life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

田臥、NBAへ

2004-11-02 23:59:59 | 【野球】大阪近鉄バファローズ
 背番号は1、というところがなんかかっこいい。
 ご多分に漏れずSLAM DUNKは読んだ(笑)が、NBAがどういう世界なのかは全然知らない。でも、何事にもはじめの一歩というやつがあるのは、野茂や三浦カズで経験してる。田臥本人のこれからの活躍も楽しみだし、田臥に続く選手がまた出てくるんじゃないかという夢も現実味を帯びてくる。
 頑張れ田臥。

 で「タイトルとカテゴリが合ってない」というツッコミの前に(笑)本題。



仙台

 ライブドアベースボール・小島暫定GMのブログにあった言葉。

「バファローズの野球は、僕らが仙台で継承します。」

 それだけで何もいらなかった。
 売名から始まったのかもしれなくても、負けるとわかっていたことであっても、何よりもそうして最初から最後まで牛ファンの方を向いていてくれたのは、この人たちだったから。
 権さんとか、石渡監督、石山&小野&山下和彦コーチも招聘するっていう記事を見た時は、本当に嬉しかった。
 これまでの堀江社長の手法のすべてを肯定するとは言わないけど、彼が初めに投じた一石は、泣き寝入りする以外にできることがちゃんとあると、確かに教えてくれた。
 願わくば、この気概を、本当に彼らが新規参入を認められるように持ち続けていてほしい。この試みに関わったいろんな人たちのためにも。

 だから、わかっていたことだけど、楽天に決定の報を見た時には何か、バファローズを2度失ったような気持ちになった。
 バファローズをバファローズのまま残す手段は、今度こそ本当にもう何もかもなくなってしまったんだな、と。

 今の仙台は、ファイターズが北海道に来ると決まった時と似たような状態なんだろうと思う。地元でも、先に手を挙げたライブドアを支持する声の方が高かったようだが、最終的には「プロ野球チームが地元に来る」ということには変わりはなく、そういった意味ではこれからファンになるかもしれない人々にとっては、究極の意味ではどちらでも構わないんだと思う。
 それは決して悪いことじゃないし、そうやって今後、たとえば四国にもチームが出来、南九州あたりにももう1チーム出来、というふうになっていくのであれば理想的なんだろう。
 でも、牛ファンの気持ちは、やっぱりそれだけでは何も解決しない。
 バファローズを残すには、その血を繋いでいくには、「今」でないと意味がないのだ。

 だからやっぱり、喪失感には変わりはない。
 簡単に希望なんか持てるわけない。

 「サヨナラ」なんて一言で片付けられるぐらいなら、こんなに荒んだりしませんよ。