園芸大好きsakkoの記録

1937年生まれの奈良のおばあちゃんのブログです。

心臓カテーテル検査と人の痛みを知ることの大切さ

2009-12-09 19:24:47 | Weblog
12月7日
心臓のカテーテル検査・治療のため入院。
10時に受け付けに行って、病室に入ってのは11時ごろ
ずいぶん待たせるところだな~。
その日は体温・血圧の測定のみ
病室は6人部屋で私は入り口、右側のベッド
なぜか各自のカーテンはいつも閉められていて
昼間でも静かであった。
私もテレビを見たり、雑誌を読んだり、居眠りしたりして・・・・・。
「3時からお風呂にはいれますよ」と看護師さんが言ってきたので
検査の日も、次の日もお風呂に入れないようだからと
入院したばかりだが入浴。
夕食は6時
夜が長いな~・・・・・といいながらも8時ごろからうとうと
9時は消灯。

12月8日カテーテル検査
検査していて悪いところがあれば即治療に変更。
9時から開始だが私は8番目とのこと。
2箇所でやっているので4番目かな?
昨日はヒサッチ母さんが付いてきてくれたが
今日はもん父さんが仕事を休んできてくれていた。
検査室に入ったのは1時半ごろだった。

検査室の前でもん父さんが「此処でお待ちください」といわれた。
検査室に入るとすく検査台に。
すごく細い寝台である。よこたわるとすぐに落ちないように両脇に
歯止めのようなものを差し込まれて固定された。
右腕から点滴。
左腕は丁寧に3回も消毒液で消毒された。
体全体に何かちょっと重みのあるものをかぶせられて
その上から体がすっぽり入る薄い紙?布?が被せられて
顔の部分だけ切り開かれた。
この動作は粛々と進められていて
私は「おくり人」の映画の一こまを思い出していた。

最初手首から管を入れる予定だったが、なかなかうまくいかず
すごく痛かった。
どのくらいの痛みで、痛いと訴えていいのかな?と思いながら
「痛いです」といったのだが、モニターを見ていた先生が
血管が細くては入れにくいので「ここはやめ」となり
「脚からやりましょうか?」といわれて「腕からして欲しいです」といったら
腕(ひじの内側)から管が入れられることになった
又さっきのように痛くなるのではとどきどきしたが、此処はスムーズに
入ったようだ。


カテーテルの検査自体は別に苦痛もなかった。
映し出される心臓の様子が見えていたが、此処では説明がなかった。
しばらくして「いいですよ~~。血管がきれいです。動きもいいです」
といわれた。

終わったのだ~~~。車椅子に乗せられて点滴の管がついたまま
しばらく廊下で待って、もん父さんが医師から結果の説明を受けて病室へ。
腕はひじを曲げないように添え木を固定したまま、止血のために圧力がかけられている。
そのまま6時間。2時間に一度先生が来て空気圧を下げてくださるが、
この腕を曲げられないというのが結構辛いのである。
検査が終わったのが2時半だから、8時半に添え木をはずしてもらえるのであった。

しばらくして落ち着いたのでもん父さんが帰っていった。
やがて夕食の時間
テーブルにでんと置いていかれたが、左手は固定されたままで
動かせないしずきずきと痛んでいる。
右手だけで食器のふたは取れたが、お茶が飲めない
このポットに入っているのである

 

看護師さんがこられたので頼んで湯飲みについでもらった。
ついでにお魚用についていた醤油の小袋も口を切って魚にかけてもらった。
やれやれ・・・・・

しばらくしてもう少しお茶が欲しくなった。
ポットは又硬くふたがされている。
飲めない・・・・・
どうして蓋をしないで置いてもらわなかったのだろう。
右のポットのようになっていたら右手だけでも飲めたのに・・・・

もう一度看護師さんに頼むのも面倒だ。あと2時間の辛抱・・・と待つことに。

何とか右手だけで食べ終えて、
薬を飲んで苦かったのであめでも舐めようと思ったが

   

これも片手だけでは取り出せない。

そして時間が経過、待ちに待った8時半、いよいよ添え木がはずされ
止血止めもはずしてもらえると・・・・
今度は待てど、待てど、先生が来れれない・・・・
やきもきしていると看護師さんが急患が入ったので
どうしても先生はこられないのでもう少し待ってくださいとのことだった。
私だってもう限界・・・・・
9時半ごろ別の先生が来て添え木、止血止めをはずしてくださったが、
この痛みと不自由さは経験なさってないのだろう。
あとの1時間はほんとに辛かったのだ。
そして寒かったのだ。だって病衣(検査服で袖なし)一枚で
腕が固定されているので着替えられないのである
もっと早く変わりの先生に頼んでしてもらってくれればよかったのに。
ポットの蓋をしていった看護師さんも片手の不自由さを身をもって味わったことがないのだろう。

もしも私が片手の不自由さを知っていたら
ポットの蓋はしないでと言い、飴の紙も先にはずしてもらっていただろう。

そうなんだ。片手が使えないだけでこんなに不自由なのだ。
まして、障害のある方はもっともっと不自由なことがあるのだろう。

心臓のカテーテル検査の結果は異常なしでよかったが、
五体満足に居られることのありがたさを切に感じた一日であった。
そして人の痛みをわかる人になりたいと思った日でもあった。




12月9日
ヒサッチ母さんが9時ごろ迎えに来てくれたので支払いを済ませて
10時半に家に着いた。

勝手口にでんと大きな袋が・・・・
中身は
   

Mさんがくださったのだ。早速お礼の電話をして
大根を引きに行って

   

ゆず巻き大根を作ろう。

後ゆず茶も作ろう。でも沢山いただいたものだ・・・・
お友達にもお分けしよう。

裏の花を見に行ったら四季なりイチゴが

   

そして寒菊が・・・

   

やっぱり・・・・・・・・・・・・・・・・
健康で・・・・・・・・・・・・・・・
こんなことをブログに書くのが一番幸せなのだな~とつくづく思いました。

ご心配をおかけしましたが、心臓に異常がなくてよかったです。
ありがとうございました。

追記
なぜ心臓のカテーテル検査したかですが、
血液検査の結果、悪玉コレステロールの値が高かったので
一度心電図をとることになり
その結果、ちょっと異常な線が現れていて
次は造影剤を入れてCTをとりましたが、
血管にカルシュームが付着?(あまりわかりませんので・・)
で、もっとはっきりわかる 心臓のカテーテル検査をしたのです。
もしも、血管が細くなっているところがあれば
即治療にきりあえて処置してもらう予定でしたが、
異常なくてよかったです。
では心電図の異常と。CTの異常は
どうなるのでしょうね???。
質問したら、血圧も少し高いし、コレステロール値も高いし・・・・
と言うことでした

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30 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちほあるいははるの)
2009-12-09 20:10:25
異常なしの結果が出て、本当に良かったですね。
sakkoさんも、もん父さんも、ヒサッチ母さんも、
本当にホッとされたことでしょう。
管を入れたひじのところは、もう痛くないですか?
体が自由に動かせず、さぞ疲れたことでしょう。
暖かい部屋で、ゆっくり保存食を作って、ストレスを発散してくださいね。

本当に、その立場にならないと気がつかないことは多いものですよね。
当人は「あれこれ頼むと悪いから」と、遠慮して、言わないこともあるだろうし。
想像して、思いやって、助け合って、私も助けてもらって、生きて行きたい、と、しみじみと思います。
返信する
一安心 (zenpeichan)
2009-12-09 20:18:07
情けない話、検査をしないで済む方法はないの
だろうかとブログを読みながら考えていました
検査するだけで、身体が悪くなっちゃいそう。
痛みがなくても痛みが少しでも分かってあげら
る人になりたいですよねぇ。人の痛みが分かる
心を少しでも持ちたいとブログを読みながら感
じた次第です。sakkoさんは身をもって体験され
ましたね。なってみないと分からないことが
いっぱいあります。でも、ならなくても分かる
気持ちを育てたいですね。sakkoさんのブログで
あらためて感じました。ありがとうとございます。
返信する
お疲れ様でした。 (ねねまぁにゃ)
2009-12-09 22:19:32
検査結果がよくて何よりでした。
でも後が大変でしたね。
検査が終われぼ即解放ではないのですね。
つらい思いをされました。
あとのたくさんの柚子を見てホッとしました。
寒菊もきれいですね。
茎がしっかりしています。
今年はイチゴもたくさんなりましたね。
sakkoさんのは毎年元気ですね。
鉢植えの方がいいのでしょうか。
返信する
おかえりなさ~い (庭のzassou)
2009-12-10 01:00:13
痛かったんですね ちょっと心配でした
でも 良い結果で早いお帰りで良かったです

人の痛みを知る って 大切なんですね
haijiにも言っておきますね 人の痛みのわかる看護ができるようにって

haijiだけでなくzassouにも 世の中の人々みぃんなに言えることですね
心がけていてもどこかで知らない人に成ってしまいそう
心して生きなければ 

柚子巻き大根って? 
返信する
何事もなくて良かったですね (リコ)
2009-12-10 08:04:40
sakkoさん おはようございます
カテーテル検査大変でしたね。
何もなくてほんとに良かった ほっとしましたよ。
長時間動かれないのが痛くてたまらないですよね。
いつも携わっておられる方なのに、
実際に自分がその立場にならないと、解らないのですね。
私も検査の後 病院よりお昼前に帰って、その晩3時に起きて11ヶ寺のお寺詣りに行きましたが、
後で聞きましたら、2日ほどはゆっくりされたのが良いそうです。
直ぐにあまりご無理をなさらないようにして下さい。

柚子も沢山 いろいろ使えて嬉しいですね。
四季生りりイチゴ沢山生ってますね。
お花の少なくなった季節、寒菊が綺麗です。
返信する
よかったですね (すもも)
2009-12-10 08:39:30
先ずは何もなくてよかったですね。
そして帰ってきたらたくさんのいいものが。
病室での不自由さ、よくわかります。
私も入院したことがあるのですが、痛いとか動けないのはしかたないのですが、やはり対応の仕方ひとつで変わりますよね。
右手だけじゃポットのふたが開けられない、もう一杯飲むにはふたを閉めちゃいけない、等々。
そういう先々を読んで対応していくこと、マニュアルには書いてないと思うけど、皆患者さんの身になって考えればわかること。
でも実際は経験しなきゃ中々わからにですよね。
私自身を振り返ってあらためて考えさせられました。
何よりも健康に感謝ですね。
返信する
お帰りなさい (y  みつ子)
2009-12-10 16:09:58
検査大変でしたね。
検査の準備 カテーテルの検査血管の中を通り

見てくださるのは凄い事ですね。
でも後じっとしているのも大変ですね。

でも結果良しとは本当に良かったですね。
森井さん 梶さん9日家にこられて夕方まで

居られました。貴女の事お話していましたが
お友達の中で一番元気な人だから結果良好

と出る事だと確信しておられました。
皆さんにお伝えしておきます。

お疲れ様でした。すこしゆっくりして下さいね。
返信する
お疲れ様でした (shogame2)
2009-12-10 20:19:34
思っていた通り!
何事もなくて良かったです!
でも コレステロール値が高かったのですね。
大丈夫と思っていてもきっと心配だったことでしょう。
これで安心、とは言ってもこれから気をつけなくてはいけないこともありますね。

私も血管が細くて、点滴が途中で外れて痛い思いをしたことがありました。
その後も採血とかいつもちょっと怖かったりします。

人の痛みや不自由さ。。。
自分で体験しないと分からない事って本当に多いですね。
医療の現場だと、もうちょっと分かっているかと思ったりするのですが、「仕事」となるとそうも行かないのでしょうか?ちょっと意外でした。
こういうのを体験すると、日常の中でほんの小さな事で気がつくようになりますね。
大切な経験をされたと思います。
お疲れ様でした。
返信する
Unknown (やろい)
2009-12-10 22:11:48
今晩は。
良かったです・・・まずは無事に検査が済んだことを喜びましょう。
そして結果・何事も大したこと無く手、万歳です。歳を重ねるとあちらこちら・如何に維持して行くか考え中です。

自分で体験していろんなことが見えますね。
医療者側の忙しさも身に迫ったことも!
大変だなあ・・・感じました。

今年の40日の入院でいろんな体験させていただきました。
体験はもう良いですよ(笑)
返信する
sakkoさん (hana)
2009-12-11 00:40:03
もうお帰りかな・・と思いお邪魔致しました。
検査入院といいましても大変な苦痛を
伴うものですね
でも自分で思ったことはsakkoさんは大丈夫・・
って何の補償も確実性もないのですが普段のお食事を垣間見た時そんな脂肪の多いものなど又塩加減も薄そうですし・・なんて 勝手に大丈夫と思いました。でも自分が良いなんて思っても
お医者様が調べることはもっと深い難しい
事ですもの心配でした。本当にご無事で検査が
終わりよかったですね。これからももっともっと食生活又できる限りの運動しましょうね
たくさんの体験談を読ませていただき身に沁みる言葉でした。痛い不便な苦痛を体験し
人の言葉を真摯に受け止め人の苦しさも分かる人間でありたいと切に思いました。
本当にお疲れ様でした。
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