蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

戦友の恋

2013年01月25日 | 本の感想
戦友の恋(大島真寿美 角川文庫)

マンガの原作者の主人公と、主人公を育ててくれた同年代の女性編集者、およびその周囲の人々の暮らしぶりと淡い恋愛模様を描く連作集。

表題作が抜群によかったが、あとは(それに比べると)イマイチだったかな・・・というか、表題作が良すぎるのか?

編集者は不倫関係にあった男の家にいって家事なんかをしていたが、はじめは疎遠だった男の息子(小学生)とだんだん仲良くなる。しかし、男と別れることになり、この息子に別れの挨拶をする・・・というラストに近いシーンがとても印象に残った。

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