僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

村上春樹とノーベル賞

2015年10月09日 | ニュース・時事

連日、ノーベル賞の話題で持ちきりですね。

中でも驚いたのは、ノーベル医学生理学賞を受賞した
北里大学の大村特別栄誉教授のことである。

大村さんたちによって開発された治療薬は、
アフリカなどで熱帯病による失明の危険から、
実に何億人という数の人々を救ってきたという。

これほどまでに偉大な功績を上げて来た人なのに、
そのことをマスコミはほとんど報道していなかった。
テレビニュースでも、キャスターやコメンテーターが、
「まったく存じ上げなかったですね~」などと言っていた。

ノーベル賞に輝いたとたんに、過熱なほどの報道をしているが、
賞がなければ、今後もスポットを浴びることはなかったのではないか。

本当に、行き当たりバッタリの報道が多いマスコミである。


さて、そのノーベル賞と言えば…
3年前から、毎回村上春樹さんが文学賞の有力候補に挙げられ、
今回もまた、発表前からマスコミが大騒ぎしていた。

僕も去年の10月10日のブログで、
「村上さん、3度目の正直ならず」の話題を取り上げた。

昨日はノーベル文学賞の発表の日で注目していたが、
今年もまた、村上さんは受賞を逃してしまった。

4度目の正直もならなかったわけですけど…

村上春樹さんがプロ野球のヤクルトファンであることは、
昔から彼の小説やエッセイを愛読してきたので知っていた。

~神宮球場の外野の芝生席でヤクルトの試合を見ているとき、
 ふと『小説を書いてみよう』と思ったのが作家へのスタートだった~

…という意味のことを、
何かのエッセイ(題名は忘れた)に書かれていたのを読み、
「へぇ、そうだったんだ」と印象深かったのを覚えている。

そして、今シーズン、そのヤクルトがリーグ優勝したものだから、
マスコミはそれにひっかけて「今年は取れそうです!」
と、さかんに盛り上げていたけれど、結局ダメだった。

まあ、前述の大村教授のように、
ノーベル賞に輝いて初めて脚光を浴びる人と違い、
村上さんは、ノーベル賞を受けようが受けまいが、
これまで充分読者の心を満たしてきてくれたわけだから、
別に取れなくてもいいんじゃないか…と僕は思っている。
ご本人も、毎年騒がれて迷惑しておられるかも知れない。

まぁ、取ればまた全国の本屋さんでお祭り騒ぎになり、
村上さんの本が、またまた爆発的に売れるんでしょうけどね。


村上春樹さんと言えば、これまで何度か書いてきたことですが…

自分との共通点が、とても多いのです。

村上さんと僕は、誕生日が3日違いの同い年。
生まれた場所が、村上さんも僕も同じ京都市内。
兄弟姉妹が全くいない一人っ子…というのも同じ。

血液型がA型で、これもまた同じ。
村上さんは「私は山羊座・A型の呪われた血…」
な~んてことを、どこかで書いていましたけど…。

村上さんは早稲田大学在学中に学生結婚をした。
僕も同じく学生の時に結婚した。

でもまあ、妻と知り合ったのはむろん早稲田大学ではない。
大阪の真田山付近にある早稲田速記学校というところだった。
この「早稲田」という名前だけは一緒なんですよね~(笑)
(ちなみに真田山は来年のNHK大河「真田丸」の舞台です)

村上さんも僕もマラソン大会を走る市民ランナーだったけど、
村上さんが初の海外マラソンを走ったのが、34歳の時だった。
僕も、初めて海外のマラソンを走ったのが、34歳の時だった。


…とまあ、僕と村上さんは共通点がとても多いのですけれど、
「文学的才能」だけが全く共通していないのが残念です(笑)

僕の場合は、最近、物忘れやうっかりミスがとても多くなり、
これまでしたことのないような間違い・勘違いも増えてきました。

この調子で行けば「脳減る賞」の候補には、なるかも知れません。

 

 

 

 

コメント (6)
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