先週の日曜日のこと。モミィのパパである長男が、モミィを連れてハーベストの丘というところへ遊びに行くというので、妻が「私も行くから、一緒に行きましょう」と僕を誘った。
「ハーベストの丘?…あぁ、前にも行ったところ?」
そういえばモミィはパパに2、3回そこへ連れて行ってもらい、妻もいっしょに行ったことがあった。でも僕は行かなかった。正直言って、子供の遊び場所というものにあまり興味がないのである。自分が連れて行かなければならない場合は別だけど、長男がモミィを連れて行くのだし、妻も行く。たまには僕も家の中で一人で、しのびやかに「お留守番」をしていたい。
「3人で行ってくれば? 僕は見たいビデオも溜まっているし、家にいるよ」
そう言うと、横にいた長男が、
「地ビールとかあるのに…」と言った。
「なに? 地ビール?」
「うん。ドイツ風の自家製ビールとか自家製ソーセージとかが沢山あるよ」
「う~む、ドイツ風地ビールと、ドイツ風ソーセージか」
僕はさっと立ち上がって出かける支度を始めた。我ながら単純である(笑)。
…というわけで、長男の車に乗り込んで約1時間。ハーベストの丘に着いた。
ここはどんなところかと言えば、花や緑や動物などの自然とふれあえる農業公園で、場所は大阪府堺市の南に位置している。
入り口で。
いいお天気に恵まれたハーベストの丘。
「甲子園球場の8倍」と銘打つ広々とした丘陵で、羊やウサギなどにエサをあげたり、乗馬のショーがあったり、パンやソーセージなどを作ったり、陶芸工房があったり、観覧車があったり、大きな芝滑りがあったり、野菜やイチゴやお芋などを収穫したり、地元の農産物直売所があったりと、バラエティに富んでいる。
「子供の遊び場所」とばかり思っていたけれど、広大な園内は自然に囲まれているので、大人がのんびり過ごすことができる、というのがなかなか良い。何でも自分の目で確かめてみなければ、わからないものだ。
さっそく、お昼前に広い食堂(…というか、フードコート)で、園内工房で作っているドイツ風のソーセージとビールを味わった。うまい!
ビールには3種類があって、注文するときに「どれになさいますか?」と尋ねられた。メニューを見ると…
すきやさかい
ほんまもんやさかい
こだわりやさかい
…という3種類があり、それぞれの写真が載っていた。「堺市」の「さかい」にひっかけた名前だろうけど、何のこっちゃ…よくわからない。「じゃ、“ほんまもんやさかい”をお願いします」とテキトーに注文したが、飲んでみると、このビール、コクがあって、ほんまに、おいしかった。
そのあと、小動物のいるスポットへ行き、モミィは羊にエサをあげた。
もともとモミィは大の怖がりで、向こうから犬が散歩に連れられて来るだけで、ピクッと緊張し、道の端に寄って恐る恐る犬の通り過ぎるのを待つような子である。だから羊にエサをあげるときも、用意されているスコップのようなものにエサを入れて、そのまま羊に食べさせる。横ではモミィより小さい子が、素手でエサをつかみ、直接羊の口の中に入れてやっている。モミィにもそうしたら…?と言ってみたが、むろん答えは「ノー」である。まあ、女の子だから怖がりでもいいんじゃない?と、妻も笑っているので、それはそれでいいのだけれどね。
やっぱり、ちょっとへっぴり腰…?
午後から、「パン作り教室」を予約しているとのことだった。これに要する時間は80分だ。長男とモミィの2人が「グルメ体験教室」に入って行ったので、僕は妻と喫茶・軽食の休憩所に入り、また地ビール…今度は「すきやさかい」を注文してのどを潤し、晴れ渡った空と自然の眺望を楽しみながら時間を過ごした。
「グルメ体験教室」で、いざ、パン作りに挑戦!
やがてパンを作り終えたモミィがやってきて、自分が作ったパンを嬉しそうに見せてくれた。どんな作りかたをしたのか知らないが、上手に作れている。「食べるのがもったいないね」と言うと、「えへへ~」と笑うモミィであった。これが、出来上がったパンの一つです。
なにしろ園内が広いので、歩いているだけで時間が経つ。そろそろ時間が来たので、地元の農産物直売所に寄り、いろいろな野菜を買って駐車場に戻った。
「お留守番」などと称して家にこもっているよりも、やはり外に出たほうが、はるかに気分爽快で、いいもんだなぁ、と改めて思った1日だった。
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昨日(22日)、小学校の終業式がありました。今日から春休みです。
モミィが無事に1年生を修了したことが、とても嬉しいです。
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