僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

キック ベース 鮮烈?デビュー

2012年05月22日 | モミィの成長日記

  
  いざ、キックベースの試合開始。 この中に、モミィがいます。
   (5月20日。 市内の中学校の校
庭で)


先月、モミィが小学校に入って間もなく、近所の女の子から、
地域のキックベースチームに入らないかと、誘われていた。
小学生の女の子たちだけで結成されているチームである。

桜が満開になった頃、そのチームの子どもたちや保護者、監督らが、
近くの公園でお花見をするので、来ませんか…とのお招きを受けた。

僕と妻とモミィの3人で公園へ行き、モミィは小学生の先輩たちに遊んでもらい、
僕たち夫婦は、監督、コーチらに「ぜひモミィちゃんをチームに!」と誘われた。

ビールを呼ばれながら、僕は妻と顔見合わせ、
「いいよね」 という感じで、お互いにうなずき合った。

ただ、モミィがチームに入るには、2つの問題があった。

チームは、毎週土曜日の午前中に小学校の校庭を借りて練習する。
土曜日の午前中といえば、モミィがスイミングへ通う時間帯だ。
まずこのスイミングを、別の曜日に変更しなければならない。

もうひとつの問題は、モミィはお世辞にも運動神経がいいとは言えず、
特にボールを投げたり蹴ったりというのは、まるで苦手な子なのである。
キックベースチームに入れてもらっても、チームの戦力になるかどうか…?

「まだ小学生になったばかりじゃないですか。大丈夫ですよ」
と、監督さんは、今年は新1年生のチームへの加入がゼロなので、
ぜひともモミィに入ってほしい…と、熱心に僕たちを口説いたのだった。

そういう経過で、結局、土曜日に通っていたスイミングを、
5月半ばから水曜日の夕方に変更することで調整がつき、
先週の土曜日、モミィは初めてキックベースの練習に参加した。


ところで、このキックベースだけど、ルールなど僕もよく知らなかった。

ウィキペディアには、こんなふうに説明されている。

ドッジボールと野球とサッカーが入り混じったようなスポーツである。

また、大阪市鶴見区のキックベース大会の動画があったので、
興味のある方は、どうぞご覧ください ↓

 http://www.youtube.com/watch?v=9nLNsh2VWeg

 

そして、いよいよ、先週土曜日の初練習の日が来たのである。

モミィが毎日通う小学校の校庭を借りて練習が行われるので、
僕はモミィを連れて行き、練習風景を見学させてもらった。

冷たい飲み物や折りたたみ椅子やテーブルなどが並び、
選手のお母さんたちが、何かとお世話をされている中で、
子どもたちと監督、コーチが運動場に出て、練習が始まった。

モミィはたったひとりの1年生なので、中でもひときわ小さく、
激しく走ったり、ボールを受けて投げ返したりする選手たちの間で、
まごまごしたり、コーチからマンツーマンで指導してもらったり…

遠くから見ても、結構楽しそうにしているのがわかる。
まあ、これなら長続きしそうだな~、と一安心した。

9時から12時まで、みっちりと練習が行われた。

モミィは、先輩女子に手を引かれ、何度も休憩に戻ってきた。
チームの女の子たちみんなが、モミィの世話をしてくれる。
「お茶、飲む…?」
「トイレに行きたくない…?」
と、女の子たちが、モミィを気遣ってくれていた。

こういう、年齢を超えた交流が、モミィにとってはきっとプラスになるだろう。
その経験を踏まえ、来年以降はモミィが年下の子を世話するようになる…

そんなことを想像すると、このチームに入れてよかった、と思う。

これで土曜日は、朝の9時からキックベースの練習日となった。
そして日曜日には、月に1~2回、いろいろな試合があるという。

火曜日はエレクトーン、水曜日はスイミングと隔週でエレクトーン、
木曜、金曜はダンス教室
…と「稽古事」でとても忙しくなってきたけれど、
当のモミィは全然嫌がらず、むしろこういう多忙を楽しんでいるみたいだ。

  ………………………………………………………………………

…そして、翌日、日曜日。
さっそく地域のキックベース大会があり、
モミィも「選手」として参加させてもらうことになった。

世話役の方から、前日に試合用のユニフォームと帽子などを届けてもらい、
日曜日の朝、僕はモミィとともに早朝から待ち合わせ場所に行き、
みんなで試合場である近くの中学校へ向かった。

試合用のユニフォームは6年間使うものである。
だから、モミィが着ると大きすぎて、ドレスのように長い。

それを見て、お母さんたちが、
「うちの子も、最初は“ドレス”でしたよ。懐かしいです~」
そう言って、ぶかぶかのユニフォーム姿のモミィに目を細めた。

試合場の〇〇中学の運動場には、さまざまなユニフォーム姿であふれていた。

開会式の入場行進でも、モミィは一番小さかった。
他のチームのお母さんたちも、モミィを見て、
「あの子、可愛いね~。まだ1年生やろね~」
と話しているのが聞こえた。

試合は地域のチーム対抗で、午前中は予選リーグ3試合が行われ、
午後から、予選順位による決勝トーナメントが行われる日程だ。
この1日で、なんと、6試合も戦うことになるのだ。
選手たちにも大変なスタミナが必要である。

モミィのチーム「ミ〇キー」は予選を2勝1敗で決勝トーナメントに進んだ。

その予選の試合で、一度だけ監督さんがモミィを「代打」で出してくれた。
相手チームの関係者や選手たちが 「ん…?」 という顔でモミィを見た。

プロ野球の試合に、急に子どもが打席に入ってきたような雰囲気である。

審判の合図を受け、モミィがボールを蹴った。
コロコロと、いちおうボールが前に転がった。

当然、1塁へ走らなければならないが、モミィはじっと立ったまま。
すると相手の監督さんが、「走るんだよ~」とモミィのそばへ行き、
一塁方向を指すのを見て、そうかという顔で走り出したがむろんアウト。

僕はお腹を抱えて笑ったが、他の人たちもみんな笑顔になり、
一瞬、試合の緊張がほぐれたようでもあった。

昨日、初めて練習に参加し、今日、いきなり試合デビューとは…

それだけではない。
午後からの決勝トーナメントで、このチームは連勝し、
ついに決勝戦まで進出したのである。

さらにそれだけではない。
決勝戦も、追いつ追われつの大激戦の末、
昨日、モミィが入ったばかりのこのチームが、
最後に逆転して7対6で勝ち、みごと優勝したのである。

ぱちぱちぱちぱち。

午後4時過ぎから行われた表彰式で、
チームに優勝旗とカップが手渡された。
そして、選手たちの首に金メダルがかけられた。

モミィにも、金メダルがかけられたのである。

昨日初めてチームに入って、
まだキックベースの 「いろは」 もよくわからないうちに、
地域の大会に参加し、しかも金メダルを授与されるとは…

なんとも、まあ、運のいい子である。

 

  
   試合開始前。 背番号7の小さな 「選手」 がモミィである。
   ひとり、ユニフォームが 「ドレス」 になっちゃってる~

 

  
  試合中はアウトカウントのパネルを持って、
  チームメイトを応援するモミィ。

 

  
   ついに試合にデビュー。
    ボールを蹴ったモミィ。 しかし蹴るだけで、走らない。

   相手チームの親切な監督さんが飛び出してきて、
   「一塁へ走るんやで~」
と言われ、
   あわてて走り出すモミィであった。  

 

   
    優勝の瞬間。 モミィ(右端)もベンチから飛び出して喜ぶ。

 

 

  
   優勝旗といっしょに記念撮影。 モミィも金メダルをかけてもらった。




 

 

 

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