僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

「105歳で世界新」…に思うこと

2015年10月06日 | ニュース・時事

「高齢者」というのは、公式には65歳以上の人なんだそうだ。

そして、今や4人に1人が「高齢者」ということである。
それというのも、団塊の世代(1947年~49年生)が全員、
65歳以上になったことで、これだけ高齢者が増えたわけだ。。

団塊の最後の世代の僕もその中に入っているので、ガク然となる。
ずっと若いつもりでいたのに、いつのまにか「高齢者」ですわん。

それと、100歳以上の人が6万人を超えたそうだ。

敬老の日が制定された1963年には、
100歳以上の老人と言うのは全国で153人だったというのに。
それが6万人超とは、ものすごい増え方である。ビックリ。


ところで、最近、その超高齢者の「快挙」があった。

京都市在住の宮崎秀吉(ひできち)さんという方。
この方は、1910年(明治43年)生まれの105歳である。

その105歳の男性が、先月、
京都で開催された「マスターズ陸上」の記録会に出場し、
100歳部門の100m競争と砲丸投げの2つで見事に優勝。
ギネス社から「世界最高齢の短距離競技者」の認定書を
受け取り、世界初の105歳以上の記録保持者となった 


  
  この様子をニュースでご覧になった方々も多いだろう。

 先日、その宮崎さんのインタビューをTVで見た。

「105歳になられてもこのパワーですが、秘訣はなんですか?」
との記者の質問に「ええっと、まずは健康ですね」という答え。
ま、元気の秘訣は健康…というのは、そのままですけど。

宮崎さんはそのあと、自分からこう切り出された。

「まず身体が健康でなければ何もできませんよね。
 その次は心です。心が健康でなければダメだから」

そして「もうひとつ大事なものがあります。何だかわかります?」
…と、今度は逆に記者に質問を投げかけたのだ。

記者が「え~っと、何でしょうね?」と尋ねると、
「それはねぇ、お金ですよ」…と宮崎さん。
「お金が大事なんですよ。でなければこんなこともできませんしね。

 私はねぇ、酒もタバコもやらず、ずっと貯金してきたんですよ」

はぁ…
身体の健康と心の健康と、貯金。
肝に銘じておきましょう。

まあ、それはそれとして…

こういうニュースを見ると、自分も頑張らなければ…と思う。
過去に自転車で日本全国を走ったり、フルマラソンを走ったり、
100キロマラソンや100キロウオークにも参加した経験があるので…。

そんなことを思うと、まだ自分もいけるのではないかと思うのである。
しかも
宮崎さんが陸上を始めたのは92歳の時からだという。

 やる気さえあれば、まだまだできる! と血が騒いだりする。

しかし…である。

ある医師がコラムで「『スーパー老人』情報の害悪」
というタイトルで、こんな文章を書かれていました。

「80代や90代でも元気な“スーパー老人”の活躍が、
メディアでよく取り上げられる。(中略)
そして、確かにこういうスーパー老人の活躍は、
すでに老いている人の励みにもなる。ただし…
スーパー老人
は、基本的に生まれ持った体質が頑強な、

運のいい人々である。それを努力次第で、だれでも同じように
長生きできるかのような錯覚を与えては、逆効果であろう」

…というようなことを書いておられた。
マスコミが「努力すればできる」的なノリで報じるからだろう。
(まあ105歳となると、これはもう別格でしょうけどね)

この医師が言わんとしていることは、何となくわかる。

いくら健康に注意していても、60代で寝たきりになったり、
認知症になる人も多く、障害や機能低下に苦しむ人も沢山いる。

僕自身も最近、太腿を痛めたり、ふくらはぎに肉離れを起こしたり。
元々、心房細動の持病を持っていたり、耳鳴りに悩まされていたり…。

それでも、こういうニュースを見ると刺激され、血が騒ぎ、
もう一度、フルマラソンの練習をすれば完走できるかも?

な~んてことをふと思ったりする。

105歳で…とは、とても思わないが、70代くらいなら、
何とかなるのではないか…などと思うのである。
この手のニュースに接すると、いつもそう思う。

無理をするのは身体に悪いよ~…ということは、
自分では十分にわかっているつもりなんですが…。

 

 

 

 

 

コメント
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