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穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

しゅごキャラ!!どきっ 第83話「すれちがいの音楽博覧会?」

2009年05月19日 | しゅごキャラ!
藤咲さんにスポットが当たり始めたあたり、そろそろ最終決戦の準備を始めてるんだなという気がしました。
しかし「しゅごキャラ」さんは、脇のキャラクタのお話を気軽に放置するのが解せません。
日奈森さんが自由すぎて、他の方々に絡む気がないのは如何なものか。

■しゅごキャラ!!どきっ 第83話「すれちがいの音楽博覧会?」

日奈森さんは再び事実上の開店休業状態に入りました。
捕まった猫のことは放置され、日常のアレコレに埋没していきます。
二階堂先生の「猫は大事に飼われてるよ」の一言を免罪符に、女子小学生様は今日も遊び倒します。



日奈森さん:
 「せっかくだし、思いっきり楽しんじゃおうか!」

何がどう「せっかくだし」なのか分かりません。
まぁ日奈森さんの飼育プレイのせいで疲労の極みにあった猫にとっては、安易に救出されても困るのかもしれません。
少なくともイースターにいれば、食事には困らない。床に寝ろとも言われない。

そんなこんなでやってきた音楽祭。



コスプレした謎の娘さんが暗躍中。
可愛いです。モルセールさんもやればできるじゃないですか。
彼女はもっと自信を持ってお話に絡めばいいんだ。日奈森さんの太い態度を見習うべきです。そして日奈森さんはモルセールさんの羞恥心を分けてもらうべきなんだ。



お嬢さんの活躍により、囚われの猫は解放されました。
しかし悲しいかな、お嬢さんは事態を理解できていません。
猫を逃がすより、謎音叉や謎バイオリンを奪う方が意味はあったのですが、おかげで猫はすぐに捕縛されてしまいました。
ここまで「何も状況が変わらなかった」回も珍しいかもしれない。
モルセールさんも頑張ったのに…。


(左画像)
テレビアニメ しゅごキャラ! しゅごキャラ!キャラクターソングアルバム ベスト!

(右画像)
きせかえフィギュア デコれっちゅ しゅごキャラ! アミュレットハート 完成品フィギュア


猫のことを忘れて遊びまくってた日奈森さんですが、彼女は彼女で台本を見るたびに頭を抱えているのかもしれません。
あたしだってちゃんと話を進めたいけど、上の意向なんだから仕方がないじゃない!ていうかこの台本、白紙じゃん!10分全部アドリブ指示とか勘弁してよ!みたいな。
能天気に見える笑顔も、彼女の卓越した演技力の賜物であって、本心は悩んでるのかもしれない。

【今週の蚊帳の外】



日奈森さん:
 「作りすぎちゃったから良かったらどうかなって…」
Aチェア様:
 「えぇ~唯世だけ~?」
Qチェア様:
 「そういうものなのよ」

Aチェア様もQチェア様も、まさかに夢にも思うまい。
この一見初々しいカップルが、実は「違う男と同衾生活している現場を押さえられ修羅場った経験がある」なんて。
そしてそんな薄汚れた世界が彼女たちには無縁でありますように。
コメント (8)
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戦場のヴァルキュリア 第7話「ダルクスの災厄」

2009年05月18日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
唐突に購入したので唐突に感想を書いてみる。

■戦場のヴァルキュリア 第7話「ダルクスの災厄」

第二次世界大戦もどきの世界観で、どこぞの小国の何がしかの小隊が抵抗戦線を展開するそんなお話。
遅ればせながらゲームの方を買ってみました。
せっかくなのでアニメも見たところ、タイムリーに同じ局面のところにいた。砂漠砂漠。

クリアどころかそんな程度の進捗なので、深い感想なんて書きようもないのですが、とりあえずアリシア姉さんが可愛いです。
それとイーディの姐さんも可愛いです。何このほのぼの小隊。
どうでも良さそうな脇キャラにもちゃんと設定が用意されてるのは素敵です。PS3の大容量が無駄に使われている。



アニメの方にもイーディ姐さんは出てくるのか。
何か戦死しそうな気配がビンビンします。
凄くほのぼのしてる。

現在戦場となってる砂漠は、ダルクス人なる微妙な人々がかつて住んでた街。
何を血迷ったか、彼らは全力で自分たちの街を焼き払い、各地に散って行ってしまいました。
おかげで現在のダルクスの人たちは周囲から白い目で見られまくり。

そんなダルクス娘のイサラさん。



イサラさん:
 「自分たちで焼き払ったというのは後付けだと思います」
 「わざわざ自分の財産を焼き捨てるようなことはしないと思います」

しかしながら姐さん。恐れながら発言させていただいてもよろしいでしょうか。
世の中には焦土作戦なる不毛なものが存在します。自暴自棄で自爆する方もおられます。みんな意外と適当です。
いえ、ゲームもクリアしてない自分如きが意見すべきことではありませんが。

脇役もいっぱい登場するようで華やかですが、如何せん誰が誰やら把握しきれていません。
特に男性キャラがさっぱり分からない。
アニメに出てたメインキャラっぽい少年兵が、ゲームの方に出てきた覚えがないのですが、これから登場するんだろうか。



若者さん:
 「第7小隊…!」
 「あんないい加減でろくでもない奴ら!」

まぁ確かにろくでもない部隊です。
調子に乗って突撃してパニックに陥る娘や、戦闘中にまでツンがデレしてる娘や、土の匂いに恍惚として棒立ちになってる娘や、陶酔しながら近接戦闘する娘やら。
まぁ全部、同一人物ですが。

小隊モノなのに小隊同士の戦闘シーンが見れなかったのが残念ですが、来週も見れたら見てみようと思った。


(左画像)
SR 戦場のヴァルキュリア フィギュアコレクション 全5種セット

(右画像)
SR 戦場のヴァルキュリア フィギュアコレクション パート2 全5種セット


この手のゲームは女キャラオンリー縛りで遊ぶことにしてるのですが、おかげで戦車が使えない。無念です。
何か楽しみの半分を失ってる気配がするものの、戦車に特段の思い入れはないので気にしないことにしよう。



おかげで、OPのこの映像そのまんまのプレイスタイル。
ひたすらに姉さんが走って前進。そして敵戦車に跳ねられる。
しかしOPにまで採用されてるなんて、イーディの姐さんは人気ものなんでしょうか…。
コメント (4)
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フレッシュプリキュア! 第16話「恐怖の文化祭!夜の学校に響く足音!!」

2009年05月17日 | フレッシュプリキュア!感想
【来週は山場】

温存されてきたと噂される、蒼い人のパワーアップ回がいよいよ来週です。



「あたし完璧」が口癖なのに、決して完璧ではない蒼い人。
しかしそれでいじけたりせず、むしろだからこそ完璧を目指さねばと前向きに努力を重ねる蒼い人。
実際、ピンの戦闘能力なら今現在でも3人中最強の蒼い人。
(今回の対骸骨戦も、パインさんと違い一人で互角に渡り合ってる。劇場版でも最後まで喰らいついてたのは蒼い人)

パワーアップアイテムが一人だけない状態が続きましたけど、桃園さんもブッキーさんも妙な気を使ってないところが昔馴染みの3人らしくて好き。
蒼い人も落ち込んで再起不能にならず、自分から掴み取ろうとする姿勢が素晴らしい。
多分、来週の試みは一度は失敗するんでしょうけど、自らパワーアップアイテムを手にしようと努力する展開は初めてなんじゃなかろうか。

■フレッシュプリキュア! 第16話「恐怖の文化祭!夜の学校に響く足音!!」

桃園さんの学校で、文化祭をやることになりました。
出し物はお化け屋敷です。どこかの鳥娘に耳打ちされたからです。
文化祭といえば、やっぱりお化け屋敷!
きっと蒼い人やブッキーさんの文化祭のときもお化け屋敷をやるんでしょう。
今のフレッシュ組ならメイド喫茶とか、明後日の方向に走りかねませんが。



桃園さん凄く楽しそう。

そして一緒に実行委員をやってるミユキさん弟も楽しそうです。
彼は見る目がある男。なんとよりにもよって桃園さんに懸想してます。
あの年で、ロースペックの桃園さんの魅力を見抜くとはなかなかできない。
文化祭にかこつけて同じ仕事をするなんて、恋する学生さんの鏡ですね。
とても羨ましいので私と代わって欲しい。



ッ!!これはいい桃園さん!
私もこんな目で見られたい。
あの桃園さんが軽蔑の視線を…!

そんな羨ましい思いをしつつ。
ミユキさん弟は、何やかやあって桃園さんと放課後居残り作業。何から何まで羨ましいです。
まぁ彼は「憧れの彼女が大好きなアイドルの弟」という美味しいポジションを全く利用せずに、正々堂々コナかけてるあたり、かなり好感を持てます。
ここはこんなロースペック娘に惹かれてる同士として応援してあげたい。

そこにやってくるウエスターさん。
素敵ですね。
憧れのあの娘と一緒のところにハプニングですよ。やる気満々ですよ。



弟さん頑張る。怪異に対して真っ向勝負です。
ラブを守るために、逃げない!ラブは俺が守る!
悲しいかな、彼がいるが故に桃園さんはハイスペックの桃キュアモードになれず、彼の行動は全く役に立っておらず、彼のやることは全て裏目に出てるのですが、桃園さんはその辺はちゃんと分かってくれる娘です。良い娘だ。

…そして悪い男に騙されるんだ。



桃キュアさん:
 「大輔は情けなくなんかない!」
 「あんたなんかより百万倍強くてカッコいいんだから!」

胸に染みわたります。ロースペックな桃園さんも、少しずつご高説が似合う強い子に育っていく。
でも歪んだ目でしか見れない私としては、桃キュアさんの挑発的な目にドギマギするばかりです。
そしてやっぱり、彼女は悪い男に騙されそうだと思った。


(左画像)
フレッシュプリキュア!DX組立式ガールズフィギュア 2種セットバンプレスト プライズ【2009年5月】

(右画像)
映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!【初回限定版】 [DVD]


【今週の轟く雷鳴】

桃園さんは雷が苦手です。
というか、でかい音がいきなり鳴り響けば、苦手云々なくても普通ビビります。
けれど雷苦手のミユキさん弟を不安にさせないために、実に健気に振舞います。



桃園さん:
 「ん?」(ガタガタガタガタガタ)

本音と建前を使い分ける女。桃園さんはいい嘘がつける娘。
しかし桃園さんの場合、つくづく悪い男に騙されそうです。夢原さんに対してはそんなこと全然思わなかったのに、何故だろう。
へ、平気だよ!とか言いながら(言わされながら)、どこまでも無茶なことに付き合わされそうな気がする。

【今週のサービスシーン】



桃園さんの冷淡な目があちこちに…。
こういうの、マジで止めてください。
日曜の朝から興奮してしまいますので。
コメント (12)
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フレッシュプリキュア! 第15話「せつなとラブ 相手を思いやる心!」

2009年05月17日 | フレッシュプリキュア!感想
弊ブログは桃園さんを応援しています。
なのに桃園さんメイン回の感想が遅くなったことは反省しません。
桃園さんとは、そういう節度あるおつきあいを大事にしたい。

■フレッシュプリキュア! 第15話「せつなとラブ 相手を思いやる心!」

蒼い人とブッキーさん。両者と比べるとどうにも地味な感じの拭えない桃園さん。
特筆できるほどの長所も短所もなく、いたって普通に「ロースペック」という斬新なヒロイン設定が痛いです。
世の「平凡な女学生」設定の娘さんは、ロースペックすぎて(料理が壊滅的にダメとか)逆にそれがキャラづけにつながるのに、桃園さんときたらどれも程々にこなします。なんて中途半端な娘だ…。



桃園さん:
 「わんわん♪」

あちゃあ。
痛々しいです。動物属性に走ってしまいました。
前回のネコといいタヌキといい、そういう方向性を目指すおつもりなんでしょうか。
桃園さんもキャラづけをご苦労なさってます。
ファンとしては見守ってあげたいですね。出来るだけ遠くから冷やかに。

そんな桃園さんの数少ない代名詞といえば「マジ落ち込み」。
暇さえあればマジで落ち込みまくってます。あたし頑張ってるのに、どうして…。
だけどイースお嬢さんと遊んでるときだけは違います。



楽しそうです。落ち込んだりしません。
「普通にダメ」な桃園さんは、「本人はスペックが高いおつもりなのに果てしなくダメっぽい」イースお嬢さんとの相性は抜群です。
桃園さんが輝くのはイースお嬢さんと一緒にいるときだけ!

…桃園ファンとしては大変不満なので、イースさんからは隔離すべきだと思いました。

今回の不幸テロはサウラーさんによる「本音を強制的に吐き出させる」。
早速美翔さんを連れてきましょう。
そして霧生さんの前に引きずり出しましょう。ああ、ほら暴れない!そうやってイヤイヤしてる時点でもうバレバレなんですから!

精神攻撃にもめげず、桃園さんたちはナケワメーケを撃破。けれど…。

サウラーさん:
 「ナケワメーケが倒れても、一度壊れた関係が修復されることはない」

うやむや異空間はもはやない。
「フレッシュ」ルールでは、破壊されたものは復活したりはしない。
でも人はそんなに弱くはありません。

街の人々:
 「ごめんなさい」
 「もし良かったら今度食事でも」
 「こっちの方が似合うんじゃない?」

クローバータウンの人たちは偉大だ。即座に関係を修復し、それどころか以前よりも深い仲になりました。
まぁ度重なる不幸テロの前に鍛えられただけの気配がしないでもないのはご愛敬。
サウラーさんは、あんまり出過ぎると街の人たちが耐性つけていってしまう。


(左画像)
フレッシュプリキュア!DX組立式ガールズフィギュア 2種セットバンプレスト プライズ【2009年5月】

(右画像)
映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!【初回限定版】 [DVD]


本音を話してないのに、「きついことを言ったのは本音で話し合えるからだ」と曲解する桃園さんは、一歩間違えると詐欺にかかりそうだと思った。
悪い男に騙されて貢ぎまくってる様子とか、桃園さんにとてもよく似合いますよね。
そして一人で落ち込んでたりするんだ。「あたしたち、どうしてこんなことになっちゃったんだろう…」みたいな。なんて可愛い娘なんでしょう。

あと蛇足ながら、桃園さんの「だよ」は大好物です。
今回も「世にも珍しいしゃべるフェレットなんダヨ!」が可愛かった。
沖さん、良いお仕事をなさってる。

【働く謎生物】



タルトさんが客寄せとして働き始めました。
九条さんが知ったら吐きそうな顔をしそうです。
どうして…私のところの子だけこんな…。よりにもよってポポルル…。

【蒼い人】



蒼:
 「ところで」
 「ラブとミユキさんはもう会わない方がいいって占いで出たらしいけど?」

何気に蒼い人の桃好きは結構なものです。
桃園さんにほんの少しでも危害を加えようとする相手は容赦しない。
軽く狂気入ってるレベルだと思う。
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フランス旅行記 1日目「パリ」

2009年05月16日 | 旅行・ジャンヌダルク
連休中にフランスまで行ってきたので、その感想記事を書いてみます。
主な訪問地はパリ・ドンレミ・ランス・オルレアン・ヴェルサイユ。
ジャンヌダルク関連メインで回ってみました。

(いただいたコメントへの返信が遅れてしまいました。ひとまずお返事したつもりですが、もしも「返事来てない」という方がおられましたら申し訳ないです)

【出発】

初めに事の起こりについて。
元々私はフランスが大好きです。
以前にも書いたとおり、百年戦争のジャンヌやフランス革命が大のお気に入り。

学生時代にも縁があって1週間ほど行き、大いに楽しんだのですが、種々の制約で心残りはありました。
特に「フランス語が話せない」というのが非常にネック。
そんな折、現在たまたま知人がフランスに長期滞在中。暇なら遊びに来いとの誘いも貰ったので、これ幸いと出かけてみました。

ちなみに私は、仏語はもとより英語も壊滅的です。
多少達者な中学1年生の方がまだマシというレベル。
そんな様のくせに、かれこれ海外旅行は6回目。
「話せない」ということをはっきり自覚しさえしてれば、意外になんとかなるものです。みっともはないですが。
言語の問題で海外に腰が引けてる人は、私みたいなのもいると参考にしてください。

【到着】

日本を立ったのが5月5日の朝。
飛行時間は約14時間。時差は日本よりも7時間遅れ。着いたのは同日5日の夕方でした。
出発前日の5月4日夜は諸般の都合で徹夜でした。海外行くときは大体こんな感じ。

なお7時間の時差はありますが、ここは声を大にして言いたい。
『時差ボケ』などというものは都市伝説だ。
そんなものはこの世に存在しない。

だって7時間遅れと言うことは、
日本の朝5時~7時が、フランスの夜22時~24時。
日本の昼10時~14時が、フランスの夜3時~7時。
日本の夜21時~24時が、フランスの昼14時~17時に相当します。
夜型人間にとっては、パラダイスのような環境です。

これで3回目の欧州ですが、そのいずれのときも時差ボケなど全く意識せず、日本にいる時より気持ちよく過ごしました。
もっとも「フランス→日本」の移動の場合は地獄ですけれど。
日本の時間の回り方はおかしい。年がら年中時計が狂ってるとしか思えない。

【ジャンヌダルク像】

パリのドゴール空港から高速バスでパリへ。
(「パリの空港」と呼ばれていますが、成田や羽田が東京にないのと同じでパリにあるわけではない)
早速、ヨーロッパ名物の「無駄に広がる地平線」「どんより曇った空」「ゆっくり走ってるように見えるのにとんでもない速度の車」を拝めます。
これと「大通りにいきなり立ってる四角いマンション(日本だと道路沿いは普通商店か多少の空間をあける)」「ゴム製のブランコ」を見ると、「嗚呼、ヨーロッパだ」という気分になります。

パリに着いたら最初に見るべき場所と言えば、ルーブル横にある金ぴかのジャンヌ像です。



ジャンヌ像はフランスのあっちこっちにありますが、ここのはちょっと特別。
彼女は宗教改革の影響もあって、現代になるまでフランスの歴史から忘れ去られていました。
それがナポレオン時代にナショナリズムの高まりを受け、シンボルとして採用され普及。
この像もナポレオンによって建てられてました。
ジャンヌは、籠城するパリ市民と戦闘を行っており(その時はパリ市民が勝ってる)、それが死の遠因にもなってるので若干微妙な気持ちがしないでもない。



周囲はこんな場所。

余談ですがフランスでは有名人の名前を広場や道路につける習慣があり、「ジャンヌダルク広場」や「ジャンヌダルク通り」はどの街でも見かけます。
彼女と全く関係ないところにもあるので、名前に釣られて遊びに行ってもちょっとしょんぼり。
日本で言えば、鹿児島の普通の生活道路に「織田信長通り」と名付けられてるとか、そんな感じです。特に名前に意味はない。

【ルーブル美術館】

あいにく閉館時間を過ぎていたため、前を通ったのみ。



ところで上の画像、撮影時間は何時でしょう?
天気は曇り。
フラッシュ等を焚かず、そのまま撮影しています。

正解は19時過ぎです。
フランスは緯度でいえば北海道よりも北。
おまけに周囲が平原なので、ひたすらに日照時間が長い。
向こうは20時になっても、日本の昼3時4時くらいの感覚。

欧州の人は仕事よりもプライベートを大事にする、という話はよく聞くと思いますが、日照時間の長さが影響してる気がする。
日本だと18時に仕事を終えても既に暗いので、余暇と言っても酒飲むか帰ってテレビ見るしかない。
じゃあ仕事するか、という流れになるのは理解できなくもないです。
フランスだと18時に仕事を終えて、適当にジョギングをして、帰宅してシャワーを浴びて、外食にでかけ、家に帰って庭いじりをし、そこでようやく暗くなるとかそんなレベル。
1日24時間なのは変わらないのに、活用時間が違いすぎます。(まぁその分、冬は雪に閉ざされるのですが)

【エッフェル塔】

晩御飯として、中華料理屋さんに連れて行ってもらいました。
パリについての最初の食事が中華か…。
思うものがなくはないものの、近くのエッフェル塔観光も兼ねて出かけてみました。



エッフェル塔遠景。上りはしなかった。
この時点で時刻は確か20時。
見ての通りの曇天模様なのに、意味不明の明るさです。

エッフェル塔は今から100年ほど前に立てられましたが、その後レッドノアとヱクセリヲンの戦闘の余波で大破。
再建はされたものの、華撃団の激戦の舞台になったりと不運に晒され続けました。
それでも今日までこうして形を残してきた。パリ市民の愛と歴史を感じる姿です。あのダンディライオン一座もやってきたことがあります。



ご飯の帰り道。時刻は22時。それでも明るい。
22時から5分間だけ、塔はライトアップ&点滅します。
たまたま通りかかったら、たまたまそこに出くわした。

【凱旋門】



憧れのシャンゼリゼ通り。その先にあるのが凱旋門。



ホテルが近くにあったため立ち寄ってみました。
ほんの10年前にゴロザウルスに破壊されたものの、現在は綺麗に修復済み。
他にも観光客が大勢いました。

凱旋門も巴里華撃団の戦地後。
基本的に、パリの名所を回ると彼女たちの戦闘地を巡る旅になります。
わずか半世紀ちょっと前、この街で大激戦が繰り広げられたと思うと胸が熱くなる。
凱旋門前は、帝都の人たちが集合写真を撮った所でもありますね。

凱旋門は上に登ることができます。入場料9ユーロ。高い。



登頂手段はこんな螺旋階段のみ。
ひたすらにぐるぐる回って登ります。ただひたすらに、ぐるぐるぐるぐる回る。
何かの悪夢みたいだ。



頂上からの風景。眼前に広がるのは美しいパリの街路。
嗚呼シャンゼリゼ。あの歌が響く。
凱旋門は「エトワール」(仏語で『星』)と呼ばれるように、ここから放射状に道が伸びています。綺麗。



左側のがエッフェル塔。さすがに23時近くになると暗くなってくる。

初日はそんな感じで終了。
上述のとおりこの世に時差ボケなどというものはありませんので、朝までぐっすりと眠りました。
呆れかえるほどに、ぐっすりと。この国に、住みたい。
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しゅごキャラ!!どきっ 第82話「熱闘!私がエースになる!」

2009年05月15日 | しゅごキャラ!
先週は旅行に出かけてたせいで感想が大幅に遅れました。
そして旅行先の街中で、営業中の日奈森さんのお姿を拝見し、物凄くどんよりした気分になりました。
ちくしょう。だからモルセールさんはフランス人なのかしら。

■しゅごキャラ!!どきっ 第82話「熱闘!私がエースになる!」

再びアニメオリジナルの展開に戻ってしまいました。
再びイクトくんは放置され、再び日奈森さんの法楽生活が始まります。
敵の本拠地も敵の目的も分かってるのに、それでも日奈森さんは動かない。



ゲストさん:
 「キャラなり・ピッチングドリーム!」

すぱこーん



かつてタカラトミー様に支給された大事な玩具で、なんてことを…。
日奈森さんは天真爛漫に過ぎます。
そして容赦なく友の心をへし折る。

ゲストさん:
 「やっぱり、あたしはピッチャーなんて…」

渾身の一球を玩具で撃ち返されては心に×もつきます。
そして弱った心にいつものご高説が染みわたる。
日奈森さんは人の懐柔の仕方を極めすぎてる。


(左画像)
テレビアニメ しゅごキャラ! しゅごキャラ!キャラクターソングアルバム ベスト!

(右画像)
きせかえフィギュア デコれっちゅ しゅごキャラ! アミュレットハート 完成品フィギュア


なお。



日奈森さん:
 「…空海!」



日奈森さん:
 (キッ)「よくも!」

撃墜された旧Jチェア様を、日奈森さんは動じずに見捨てました。
結構な高度で撃ち落とされてた気がしたのですが、助けなくて良かったんでしょうか…。
彼女はどこまで天真爛漫なのだろう。最近、彼女の色香に惑わされ始めてる自分がいる。
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あるいはベイズの定理

2009年05月14日 | 王様の耳はロバの耳
先日、フランス旅行から帰ってきて以来、体の調子がすぐれません。

 ・顔や首が熱っぽい
 ・くしゃみが頻繁に出る
 ・体の節々が痛む
 ・全身がだるい

まずい傾向です。一大事。
見事に新型インフルエンザの特徴に当てはまってます。
これを話したところ、同僚からもかなり心配されました。

まぁ言うまでもなく、

 ・顔や首が熱っぽい
 ⇒日焼けです。ずっと外を出歩いてたので、意外に焼けた。

 ・くしゃみが頻繁に出る
 ⇒元々鼻炎持ちだ。

 ・体の節々が痛む
 ⇒筋肉痛。ほぼ毎日全力疾走してた。
 
 ・全身がだるい
 ⇒1週間も旅行に行ってれば当然だ。

…という理由なのですけれど。
「危険な難病の特徴と症状が一致したからといって、不必要に騒ぐ必要はない」「まず、ありふれた病気や原因を当たろう」というのは診断の鉄則なのだそうですが、見事にその見本市になってる気がする。
とりあえず、あと1日頑張れば週末です。わぁい。
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一言感想:週刊少年サンデー 「高橋留美子展」

2009年05月13日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■絶対可憐チルドレン 173rd sense.「試験に出る超能力(3)」

女帝は大変寝相が悪いそうです。良いことですね。
ぜひ寝ているところをつぶさに観察してニヤニヤしたいものです。
そして駄々漏れの妄想を読み取られて、軽蔑すらされないモノを見るような目で見られたいものです。

その女帝のライバルキャラ・笹目さん。
姉二人のコードネームがリドル・ウィメンなのがよくわかりません。
「リトル」じゃなくて「リドル」。おまけに四姉妹じゃない。何故なんだろう。

あとカヅラさんがちょっと活躍しそうで嬉しいです。
私の考える最高の「ザ・チルドレン」は、女帝・パティ・カヅラ姐さんの3人編成なので、どうにかして女帝をパンドラに送り込めないものだろうか。

■境界のRINNE 第3話「体育館裏4時」

登場人物全員がボケてるのに、登場人物全員が物事を深く考えないせいで、登場人物全員が異常な状況の中、滞りなく日常を送っている。
意味が分かりません。
どうしてこれで、ちゃんと話が始まって、ちゃんと終わっていくのだろう。

■魔王 JUVENILE RIMIX 第91話「裏切り者」

安藤弟さんが帰ってきた。その手に力を携え帰ってきた。
半年に渡る『修行』の末に手にしたその力は、世界の全てを従える。
すなわち、圧倒的な、金。

とあるボウリング場を舞台に、かくして殺戮の幕が上がる。
弟さんの関係者を狙っていた快楽殺人者の方々を、突然現れた暗殺者さんが殺戮しまくりです。
単なる快楽者とは戦闘力の格が違う。奴は、プロだ。

寺原Jrさん:
 「安藤…潤也…!」
 「あのウサギは何モンだ!?てめえの仲間か!?」
弟さん:
 「仲間じゃないよ」

そう、仲間なんかじゃない。
そんなぬるい関係じゃない。
彼との繋がりはたったひとつ。

弟さん:
 「お金で雇ったんだ」

酷いです。アマチュア相手にプロです。
『金を払わせて』集めた寺原Jrの手駒と、
『金を払って』集めた弟さんの戦力では、勝負になりません。

狩られる殺人者さん:
 「誰か助けてくれ!!けっ、警察を…!!」

もはや体面もなく助けを求めるしかない。
幸いここはボウリング場。周囲には一般人のお客さんがいっぱいいます。
そんなところで大量殺戮なんてやったら、すぐに警察が来てくれ…

しーん…

狩られる殺人者さん:
 「誰か!早く!」

くすくす…
あはは…

狩られる殺人者さん:
 「…な………」
 「どうして…」
 「どうして誰も…っっ!!!」

弟さん:
 「彼らは劇団。依頼したらどんな役も演じてくれるグループなんだ」
 「残念だけど」
 「今、このボウリング場にいる人間…全員…劇団だ」

金が。金が無駄に唸りを上げる。
どんなことだってできるんです。お金さえあれば。
次回は『戦慄のカラー』だそうです。
『殺しのオールスター』だの意味の分からない煽りまでされてます。
これ以上、何する気だ弟さん…。

そういえば弟さんは、槿さん家で出会った家族の正体を知ったのですね。
多分、金にもの言わせて知ったんだ。
金に上限がないのであれば、その道の最高のプロを雇えるし、最高の情報も仕入れられる。
金は、力だ。
普通なら安っぽい小悪党が吐きそうな台詞なのに、狂気に染まった弟さんが言うと怖すぎる。
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仮面ライダーディケイド 第16話「警告:カブト暴走中」

2009年05月12日 | アニメ・日曜朝 感想その他
ぼちぼち録画物を消化してみる。

■仮面ライダーディケイド 第16話「警告:カブト暴走中」

ついにやってきた、平成仮面ライダーシリーズで最強の呼び声も高い「カブト」の世界。
そこは「クロックアップ」と呼ばれる超高速移動が跋扈する。
敵も味方も雑魚怪人すらも、時間停止と言ってもいいほどの高速で動きまくり、無辜の一般人が蹂躙されていく。地獄のような世界です。

バイオライダーのような「もはやなんでもあり」な強さではなく、純粋に「速過ぎる」というシンプルな強さ。
そんな彼らに、他の平成ライダーが立ち向かう!…という感じが無性に熱かったです。
ちょっと速く動けるだけで、いい気になるな!

見えない高速移動をする相手を、極限の感覚で射抜くクウガ。
純然たる物量で攻めるライオトルーパー。
だったらこっちも視覚的に消えてやると透明化するベルデ。
みんなすげぇ頑張ってる。泣けるほど頑張ってる。
嗚呼、けれど…。それでも高速移動の壁はあまりにも厚く…。



蜂兄さん:
 「クロックアップできないお前など、俺の敵ではない」

ちくしょう…。
人は高速の前に敗れ去るのか。
「カブト」が嫌いなわけじゃないけど、この悔しさは一体何。

ディケイド兄:
 「そうかな…」
 「…とも限らないぜ」



じゃきん!
その手に輝く1枚のカード。
あ、嗚呼っ!それは…、そのカードは!

 『Kamen Ride…』



 『555!』

た、たっくーん!

 『Attack Ride…』



 『ACCELE!』

超高速には超高速。加速する魂VS暴走する赤い靴。
あの弱い子たっくんの数少ない必殺技が、異世界ライダーの切り札となる日が来るなんて。
なんかこう、「クロックアップ程度で調子に乗るな。スマートブレインの科学力なめんな」みたいな無駄な『郷土』愛まで芽生えそうです。
制限時間の関係で、アクセルフォームはクロックアップの完全下位互換に等しいのに、逆にそこが必殺技っぽくて強そうに見える。
頑張れ!頑張れたっくん頑張れ!

【次回予告】



ぴーたーほー!
超高速の壁に対抗すべく、続々投入される「555」戦力がファンとしてはとても嬉しい。
クロックアップ如きで粋がるな。ちょっと早く動ける程度で、勝てると思ったら大間違いなんです。


(左画像)
仮面ライダーディケイド FFR04 ファイズブラスター

(右画像)
RHF04 仮面ライダーファイズ(アクセルフォーム)


…まぁ、冷静に考えれば「早く動けたから何だというんだ」というのは、たっくん自身が「555」世界で実証してるのですけれど。
「555」ではほとんど唯一の『クロックアップ』能力者だったのに、あの有様ですよ。
ちくしょう…。ちょっと早く動けた程度で、勝てると思ったら大間違いだったんだ…。
コメント (10)
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帰国報告

2009年05月11日 | 旅行・ジャンヌダルク
どうにか無事に戻ってこれました。
とんでもなく楽しかった。そして物凄く収穫があった。
詳細な感想も書こうと思ってますけれど、ひとまずご報告までに。

【行程】

 5月5日(火) 成田発
 5月5日(火) パリ着 → エッフェル・凱旋門観光(パリ泊)
 5月6日(水) パリ発 → ナンシー・ヌフシャトー経由 → ドンレミ観光(ドンレミ泊)
 5月7日(木) ドンレミ発 → ヌフシャトー・パリ経由 → ランス観光 → パリ(パリ泊)
 5月8日(金) パリ発 → オルレアン観光 → パリ(パリ泊)
 5月9日(土) ヴェルサイユ観光 → コンシュルジュリ・カルナヴァレ美術館 → パリ発
 5月10日(日) 成田着

振りかえってみるとフランスには4泊しかしていない。
でも朝早くから夜遅くまで、移動と食事の時以外は常に動き続けてたせいで異常に充実してました。
もっと滞在日数を増やすという案もあったのだけど、純粋に体力と精神力の限界だったような気がする。

【インフルエンザ】

マスコミ各社では大賑わいですが、成田や海外に実際に行った感想としては、現実から乖離した報道だなという印象でした。
成田からパリまで行く道程で、マスクをしていたのは日本人観光客のみ。
パリの到着ロビーでは、マスクをしている日本人に対して現地の人から失笑が漏れていました。

パリやその他の街中も同じくで、マスクをしている人なんて全くおらず。
日本人にしてもさすがに過剰防衛だと気が付き始めたのか、街中で出会った人たちは一様にマスクを外していました。
凱旋門の床に、おそらくは日本人が落としたと思われるマスクが転がっていたのが印象的でした。(捨てたのではなく落としたのだと思いたい)

フランスのテレビでも、インフルエンザの話は見た限り全くやっていませんでした。
それよりも世界不況による労働問題を連日取り上げていました。
派遣切りだとかの騒ぎじゃない。向こうでは焼き打ちと言ってもいいくらいの暴動が起こってる。
正直なところ、日本でインフルエンザが騒がれてるのはマスコミがエンターテイメント的に煽ってるだけなんじゃなかろうかと思います。
不景気ネタに飽きた・もしくは触れたくないので、不満の目を逸らすためにわざと過剰に報道してるんじゃないかとすら勘繰りたくなる。

現地の知人曰く、一応フランスでもインフルエンザ特集のような番組を一度見かけはしたそうです。
なんでも「これがマスクです」「マスクはこう着けます」といったようなレベルから始まる番組だったそうな。
フランスではマスクの文化がないらしい。多分、花粉症がないからだと思いますが、実際、普通の店に行っても売ってないらしい。

成田空港でやってる『検疫』も意外と適当でした。
毒にも薬にもならないアンケートに回答するだけで、ほとんど素通し。
一観光客に過ぎない私ですら上記のような感想を抱いたのですから、ずっと現場で働いてる人たちからしたら「まぁ騒ぎすぎだよな」「でも形だけは一応やっておくか」というのが率直なところじゃなかろうか。

現実に死者も出ているので笑い事じゃないですけれど、通常のインフルエンザでも亡くなられる方はいるわけで、殊更に過敏反応する必要はなさそうに感じました。
普通に東京で電車に乗って、通常のインフルエンザに感染して倒れる危険性の方がよほど高そうなくらい。
この流れで言うならば、新型云々以前に人ごみに出るときはマスクすべし、なのかもしれません。
(ちなみにですが、飛行機内ではいずれにせよマスクはしておいた方が無難です。乾燥対策と防寒になる)

結果的に私や同乗者が感染してる可能性もありますけど、まぁ結果論。概ね上記のような感じでした。

【1日目:パリ】

当初予定には入ってませんでしたが、時間が中途半端に余ったのでエッフェル塔や凱旋門を見に行きました。
時間的にルーブルには行けなかった。
渡仏はこれで2回目ですが、いつになったらルーブルに行く日が来るのだろう。



今回の目的はジャンヌ・ダルクゆかりの土地の観光。
何故ジャンヌが好きなのかを、出発前にウザい長文で書き並べましたが、一言でいえば「戦うヒロイン万歳」と同系統です。
多分、「プリキュア」を初めとした弊ブログでネタにしてるコンテンツに興味のある人と、ジャンヌ好きはかなり被りうると思う。
我々の世界にだって、無闇やたらに戦ったヒロイン様は実在した。幸いにして私らの世界の「プリキュア」さんは剣を振りまわすことはあまりお好きではなかったそうですが、とにかく実在した。
某所で「プリキュア国教理論」という妄言を拝読しましたが、その妄言を本気で実行してしまったのがフランスだと思っても、それほど間違いじゃないはず。そんな国に勝てる気はしない。

【2日目:ドンレミ】

そのジャンヌの生まれ故郷・ドンレミ村。
ジャンヌを好きな日本人はかなり多い。下手したらフランス人よりも潜在需要は大きいんじゃないかとすら思えます。
何せアニメや漫画、ゲームに登場する「戦うヒロイン」そのまんまの人ですので。

で、そういったファンにとってドンレミは憧れの地なわけですが、これがハードルがやたらに高い。
まず鉄道が通っていない。公共の交通手段は最寄駅から走るバスのみ。
しかもバスは週に4本しか走ってない。日に4本ではなく、週に4本。その上ダイヤの詳細も分からない。

…というのが、行く前の私の認識でした。
他のジャンヌファンの認識も大体同じだと思うし、実際、間違いでもなかった。
だけど行ってみて分かった。

 ドンレミに行くのは簡単だ。

今回の私の場合、フランス語の分かる知人におんぶに抱っこで旅行したので、偉そうに「簡単だ」と言うのもおかしいのですが、拍子抜けするほどあっさり行けました。
これは「答えが分かってれば楽勝」という類の問題だった。
ネット上にも「答え」がなかなか載ってないので、ぜひ国内で燻ってるジャンヌファンに伝えたい。



ジャンヌ旅行記は大御所の方が残したものもあるのですが、情報はどうしても古い。
現地に行かないと分からないことがいっぱいあるなと、再認識しました。
マジで新しい知識の宝庫だった。ドンレミ、すげぇ。

【3日目:ランス】

フランス国王の戴冠式が行われるランス大聖堂がある街。
ジャンヌもここにやってきた。
そして百年戦争の勝敗が決定的になったのは、ここでの戴冠式だった。



とりあえず画像は撮ったけれど、全く意味がない。
というのも、巨大さや荘厳さはカメラではどうやっても記録できない。
この圧倒的な迫力は、実際に行ってみないと分からない。

【4日目:オルレアン】

百年戦争の事実上の決戦が行われた街です。
包囲され陥落寸前のオルレアンにジャンヌが援軍に駆けつけ見事に逆転、その後の百年戦争の勝利へと続きます。
日本でいえば関ヶ原や壇ノ浦以上の決戦地。歴史に「if」はないですが、仮にオルレアンが陥落していた場合、今日のフランスもイギリスも存在しなかったかもしれない。

当初はオルレアンではなくルーアンに行く予定だったのですが、行きの機内で「そういえば5月初めはオルレアン解放の記念日じゃないか」と思いだし、慌てて行き先を変更しました。
この判断で大正解。
毎年この時期はオルレアン解放(1428年5月8日)を記念して街をあげてのジャンヌ・ダルク祭、通称「コスプレは正義」週間が実施されてます。

見どころは盛り沢山ですが、一番は毎年一人選出されるミス・ジャンヌによる行軍。



今年のミス・ジャンヌさん。絶望的までに可愛らしい方でした。
「ミス・ジャンヌ」の選出基準は「オルレアン市民であること」等しかなく、いわゆる美人コンテスト的な要素はないのですが、どう考えてもビジュアルで選ばれてる気がします。
ていうか、その基準で選ばれてないのだとしたら、オルレアンはどんだけレベル高いんだ。

ちょうど第二次世界大戦の戦勝記念日とも被るため、軍事パレードも行われジャンヌに敬意を表されてました。
陸海空軍や戦車・戦闘機まで駆り出す大騒ぎ。
ジャンヌを称えるために、そこまで悪ノリするあたり、スケールが違うなと思いました。

【5日目:ヴェルサイユ】

時代は下ってフランス革命関連の場所を回ってみた。
真面目な話、世界史・日本史全てを通じて、最も力を入れて学校で伝えるべきはフランス革命だと思う。
日本では得てして義務を果たさないなら権利も得られない、といった考えが強いですが、実際は一切の理由や根拠を必要とせず権利は主張していいし、しないといけない。
現人神である国王による絶対政治に対し、血筋や宗教といった大義名分なしに権利を主張し、つかみ取った当時の民衆のことは素直に尊敬します。
そして、「そうはいっても自由にやりすぎると無法地帯と化すよな」という極端から極端に振れた状態も、恐怖政治やナポレオン独裁、王政復古と経験してくれている。
自由は大事だが、無制限だと困る。でも制限しすぎるのも大問題だ。微妙な「ちょうどいい塩梅」に至るまでの血を伴った試行錯誤からは、学ぶことがたくさんあるはず。



ヴェルサイユには以前にも行きました。その時は滞在時間が1時間。
結論から言えば、「ヴェルサイユ宮を1時間で見て回るのは無理」。
王宮をちょっと見ただけで終わってしまった。

プチ・トリアノンを見れなかったのが心残りだったので、今回は反省を活かし、滞在時間を約3時間に伸ばしてみた。
結論から言えば、「トリアノンを3時間で見て回るのは無理」。
プチとか言いつつ広大すぎるせいで、全力疾走する羽目に陥りました。(ちなみにジョギングしてる人は他にもたくさんいた)


とりあえずそんな感じの旅行でした。
簡単に書いたつもりなのに、やっぱり長くなってしまった。
詳細は別項でまた書こうと思います。

(※コメントの返信が遅れていますが、しばらく大目に見てください…)
コメント (4)
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