老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

新銀行東京、TWSを通じ絵画を購入(’05年)

2008-03-17 21:17:58 | 社会問題
銀行に絵がないと殺風景でしょうか。都民の税金をつぎ込んで大きくコケたというのに新たにこんな事実が。

http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY200803170079.html
>東京都が1000億円を出資し、経営難に陥っている新銀行東京が05年秋、石原慎太郎知事の提唱した文化振興事業「トーキョーワンダーサイト(TWS)」を通じ、絵画3点を約52万円で購入したことが分かった。

新銀行東京は、中小企業に積極的な融資を行うことを宣伝していますが、そういうことは国民生活金融公庫だってやっているし、信用金庫だってやってます。無担保で貸し付けるなんてうたい文句がホームページにあるけれど、それにあわせて普通銀行ともかいてある。普通の銀行が無担保貸し付けなんて、債務不履行になったらお金を配っただけということになります。

さらに、四男が拘っているトウキョウワンダーサイトから絵画購入とは、どういうことでしょう。東京都が84パーセントも出資して始めた銀行なのに、はじめの1年で25億前後の債務の焦げ付きを出し、それでも殺風景だから絵画の購入を勧めるなんて、都政を預かる知事としてこの人は大丈夫か???

都民の中には、自分の子どもが演劇や絵画などの活動をしているのに先行きが不安で、「慎太郎が頑張ってやってくれている」と非常に喜んでいる人もいますが、そういう仕事は収入がある時とない時の差が激しいから、石原氏が知事でいる間だけ仕事が増えたとしても、我が子が死ぬまで食べていけるだけの制度を石原氏が作れるわけじゃないでしょう。

この際だから、都の持っている美術品、どこでいつ買ったものか、リストを全部だしてもらいたい。殺風景なら造花問屋で買ってきて飾ったってよいし、どうしても絵画が良いなら聖路加病院がやっているように、障害や病気のある人達の絵画を貸してもらって展示しても良い。絵は赤字の自治体が税金で買うもんじゃないですよ。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
桃李

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