僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

日大悪質タックル事件 きょう加害者選手が会見 

2018年05月22日 | ニュース・時事

アメリカンフットボールの試合で日大の選手が関学大の選手を悪質なタックルで負傷させた問題が、驚くほど大きな社会問題となってきた。まあ、あの映像を毎日見せつけられていると、本当に背骨が折れそうで、死んでも不思議ではないようなえげつないタックルだったことが改めてわかる。

テレビでも先週から、西城秀樹さんの次にこの問題が取り上げられ、今週は、さらにこれがトップニュースに上がってきた。それまで姿を見せなかった日大の内田監督がやっと会見に応じたものの、自分が悪質タックルをした選手に「怪我をさせろ」と指示したことには一切触れなかった。都合の悪いことはごまかす、という態度がミエミエだった。

こういう態度に対して、昨日、被害を受けた関学大の選手の父親が怒りの会見をした様子が、今朝ほどのニュースで流れていた。さらに今日「悪質タックル」をした日大の選手(ネットには「宮川泰介」という名前も顏も出ている)が、会見を開くということになり、いったいこの騒ぎはどこまで広がるのかという様相を呈してきた。

ちなみに、昨日会見した被害者の父親・奥野康俊という人は、大阪維新の会に所属する現職の大阪市議会議員であり、バリバリの論客である。日大も、これはもう非常に手ごわい相手を敵に回すことになったといえる。

今日の宮川選手の会見は、午後にあるそうだが、日大側と一緒ではなく、個人として弁護士の同席のもとで行うとのこと。関係者の話では、宮川選手は今日の会見で、「悪質タックル」は、監督やコーチの指示の下でやった、ということを話す予定だという。いよいよ、日大の内田監督やコーチ陣、いや、日大という学校そのものにまで影響が及びそうな気配になってきた。

宮川選手にしても、あれだけ毎日毎日「悪質タックル」の映像が流され、ネットでは名前も顔写真も経歴も全部さらされ、日本中から非難を浴びることになってしまった。おまけにその家族まで世間から何やかやと言われたりする。これでは理不尽すぎる、ということで、今回、特に家族の強い意向で思い切って会見を開くということになったんだろうと思う。そうでないと、宮川選手は永久に「極悪人」のレッテルを張られ、その家族は「極悪人の家族」と後ろ指を指され続けることになる。

悪いのは監督、コーチ、そして監督を中心とした日大アメフト部の体質だということを日本中に知らせなければならない、という切迫した思いが、本人もそうだが、特に親や家族などにあったのだろう。自分たちの名誉のためにも、このまま、宮川選手が単独でやった悪質なプレーということで幕引きをさせるわけにはいかない、という強い決意があったに違いない。

宮川選手の会見で、監督・コーチが今回の事件の共犯(あるいは主犯?)であることが明らかになれば、被害者の父親である維新の会の大阪市議も、さらに勢いを得て、打倒日大アメフト部に全力を注ぐことになるだろう。

きょうの午後からの宮川選手の会見に注目したい。

 

 

 

 

 

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