穴にハマったアリスたち

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フランス旅行記 1日目「パリ」

2009年05月16日 | 旅行・ジャンヌダルク
連休中にフランスまで行ってきたので、その感想記事を書いてみます。
主な訪問地はパリ・ドンレミ・ランス・オルレアン・ヴェルサイユ。
ジャンヌダルク関連メインで回ってみました。

(いただいたコメントへの返信が遅れてしまいました。ひとまずお返事したつもりですが、もしも「返事来てない」という方がおられましたら申し訳ないです)

【出発】

初めに事の起こりについて。
元々私はフランスが大好きです。
以前にも書いたとおり、百年戦争のジャンヌやフランス革命が大のお気に入り。

学生時代にも縁があって1週間ほど行き、大いに楽しんだのですが、種々の制約で心残りはありました。
特に「フランス語が話せない」というのが非常にネック。
そんな折、現在たまたま知人がフランスに長期滞在中。暇なら遊びに来いとの誘いも貰ったので、これ幸いと出かけてみました。

ちなみに私は、仏語はもとより英語も壊滅的です。
多少達者な中学1年生の方がまだマシというレベル。
そんな様のくせに、かれこれ海外旅行は6回目。
「話せない」ということをはっきり自覚しさえしてれば、意外になんとかなるものです。みっともはないですが。
言語の問題で海外に腰が引けてる人は、私みたいなのもいると参考にしてください。

【到着】

日本を立ったのが5月5日の朝。
飛行時間は約14時間。時差は日本よりも7時間遅れ。着いたのは同日5日の夕方でした。
出発前日の5月4日夜は諸般の都合で徹夜でした。海外行くときは大体こんな感じ。

なお7時間の時差はありますが、ここは声を大にして言いたい。
『時差ボケ』などというものは都市伝説だ。
そんなものはこの世に存在しない。

だって7時間遅れと言うことは、
日本の朝5時~7時が、フランスの夜22時~24時。
日本の昼10時~14時が、フランスの夜3時~7時。
日本の夜21時~24時が、フランスの昼14時~17時に相当します。
夜型人間にとっては、パラダイスのような環境です。

これで3回目の欧州ですが、そのいずれのときも時差ボケなど全く意識せず、日本にいる時より気持ちよく過ごしました。
もっとも「フランス→日本」の移動の場合は地獄ですけれど。
日本の時間の回り方はおかしい。年がら年中時計が狂ってるとしか思えない。

【ジャンヌダルク像】

パリのドゴール空港から高速バスでパリへ。
(「パリの空港」と呼ばれていますが、成田や羽田が東京にないのと同じでパリにあるわけではない)
早速、ヨーロッパ名物の「無駄に広がる地平線」「どんより曇った空」「ゆっくり走ってるように見えるのにとんでもない速度の車」を拝めます。
これと「大通りにいきなり立ってる四角いマンション(日本だと道路沿いは普通商店か多少の空間をあける)」「ゴム製のブランコ」を見ると、「嗚呼、ヨーロッパだ」という気分になります。

パリに着いたら最初に見るべき場所と言えば、ルーブル横にある金ぴかのジャンヌ像です。



ジャンヌ像はフランスのあっちこっちにありますが、ここのはちょっと特別。
彼女は宗教改革の影響もあって、現代になるまでフランスの歴史から忘れ去られていました。
それがナポレオン時代にナショナリズムの高まりを受け、シンボルとして採用され普及。
この像もナポレオンによって建てられてました。
ジャンヌは、籠城するパリ市民と戦闘を行っており(その時はパリ市民が勝ってる)、それが死の遠因にもなってるので若干微妙な気持ちがしないでもない。



周囲はこんな場所。

余談ですがフランスでは有名人の名前を広場や道路につける習慣があり、「ジャンヌダルク広場」や「ジャンヌダルク通り」はどの街でも見かけます。
彼女と全く関係ないところにもあるので、名前に釣られて遊びに行ってもちょっとしょんぼり。
日本で言えば、鹿児島の普通の生活道路に「織田信長通り」と名付けられてるとか、そんな感じです。特に名前に意味はない。

【ルーブル美術館】

あいにく閉館時間を過ぎていたため、前を通ったのみ。



ところで上の画像、撮影時間は何時でしょう?
天気は曇り。
フラッシュ等を焚かず、そのまま撮影しています。

正解は19時過ぎです。
フランスは緯度でいえば北海道よりも北。
おまけに周囲が平原なので、ひたすらに日照時間が長い。
向こうは20時になっても、日本の昼3時4時くらいの感覚。

欧州の人は仕事よりもプライベートを大事にする、という話はよく聞くと思いますが、日照時間の長さが影響してる気がする。
日本だと18時に仕事を終えても既に暗いので、余暇と言っても酒飲むか帰ってテレビ見るしかない。
じゃあ仕事するか、という流れになるのは理解できなくもないです。
フランスだと18時に仕事を終えて、適当にジョギングをして、帰宅してシャワーを浴びて、外食にでかけ、家に帰って庭いじりをし、そこでようやく暗くなるとかそんなレベル。
1日24時間なのは変わらないのに、活用時間が違いすぎます。(まぁその分、冬は雪に閉ざされるのですが)

【エッフェル塔】

晩御飯として、中華料理屋さんに連れて行ってもらいました。
パリについての最初の食事が中華か…。
思うものがなくはないものの、近くのエッフェル塔観光も兼ねて出かけてみました。



エッフェル塔遠景。上りはしなかった。
この時点で時刻は確か20時。
見ての通りの曇天模様なのに、意味不明の明るさです。

エッフェル塔は今から100年ほど前に立てられましたが、その後レッドノアとヱクセリヲンの戦闘の余波で大破。
再建はされたものの、華撃団の激戦の舞台になったりと不運に晒され続けました。
それでも今日までこうして形を残してきた。パリ市民の愛と歴史を感じる姿です。あのダンディライオン一座もやってきたことがあります。



ご飯の帰り道。時刻は22時。それでも明るい。
22時から5分間だけ、塔はライトアップ&点滅します。
たまたま通りかかったら、たまたまそこに出くわした。

【凱旋門】



憧れのシャンゼリゼ通り。その先にあるのが凱旋門。



ホテルが近くにあったため立ち寄ってみました。
ほんの10年前にゴロザウルスに破壊されたものの、現在は綺麗に修復済み。
他にも観光客が大勢いました。

凱旋門も巴里華撃団の戦地後。
基本的に、パリの名所を回ると彼女たちの戦闘地を巡る旅になります。
わずか半世紀ちょっと前、この街で大激戦が繰り広げられたと思うと胸が熱くなる。
凱旋門前は、帝都の人たちが集合写真を撮った所でもありますね。

凱旋門は上に登ることができます。入場料9ユーロ。高い。



登頂手段はこんな螺旋階段のみ。
ひたすらにぐるぐる回って登ります。ただひたすらに、ぐるぐるぐるぐる回る。
何かの悪夢みたいだ。



頂上からの風景。眼前に広がるのは美しいパリの街路。
嗚呼シャンゼリゼ。あの歌が響く。
凱旋門は「エトワール」(仏語で『星』)と呼ばれるように、ここから放射状に道が伸びています。綺麗。



左側のがエッフェル塔。さすがに23時近くになると暗くなってくる。

初日はそんな感じで終了。
上述のとおりこの世に時差ボケなどというものはありませんので、朝までぐっすりと眠りました。
呆れかえるほどに、ぐっすりと。この国に、住みたい。
コメント (6)
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