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 僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

日本の2階はヨーロッパでは1階と呼ぶそうで

2019年05月23日 | 旅行

このあいだ、イタリアに関する本を読んでいたら、

「イタリアでは日本の2階は1階と呼ばれるので注意しましょう」

ということが書かれていた。あ、そうだった~と思った。

最後にヨーロッパに行ったのは2008年のパリ旅行だったので、もうすっかり忘れてしまっていたが、イタリアだけではなく、フランスでも日本で言うところの「2階」が「1階」だったことを思い出した。

24年前に妻と2人でパリへ行った時、ホテルのフロントで部屋のキーをもらったら「300何番」という部屋番号が書いてあったので、てっきり3階だと思って、目の前に階段があったのでそこを上がり、3階の部屋番号を見ると200番台だった。「えっ? 300何番だったら3階じゃないの?」と不思議に思いながら一つ上の4階に上がったら、300番台の部屋が並んでいた。その時はわけがわからなかったが、後にフランスでは、日本の2階が1階と呼ばれることを知った。だからホテルの部屋が300何番だと、フランスではそれが日本で言う4階にある、というわけ。

では日本で言う1階のことは何と呼ぶのか? はっきり知らないが、まあ、地上階とか、グランドフロアのような呼び方をしているんでしょうね。

だからイタリアでも同じで、つまりヨーロッパではみんなそうなっているのだと思う。

例えばイタリアのスーパーで店の人に「トイレはどこですか?」と聞いて「2階にあります」と教えてもらったら、それは日本の3階のことなんですよね。2階に行ってトイレをいくら探しまわっても、絶対に見つかりませんで(笑)。

そう言えばスペイン・バルセロナのイングレスという百貨店に行った時、こんなことがあった。僕は靴が欲しかったので日本で言う2階の靴売り場へ行くと、大きな靴ばかりで足の小さな僕に合う靴がない。そこで売り場の人に、覚えたばかりのスペイン語でたどたどしく「ティエネ・マス・ペケーニョ?(もっと小さいのはありませんか?)」と聞いたら、店員さんは僕が東洋人っぽかったので、口では言わず、指を1本差しだして、そのあとその指を上に向けた。つまり1階上にある、ということだった。(ちなみにその階は赤ちゃん用品の売り場がメインで、そばに小さい靴の売り場がありました。なんのこっちゃ)。

また、そのあと別の人に、タックスフリーの事務所が何階にあるのかと聞いたら、その人は指を3本出して、下を示した。つまり3つ下、ということだったので、すぐに行くことができた。

言葉で何階と言わず、そんなふうに指を何本か出して「ここからいくつ上、あるいはいくつ下」というジェスチャーで示してもらったらわかりやすいですわね。

日本流の1階、2階が当たり前のように思っている僕たちですが、考えてみればそのほうが少しヘンかなと思ったりします。なぜなら「地下1階」と言いますよね。地上階からひとつ下が地下1階であるなら、地上階からひとつ上はヨーロッパ流の地上1階になるはずですよね。だから地上階は、数字で正確に表せば1階ではなく、ゼロ階ということになります。この「ゼロ」と「1」の区別がややこしいんですよね。

ところで、僕は以前、このブログにも書きましたが、ウオーキングのついでに、近くにある10階建ての大阪府営住宅の階段を最上階の10階まで歩いて上がることがあるのですが、一つの階を上がるのに14段の階段があります。

なので 僕は10階まで上ったんだから14段×10で、140段の階段を登ったものだとしばらくの間は思っていたんですよね。しかしある時ふと、その計算が間違っていたことに気がついたのです。最初に上がった所が2階だから、10階までは9回しか上がっていないわけで、それなら登った階段の数は、当初思っていた14段×10ではなく14段×9ですよね。いやまぁ、言い訳するわけじゃありませんが、物事をゼロからではなく1から数える癖がついているのでこんなことになるんでしょうか。イタリア人ならそんな間違いはしませんね~

今回「日本の2階はイタリアでは1階になります」 と書いてあったのを見て、数を数える時は常にゼロの存在を頭の中に入れておく、ということをその時に肝に銘じたことを思い出しました。

そういえば、松本清張の有名な小説に「ゼロの焦点」というのがありましたね。(なんの関係もあらしまへんがな)。おしまい。

 

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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昔々の (みゆき)
2019-05-23 17:46:36
学生時代に、英語の授業で「グラウンドフロア」習いましたよ!
ホテルには13階は無くて12階からいきなり14階になるってことも。
うわ~、なんだか懐かしい気分になりました。


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グラウンドフロア (のん)
2019-05-24 21:58:28

英語の授業で習われましたか? よく覚えておられますね~
グラウンド、と言うのですから「地面」なので、これだとわかり易いのですね。
僕らの感覚では、ひとつ上は「2階」ですけど、
グラウンドフロアをゼロとしたら、やっぱりひとつ上は1階かなぁ。
この話を元号に置き換えると、令和元年に生まれた赤ちゃんは令和10年になれば10歳?
…と、つい思ってしまいますが、9歳ですわね。
いやぁ、何だか頭がおかしくなりそう。
今回のブログも、書きながら、何度もわけがわからなくなりました。
ところで「13」は外国では忌み嫌われる数字ですから、13階はない?
ホント? ますます混乱してきましたわ(笑)
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