蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

バンクーバーの朝日(映画)

2024年06月03日 | 映画の感想
バンクーバーの朝日(映画)

1930年代?カナダの日系移民は、厳しい労働条件を厭わずに働き、現地の風俗に親しまない人も多いため、厳しい目で見られていた。そんな意識を変えようと移民二世たちは野球チームを作って地元のチームと対戦するが、さっぱり勝てなかった。チームのキャプテンになったレジー笠原(妻夫木聡)は、バントや走塁を重視する、今でいうところのスモールベースボールを指向して、新境地を開く・・・という話。

石井裕也監督の作品ということを最近知り、見てみた。
キャストが豪華で、セットやロケもおカネがかかっていそうで、監督のいつもの?映画とはムードが違ったような気がする。
興行成績を考えて??手堅く、正統派の仕立てにした、という感じで、監督に期待するものとは、ちょっと違うかなあ。
監督の作品の主人公というと、何かに取り憑かれたように突き進む人、というイメージなんだけど、本作では無難すぎるよね。

キャストは野球歴がある人が多く、野球のシーンは不自然さはあまり感じられない良い出来だった。
コメント
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