life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

矜持

2004-11-08 23:59:59 | 【野球】大阪近鉄バファローズ
 分配ドラフト後の隈の言葉。
「ずっと近鉄でやってきて、愛着と誇りがある。それを(合併球団に)持っていけない。みんなで野球ができないのが辛い」(ニッカン)

 昨日の藤井寺での練習後の北川の言葉。
「誰1人として(合併球団に)望んでは行かないと思う。僕は礒部と違って強くは言えないけど…。煮え切らない思いは強い」(ニッカン)

 自分のチームを愛したが故の言葉だと思う。
 なのに、その愛情を否定するようなやり方に、誰がついて行けるものか。

 健太や大西や近藤の成長とか、宮本の復活とか、坂口や吉良や筧が一人前になっていく姿とか、水さんの渋い守備とか、ほかにもたくさん、ドキドキしながら見ていたかったよ。

 とりあえず、これから20人以上増やさなければならない楽天は、何を置いてもまず大村を獲れ。絶対に損はしない。
 当たり前だが基本的にはやっぱりどう見ても合併球団側がまるっきりいいとこ獲りなんで、言っちゃなんだが「最下位を免れるにはどうしたらいいか」ってとこから考えないと始まらんよ。あくまで「現段階の40人では」だけど。
 まあ、楽天を応援すると決まったわけでは全然ないけど。
 でも、合併球団にだけは負けてほしくないという気持ちが、正直なところないわけじゃない。もちろん、選手個人個人には頑張ってもらいたいけど……。無念を晴らしたいというか、あの合併は間違いだったと、いつか必ず後悔させてやりたいとやっぱり思ってしまう。吐き出したら毒はまだまだあるけど、やめておこう。

 選手はチームを誇りに思っている。そのチームを愛したことだけは、忘れないでいよう。

 それにしても、スポ紙の前情報がいかにあてにならないか、今更ながらによくわかった日だった。