デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



ワット・プラ・シー・サンペットにやってきた

ツーリスト・ポリスの二人に教えてもらったとおり、大きな三つのパゴダが近づいてきたので、ワット・プラ・シー・サンペットだとすぐ確認できた。
入場券売場の傍で、明らかに外国人観光客相手に手のひらに乗るくらいの木彫りの象の売りつけようとする男性がいたので声をかけられたら即断るつもりで、断るタイ語を頭で捻りだそうとした。
案の定、彼は私にも声をかけてきた。しかし木彫りの象を私に売ろうとするのではなく、英語で「これいくらですか?」と言って右手から出してきたのが日本の100玉数枚だった。
私「タイバーツで?」
彼「そう。両替するといくらですか?」
と私に訊くなり
「デンタク」
と言って彼の鞄から本当に電卓を取り出すではないか(笑)。
「お前、絶対日本語知ってるやろ!?」とツッコミたくなったが、日本人の私の性か、馬鹿正直に電卓をはじいて、
「500円だから、今のレートで155バーツ」
と教えた。
彼は「OK.Thank you.」と言ってそのまま去って行った。木彫りの象、売りつけるじゃないんかよ!と拍子抜けしたが、ひょっとすると彼は本当に100円玉を(チップか何かで)手にするのが初めてだったのかもしれない。しかし「デンタク」なんてなぁ…。


なにはともあれワット・プラ・シー・サンペット



3基の塔の存在感は大きかった






ワット・プラ・シー・サンペットの模型

これを見ると滅ぼされる前のアユッタヤーが空前の繁栄を誇っていたことが容易に想像できそうだった。それにしてもなんと例えていいか言葉が見つからない整然としたつくりに目を見張る。

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アユタヤー歴史公園内は特定の遺跡に
入場しなくとも散歩を楽しめそうな所だ。






自転車を押して橋を渡っているのは私だけだった(笑)









枝が絡み合っている二本の巨木があった。
お供え物もあり祈りの場となっているみたい。



くぐったら御利益ありそう(笑)くぐる人はいなかったが。



ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット

ウィハーン・プラ・モンコン・ボピットの外観に目を惹かれたがワット・プラ・シー・サンペットを優先した。

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おじさんにタイ語の発音や綴りを教えてもらった後、木造の気持ちよさそうな家があったので立ち寄ってみた。クンペーン・レジデンスという名前の木造家屋で、伝統的なアユタヤ形式の家屋だという。ネットで検索すればこちらこちらなどで、詳しく触れられている。


靴を脱いであがるのに戸惑う旅行者もいた



南国の気候に合わせたすごく気持ちよさそうな家だ



床もピカピカに磨き上げられている



少ししか居なかったが立ち寄ってよかった


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ムハマド・アリ氏死去(デイリースポーツ)

戦歴・実績(記録)でアリを凌駕しているボクサーは少なくないのだが、ムハマド・アリというキャラのインパクトは彼の現役時代を過去映像でしか知らない後世の私でも聞いたことがあるくらいだ。
ただ私としては、ローマ五輪でカシアス・クレイ(改宗前のアリの名)がボクシングで金メダルを獲得したのに帰国しても評価されるどころか金メダルを白人に提示してさえ不当な扱いを受けたことで、黒人差別が横たわっている現実に憤り、金メダルを川に投げ捨てたエピソードを聴く度に、悲痛なものを覚える。
アトランタ五輪で聖火リレーの最終走者を務めて以後、彼の心痛は幾許か緩和されたのだろうか。御冥福をお祈りします。

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象だ!

シーサンペット通りを北上していくと人を乗せた象が歩いているのが見えた。動物園やサーカスといった施設ではない屋外の生の象を見たのは初めてだった。


エレファント・キャンプ

きっと電話を受けたら象が出向くのだろう。現地で象に乗りたくなったらここに来るのもいいのかも。乗るにはそれなりの値がするのだろうが。


屋根の下で休める所があった。



タイ語の発音を教えてくれたおじさん

先に年配のおじさんがいたので、「コォートォー((呼びかけの)すいません)」と声をかけて「休憩」という単語を会話集の中から引っ張り出した。
おじさんが「どうぞ御遠慮なく」みたいに言ってくれたので、日本出発前から現地の人に出会ったらこれだけは言おうと思っていたお決まりの「日本から来ました」や「アユタヤ遺跡に興味があります」とかめちゃくちゃな発音のタイ語で語ったら、聞き取りにくそうだったけれども後者は理解してくれた。「日本」はタイ語でイープゥンと言うが、タイ語を書いて示すとおじさんが発音を教えてくれた。他の国のタイ語での発音も教えてもらえたときに、郵便局で絵葉書用の切手を買うつもりだったことを思い出した。「アメリカ」の綴りに自信なかったので訊ねたらサハラート・アメーリカーでアメリカ合衆国の意味になるがアメーリカーだけでも(郵便局)は気にしないだろうみたいなことも教えてもらえた。
実際のところは airmail Japan や airmail U.S.A で着くのであるが、私はもし旅行先から絵葉書を送れるのであればなるべく現地の言葉を少しでも使いたいと思っているのだ。
おじさんは親切に丁寧に教えてくれた。「コップン・カップ。パイラ(ありがとうございます。行きますね)」と言って自転車に跨った。おじさんが手を合わせて「サワッディ・カップ」とにこやかに言ってくれた。

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乗り合いタクシーのソンテオが追い抜いていった

このシーサンペット通りを北上するとアユタヤー王宮跡に行けるようなので、ひたすら自転車を走らす。


屋台に変身するバイクも追い抜いていく



普通に破壊された跡の仏塔が立っている

この画像を写したすぐ後ぐらいだったか、木陰に自転車を止め降り、念のために地図を広げてアユタヤー王宮跡の場所を確認していた。
するとバイクが二台停まり、男性と女性のツーリスト・ポリスが手を合わせて挨拶してきた。私も手を合わせてサワッディー・クラッと挨拶を返すと二人は英語で「道分かりますか?」と訊いてきた。ワット・プラ・シー・サンペットと王宮跡に行きたいのですと答えると、ツールスト・ポリスというより観光地にいるボランティアみたいなにこやかな口調で「このまま真っ直ぐ行くと、目印として大きな三つのパゴダが見えてきますので、そこまで行くと入口があります」と丁寧に教えてくれた。
コップン・クラッと感謝すると、二人ともよい旅を!と言い残しバイクで颯爽と去っていった。旅行者に対しなんて懇切丁寧なんだろうと心が温かくなる思いだった。

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