが再注目される前なら、パクリっぽいタイトルもかっこいいと思うんだけど、リーマンショックで広く知られるようになった今となっては陳腐なだけ。

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