老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「貧困たたき」に抗議する新宿のデモ

2016-08-28 15:29:06 | 民主主義・人権
子どもの貧困問題を扱ったNHKのニュース番組で、体験を語った一人親家庭の女子高生が、ネット上で中傷され、人権を侵害された問題でのデモである。

このデモで私が直ちに思い浮かべたのが、兵庫芦屋市高級住宅街での高齢者たちによる保育所開設反対運動である。高齢者、それも富裕層の大人たちが、圧倒的に不足する保育所開設に反対している日本の現実である。

住民エゴと言っている場合ではない。一部の中高年層などが、明らかに他者の人権を無視する、そうして自分のエゴを押し通す時代がやって来ているのだ。もう若者の抗議や人権意識に期待する他はない。

芦屋の保育所問題では、マスコミからコメントを求められた大学教授が、「住民の反応は自然なもの」と言っている。自然な反応が若い親の保育の権利を奪うことに何の感受性もない人間が、福祉問題の専門家になっているのである。

この国の閉塞状況は極まったと思える。こうして、極右の首相や都知事が圧倒的に選挙で勝ってしまうのである。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
名無しの探偵

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モラルハザードが起きている (ローマ人)
2016-08-30 11:52:57
世の中の問題のほとんどはモラルハザードによって起きる。年間70兆円の米国軍事予算の9割は必要のないものだ。必要のない軍事予算を執行すれば、モラルが壊れていく。だから、沖縄の自然も壊れる。

私は毎月年金を15万円もらっている。働かざる者食うべからずと思う。だから自分のモラルも壊れそうである。贅沢しないように心掛けている。

若い世帯は大変だと思う。我々老人は、子供、孫を育てた経験がある。自宅は広く余裕の空間がある。幼児の面倒を見る時間とスキルは多少ある。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49575
中国では生活革命が進行しているという。
これを応用すれば、託児問題が解決できる。
インターネットは需要と供給を結びつける働きがある。

近い将来、年金は運用の失敗もあって半減の予定だ。半分では食べていけない人は、働かなければならない。インターネットで草取りの依頼があれば、出かけていき小銭を稼ぐ。食事代くらいにはなるであろう。それよりも、働けば他人に合わせなければならない。頑固な爺と思われていたものが減少して社会のモラルも多少はよくなるかな。
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