goo blog サービス終了のお知らせ 

 僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

要するに僕は…

2012年06月20日 | 雑記

モミィが小学校へ行き始めてから、幼稚園への送り迎えがなくなった分、
ますます自由な時間が増え、あれもしよう、これもしようと思いながら、
いろんなことに手を染めてはいるけれど、どれも中途半端なままである。

けだし僕は、欲張りなのだろう。
それに、コツコツと継続することが苦手でもある。

ひとつのことを始めても、すぐに別のことがしたくなる。

こんなことでは、実を結ぶものも結ばないよね~

因果な性格、というほかない。

だから、テレビなどで 「その道一筋に生きる」 という人を見ると、
文句なしに敬服し、自分の生き方は間違っていたように感じてしまう。

でもなぁ…
いろんなことをやりたい、やろうと思うのは、いいことじゃないか?
…と、たまには自己弁護をして気分を良くしようとするのだけれど。

この間、ある本を読んでいたら、こんな格言に出くわした。

怠け者は いつも何かをしたがっている


が ~~~~~~~~ ん。

要するに、僕は怠け者…ということなんだ。  ぐすん 。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

難しすぎる~ 子供の名前

2012年06月11日 | 雑記

モミィが病気になってから6日目になるが、まだ症状は完治せず、
今日も学校を休ませることになった。

熱は昨日、38度台から7度台まで下がり、寝るときは6度台にまでなった。
しかし、口の中にヘルペスができているので物を口に入れると痛がり、
また、元々のアレルギー性皮膚炎なので、熱で風呂に入れないこともあり、
あちらこちらがたまらなく痒いようだ。
しかし、これでも一時に比べたら落ち着いてきたようだ。
口の中さえ治ってくれたら、もう大丈夫だと思うのだけれど…

………………………………………………………………………………

話題をコロッと変えます。

最近の子供の名前が読めなくなってきている…とよく言われますが、

モミィの幼稚園と小学校の園児、児童のクラス名簿をサッと眺めると、
確かに男の子も女の子も、大半がふり仮名がなければ読めない名前。

ここでそれらの実名を挙げるのはさすがに控えますが、
手元の、ある資料から、読めない名前をピックアップしてみた。

長女が「詩麻(しいま)」で次女が「芹華(せりか)」の姉妹。
兄妹では「一石(いっせき)」と「二鳥」(にちょう)というのもあった。

「今人(いまじん)」って、ジョン・レノンか~。

「映月(えるな)」は、月をルナと読むわけ?
「風月姫(ふづき)」って最後の「姫」はいらんのでは…
「来来(らら)」となれば、パンダの名前と間違えられそうだ。

ある新聞の「お誕生日おめでとうコーナー」にも、読めない名前が多かった。

笑凪(女)、魁壱(男)、麗旺(男)、緒海(女)、榛崇(男)、発行力(男)…。

僕には、どれも読めませ~ん。

また、こんなのも。

一(ユニカ。男)、良恵那(りべか)、久怜愛(クレア)、海飛(カイト)。

雲(くも)、不思議(はてな)、風里(ふわり)、樹哉(じゅや)、緋色(ヒーロー)。

ある市の広報には、「森まりも」と「武藤とむ」という名が載っていた。
回文になっている。つまり、下から読んでも「もりまりも」「むとうとむ」。
これはまあ、まだしゃれた部分が感じられますけどね…

来音(ライオン)くんってなぁ。 大きくなって親を恨むのでは…

「大王」と書いてひろお、と読むらしい。
「万富」と書いて、かずよしと読むらしいが、読めるのか? ほんとに。

一輝男(かずきお)って、なんで「一輝」じゃだめなんだろうと思います。
明美子(あけみこ)という子もいたけれど、どうしても「子」がつけたかった?

そのほかにも、
未来乃(みらの)ちゃん。母親はブランド狂い?
石(いし)くん。名づけた父は墓石屋さんだったそうだ。

最近は、漢字を英語読みするのが流行っているそうです。
「未来」と書いて、「みらい」「みき」ではなく、「フューチャー」と読むらしい。
そういえば、「明日」と書いてトモロウと読む子もいたようだ。
「飛躍」と書いて、「ジャンプ」とかもいたよ。
「真珠子」は「パールコ」。 留子は「ルーシー」…… 

やれやれ…

そして、愉快くんという名前。
ズバリ快活そうな名前だけれど、お葬式とかは出にくいよね。
「愉快さんが弔問に来てくれました」 とは、なかなか言いにくいもんね。

ちなみに、わが家の2軒隣に、1歳半ぐらいの可愛い男の子がいる。
いつもママに付き添われて、そのへんを散歩している。
みんなが 「とらちゃん」と 呼んでいるのだが、正式な名前は知らない。
まさか、柴又の寅さんの寅次郎ではないだろう。

で、その「とらちゃん」の姉(小学5年)とモミィは一緒に登校するので、
あるとき、
妻がその女の子に 「とらちゃんって、どんな名前なの?」 聞いたら、
女の子は 「とらま」 と、うつむいてボソボソと言った。

「へぇ、とらま君ねぇ。字はどう書くのかなぁ?」 と妻が再び尋ねると、
女の子は 「あのな、漢字は難しいねん」 と言いながら、歩いていった。

「とらま」…。
どんな漢字なのか?
興味、あるなぁ。

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホルムズ海峡砂景色

2012年02月23日 | 雑記

いきなり国際情勢で恐縮ですが、イランの核開発をめぐり緊張が続いています。
イランは、欧米諸国の制裁に対して、ホルムズ海峡を封鎖すると脅しています。

ホルムズ海峡は原油輸送の大動脈であるところから、
最近にわかにこの場所が注目を浴び始めたことはご承知のとおりです。
わが日本国にとっても、原油が入ってこなくなると天下の一大事です。
今やホルムズ海峡という名を知らない人はないと言ってもいいほどです。

ところで、3日前の20日にあるお方から、
「ホルムズ海峡砂景色」という歌の存在を教えてもらいました。
言うまでもなく「津軽海峡冬景色」の替え歌ですが、
かつて中近東に赴任するビジネスマンの間で歌われていたそうです。
日本から遠く離れた砂漠の国での勤めを嘆いた替え歌だった…とか。

それが、ホルムズ海峡が一躍注目を浴び始めた昨今、
その替え歌が息を吹き返し、静かな人気を呼んでいるそうです。

元歌の「津軽海峡冬景色」は、僕の大好きな歌のひとつです。
誰もが口ずさむ歌だと思いますが、一応ここへ出しておきます。

上野発の夜行列車 おりた時から
青森駅は 雪の中
北へ帰る人の群れは 誰も無口で
海鳴りだけを きいている
私もひとり 連絡船に乗り
こごえそうな鴎見つめ泣いていました
ああ 津軽海峡冬景色

ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと
見知らぬ人が 指をさす
息でくもる窓のガラス ふいてみたけど
はるかにかすみ 見えるだけ
さよならあなた 私は帰ります
風の音が胸をゆする 泣けとばかりに
ああ 津軽海峡冬景色

さよならあなた 私は帰ります
風の音が胸をゆする 泣けとばかりに
ああ 津軽海峡冬景色
         (東京音楽出版)

そして、3日前に教えてもらったその替え歌というのは…

~ ホルムズ海峡砂景色 ~

成田発の夜行飛行機 おりた時から
アブダビ空港は 砂の中
南へ下る人の群れは 誰も無口で
砂鳴りだけを きいている
私も一人 ひたいに汗して
つまらなそうなラクダ見つめ 泣いていました
ああ ホルムズ海峡砂景色

ごらんあれがオマーン岬 北のはずれと
見知らぬ人が指をさす
砂で曇る窓のガラス ふいてみたけど
下には砂漠が 見えるだけ
さよならアラブ 私は帰ります
砂の音が胸をゆする 泣けとばかりに
ああ ホルムズ海峡砂景色

…というものなのだそうです。

さて、話は「替え歌」から「元歌」に変わります。

この石川さゆりが歌う「津軽海峡冬景色」は、
日本の演歌史の中でも屈指の名曲ですよね。
作詞が阿久悠で、作曲が三木たかし。
 
ある資料によると、石川さゆりはNHKの紅白歌合戦で、
この曲をこれまで6回歌っており、うち3回がトリでの歌唱。
紅組で、同じ曲でのトリの回数では最多記録なんだそうです。

いかに人々に愛された歌かということがわかりますよね。

僕は3年前、2009年(平成21年)の3月末に定年退職し、
フリーの身となった4月に、妻と東北旅行に出かけました。

青春18切符で大阪から列車を乗り継いで4日目に青森に着きました。
そのとき、つい「ああ 津軽海峡冬景色」と口ずさんでしまいました。

そして「津軽海峡冬景色」の歌碑があると聞き、歩いて行きました。

旅の様子は、当時のブログに詳しく書いています。

http://blog.goo.ne.jp/non-ap/e/393fdf83d73e3a4f0c8acbe14b2fdfe9


これらは、その時に撮影した写真です。 



  

 

 

 

 



 ………………………………………………………………………


さて、20日に替え歌「ホルムズ海峡砂景色」の歌詞を送ってもらい、
ひとしきり笑わせてもらったあとに、実は不思議なことがありました。

翌21日の夜のことです。
僕はある知人の方に「こんな替え歌を教えてもらいました」と、
「ホルムズ海峡砂景色」の歌詞を書いたメールを送りました。
すると、その翌日のこと。
早朝に起きた僕は、パソコンを開け、自分のブログを見たら、
パソコン画面の右側のコメント一覧の一番上に、
Unknown という匿名の方からのコメントが入っていました。
(今もその欄を見ていただいたらわかると思いますが…)

その匿名の方は、なんと3年前の青森へ行った時のことを書いたブログに、
コメントを寄せていただいていたのでした。これにはびっくりしました。
「津軽海峡冬景色」の歌碑の写真も載せた、先ほど紹介したブログです。

「ホルムズ海峡砂景色」のことを知人の方にメールしたとたん、
3年前の「津軽海峡冬景色」を書いた自分のブログへコメントが入る…。
なんというタイミング。これって、偶然…?

メールを送った相手の人がくれたコメントではありません。
僕がその人にメールを送ったのが21日の午後9時54分。
コメントがブログに投稿された時間は午後9時53分でした。
わずか1分違いでしたが、それもまた不思議な気がします。

Unknown さんがどなたなのか、まったく見当がつきませんが、
コメントの中身を読んでみますと、

「青森駅周辺にセブンイレブンはどれくらいありますか?
 青森でセブンイレブンによりましたか? 」
…という、ひっくり返りそうなコメント内容でした。

単に通りすがりの冷やかしコメントなのかなぁ、とも思いますし、
普段だったら無視するか、削除するかのどちらかですけれど、

それにしては、あまりにもタイミングが良すぎるというか、
偶然なのか、ちょっと気になったわけです。

Unknown さんは、なぜ3年前の津軽海峡のブログにコメントを、
それも、このタイミングに、しかも「セブンイレブンありますか?」
な~んて意味不明なコメント送ってこられたのか…?
青森のセブンイレブンの数なんか、知らんっちゅーねん(笑)

摩訶不思議な話である。

Unknown さん。
もし、これをお読みでしたら、何とか言ってくださいな。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勘違いや思い込みの数々

2011年11月03日 | 雑記

ある言葉に対して、勘違いしたり、何かと混同したり、
字の読み方を間違っていたり、歌の意味を誤解していたり…

よく言われるのが童謡の、
♪ うさぎ追いしかの山~ を「ウサギ美味しいかの山」と勘違い。
♪ 夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われて見たのは…、
を「追われて見たのは」と思い、トンボに追われている歌と勘違い。

そんな思い込みや勘違いはよくありますよね。

2、3日前、モミィが妻と一緒に「アルプス一万尺」を、
はしゃぎながら踊って歌っているのを聞いていたら…

 ♪ アルプス一万尺 こやぎの上で~
   アルペン踊りをさあ踊りましょ

と僕の耳には聞こえた。
「こやぎの上で…?」と僕がモミィに確かめると、
「違うで、お屋根の上でって言ったんやで」とモミィ。
「お屋根の上で…? そんなとこで踊ったら、天井抜けるがな」と僕。
「ほんなら、こやぎの上か…?」とモミィ。
「こやぎさんの上で踊れるかいな。スズメやあるまいし」と僕。
「なら、何の上やのん…?」とモミィ。
「オヤリと聞いたことあるけど、はっきり知らん」と無責任な僕。
すると横から妻が、「正解はコヤリの上よ」と言った。
(これをヨコヤリを入れる……とは、言いません言いません)

歌はよく聞くのだけれど、どこの上で踊りましょう…
と言っているのか、僕はこのときまで、知らなかった。
コヤリとは槍ヶ岳の頂上にある小さな山のことだそうだ。

な~んだ、日本の歌なのか。アルプスというから、
てっきりスイスかどこかの国の歌かと思っていたのに。
初めて知ったショーゲキの事実だぞぉ
。 
 
以前コメントをいただいていたじゃいさんという方は、
「若干名募集」を見て、若い人を千名も募集している!
なんとまあ景気のいい会社だろう、と思ったそうである。

僕も若い頃、道を歩いていると「月極駐車場」という札を見て、
それがあちらにもこちらにもあるので不思議に思ったものである。
月極(げっきょく)という会社は沢山の駐車場を持っているんだなぁ~と。

同じような話で、新聞の投稿欄などで、「匿名希望」というのがある。
高校のとき、これを匿名希望さんという名前だと思い込んでいた友だちがいた。
「この人って、沢山のことをいろんな新聞・雑誌に書いているなぁ」と思ったそうな。

他にも、さまざまな人たちの「思い込み・勘違い」の話がある。

テレビのニュースを聞いていて、かつてこんな思い込みをしたという話。

「台風一過」を、大人になるまで「台風一家」だと思っていたという話。
「汚職事件」というのは、「お食事券」を配って捕まるニュースだと思った話。
「日清戦争」というのは、ラーメンを巡る戦争だと子どものころ思っていた話。
「非行少年」を「飛行少年」と思い込み、空を飛べる少年がうらやましかった話。

また、こんな勘違い・思い込みも。

宮本武蔵の「五輪書」を、オリンピックの本だと思った高校生。
「極道」を空手に似た格闘技の一種だと思っていた中学生。
「神のみぞ知る」と言われ、「神のみそ汁…?」と首をかしげた人。
スカーレット・オハラと聞き、小原庄助の親戚だと思い込んだ人。
聖徳太子を「せいとくたいこ」と読んでいた小学4年生の男の子。

まあ、このほかにも、いろいろ面白いのがあります。

再び僕自身の経験を書くと…

自転車旅行で金沢へ行った時、その日はユースホステルに泊まろうと思い、
兼六園の中で、ベンチで談笑していた中高年の男性たちにその場所を尋ねた。
そのうちの一人の方が、丁寧に道順を教えてくれた。
そのとき、その人は、何度も何度も、ユースホステルのことを、
ユースホステス、ユースホステスと繰り返し、言っていた。

ついでに言えば、僕はずっと「天津甘栗」を「あまつあまぐり」と読んでいた。
「きくらげ」を大人になっても黄色いくらげだと思い、なぜ黒いのか不思議だった。
「鯛の尾頭つき」を「鯛のお頭つき」と思い、頭だけついているものと思っていた。

ということで…
続きはまた次の機会に書きます。

ではみなさま、今日は文化の日です。

良い1日を!

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私は古畑○三郎です~

2011年02月11日 | 雑記

先日、何年ぶりかにコメント欄で言葉を交わしたたまごさんから、改めてパソコンにメールをいただいた。 「今、どこかでブログをされているなら教えてください」 と僕がコメント欄でお願いしたので、それに対するお返事と、近況の報告をメールで送ってくださったのだ。

ブログは現在はされていない…ということだった。 以前のたまごさんのブログには共感するところが多く、楽しく読ませてもらっていたので、ちょっと残念なことだったけど。

でも、それより何より、今は雪で大変 … と書いておられた。 北海道在住のたまごさんは今年1月6日の仕事始め以来、家でも会社でも、ず~っと除雪してばかりです、とのことだった。 とにかく雪を除くことが先決で、とても仕事どころではない、ということなのでしょうね。 

連日テレビなどで、北海道、東北をはじめ日本海側の大雪が、住民の人たちに甚大な影響を与えている様子が報じられているが、実際にたまごさんからそういうお話をうかがうと、雪の被害に遭ったことのない僕などでも、その状況が現実味を帯びて胸に伝わってくる。

雪には縁の薄い大阪でも、きょうの祭日の天気予報は 「雪」 である。 ということは、北のほうはもっと降るのだろうな… と気になるところだ。 除雪…という作業はものすごく体力を消耗するみたいだし、危険も伴いそうだ。さらに、いくら苦労して除雪しても、また雪が降る。 また除雪する。 また雪が積もる。 それを際限なく繰り返す作業は、まるで 「シシュフォスの神話」 のようで、体力はもとより、精神力が萎えてしまいそうで、僕などは想像するだけで身が縮む。 雪国の方々が我慢強く、心身とも逞しいのも、むべなるかな、である。

たまごさんのメールには、最近、廃線跡を歩くことに興味を持っている、ということも書いておられた。 石炭で栄えた北海道の街の多くは、今は往時の面影なく寂れているが、かつてそこに人々の生活があり、駅があり、線路があり…ということで、この栄えていた頃の街を思い浮かべるのがたまらない醍醐味です…ということだった。

そんなところが、また、たまごさんらしいなぁ…と思った。

  ………………………………………………………………………………………

さて、話はコロッと変わります。

この 「のん日記」 の以前にやっていたブログでは、今のようにプロフィール欄に自分の写真を載せる、なんてことはしていませんでした。 
では何を載せていたか…? 
それは、僕の 「肖像画」 だったのです。 (なに、それ…?)。 

…さて、お立会い。

その肖像画を描いてくれたのが、ほかでもない、たまごさんだったのです。

どんなものか…というと、これです。

           

     

 

あはは。
これが僕に似ているかって…? そのへんは、突っ込まないでください。

僕のかつての職業が地方公務員…というのは仮の姿で、実は、秘密探偵だったのです。 もつれた謎を解きます。 もつれた問題でお悩みの方はご相談ください。 ま、それはいいのですが、ところで、この絵は誰かに似ていますね~。

以前のテレビドラマ 「古畑任三郎」 を想起させるシルエットです。
たまごさんも、器用な方ですね。 こんな絵がパソコンで描けるなんて。

僕も一時期、このドラマにハマっていたことがあります。
再放送をするたびに、同じものを何度見たことでしょうか。

このドラマにあこがれて、僕もブログ上で、刑事…とまではいかないのですが、私立探偵に成りすまそうと思いました。 そして、たまごさんの描かれたこの絵を自分のプロフィールの 「顔」 にさせてもらったというわけです。 むろん、許可を得ましたよ。

たまごさん。 その節はお世話になり、ありがとうございました。

そして、またまたお立会い。

僕の昔のブログ名は、古畑チン三郎 でした。 

…と書けば、何人の人が信じてくれるでしょうか…?

すみません。
今日は紀元節という厳粛な国民の祝日でしたね。
あ、建国記念の日か…?

あまり不謹チンなことを書くことは控えなければね~。 はい。


*…と書き終えて、いま窓を開けて見たら、雪が降っています。
    家や車の屋根などがすでに白くなっています。
    雪が積もっている風景を見るのは、僕はこの冬はじめてです。
  

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はこだけの女 (ひと) へ

2011年02月08日 | 雑記

届いた贈り物の箱の中には、何も入っていなかった…
という前回のブログの続きです。

空っぽの箱の中には、「笑い」 というクスリが入っていました…
…と、「送り主」 のじゃいさんが、今日のコメントで書いてくださいました。

「病気を治すのは薬よりも  『クスリ』  と笑う心のゆとり」 ということで…。
な~るほどねぇ。

そうでしたね。 あのとき、はこだけの女 (ひと) → じゃいさんは、
「何があっても笑うことを忘れずにいれば、自然に物事は良い方向へ向うものです。
 笑いは、万病に効く薬です」
と書いてくれましたね。
ホント、笑いを忘れると、際限なく落ち込んでいきますものね。

そういえば当時、僕は体調が最悪だったんですよね。 気持ちも塞ぎ気味でした。
それを励ましてくれるために、「はこだけ」 を送っていただいた…
涙が出るほどうれしい話です (泣いてはダメなんだ。 笑わなければ)

大阪から千キロ近く離れたところから 「はこだけ」 がはるばるやってきた…
…というのはにわかには信じ難いことで、すごいことやるなぁ~と思いました。
大胆素敵…という四字熟語 (?) が浮かびました。

箱を開けたとたん、絶句しました。
これが6月5日のことですから、1月遅れの 「端午の絶句」 …でした。

しばし絶句したあと、アゴが外れるほど、お腹がよじれるほど、大笑いしました。

それにしても、こういう贈り物をもらった人って、
日本中どこを探してもいないのでは…と思いますね~ 

今後、浦島太郎の 「玉手箱」、ギリシャ神話の 「パンドラの箱」 と並び、
「世界3大箱」 として、「はこだけのはこ」 が語り継がれることを祈るばかりです。

あの時、実は、何かお返しをするためにあなたに会いに行きます…
…と、メールに書いて送ろうと思いました。
そして…自分の服だけ送り、「はるばるきたぜ ふくだけ」 とやろうかなと。
そのココロは … あなたにふく (福) が訪れますように…。
でも、なんだか二番煎じだし、あまり面白くないな~と思い、やめました(笑)。

それにしても、久しぶりに読ませてもらいましたが、回文は相変わらず見事ですね。
久しぶりといえば、うめももさんの名前も出ましたが、お元気そうで何よりでした。

笑うことと共に、過去をなつかしむことも、心身の健康にいいそうですね。
心なしか、ここ数日、気持ちのよい時間が流れているように感じます。

また、じゃいさんに関する逸話のあれこれ、思い出して書いてみたいと思います。

ありがとうございました。


 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

は~るばる来たぜ ♪

2011年02月06日 | 雑記

いつだったか、ちょっと変わった餞別をいただいた話をブログに書いた。 大学卒業後はじめて就職した某百貨店を辞めるとき、元美容師さんだったというピアノ売り場の女性に、売り場の隅っこの物置の中で、立ったまま散髪をしてもらった。 「これが私の餞別よ」。 そんな話だった。

今日は、餞別ではないが、ちょっと変わった贈り物をいただいた話をしたい。

いや、これは、ちょっと…どころか、メチャメチャ変わった贈り物だった。

贈ってくれた人は、女性である。 僕よりおよそ20歳ほど若い人で、まあ、こういってはナンだけど、ガールフレンドなのです。 えへへ~ 。  

彼女のことを、仮に Y さんと
呼んでおこう。

今を遡ること約3年半前。 2007年6月のことである。 この話は、「のん日記」 以前にやっていたブログで一度書いたことがあるので、日付をはっきり示すことができる。 当時はもちろんまだ現役で仕事をしていた頃である。

その2007年6月5日火曜日の午後。 職場に一個の速達の郵便物が、僕宛に届いた。 A4版より少し大きめの封筒の中に、何か平べったい紙箱らしきものが入っているようだった。 差出人を見ると、封筒の下部には有名な企業名が印刷されていたが、個人名はない。 でも、企業名を見て、僕にはそれが誰なのか、すぐにわかった。 Y さんに違いない。 

それにしても、わざわざ速達とは…。
中身はなんだろう、ワクワク。
興味深々で封筒を開けた。

これが、その封筒と、中に入っていた箱である。   

                  

  


箱を取り出した。 意外に軽い。

箱のフタを開けた。 すると、そこには…

????????????????????

箱の中には何も入っていなかった。


 

そして…
箱の底に、何やら書かれた紙が貼ってあった。


  

                   ↓


     

 
が~~~~~~~~~~~~~~~~ん。

本当に、ほかに何も入っておらず、これだけだったのだ。
しかも、速達である。 シャレもここまで来れば哲学的と言わなければならない。

「色即是空」 。
現世の全ては空(くう)である…
この贈り物は、そんな暗喩かな~と思ったりもした (考え過ぎやろ)。

ともあれ、それ以後、僕は彼女のことをこう呼ぶことにした。

「はこだけの女 (ひと)」 。

  ………………………………………………………………………………………………

これは本当の話です。 以前のブログでこれを書いたとき、「作り話じゃないの?」 というコメントをもらったりしましたが、これは100パーセント本当であり、捏造ではありません。  いくら大阪に住んでいるからといって、大阪地検と一緒にしないくださいね。

それにしても、まぁ Y さんのユーモアには脱帽でした。 同じ北島三郎のネタでも、
「あ、向こうから電車がキタ…ジマサブロー」 な~んて言ってるようじゃダメですね。

その Y さんから来たメッセージは、

先日は、職場へ突然 「はこだけ」 を送り、大変失礼致しました。
空っぽの箱を見て
「なんでや!」
「嫌でんな!」
なんでや いやでんな
などとご立腹されず、笑って頂けてよかったです

…というものでした。
「なんでや いやでんな」 は上から読んでも下から読んでも同じ … という回文で、ここでも Y さんのセンスの一端がうかがえます。

最後に、僕は 「函館の女(ひと)」 の替え歌を送りました。

元の歌は… ↓

 ♪ はるばるきたぜ 函館へ~
   逆巻く波を のりこえて
   あとは追うなと 云いながら 
   うしろ姿で 泣いてた君を
   思い出すたび 逢いたくて
   とてもがまんが~ できなかったよ~  ♪


僕が作った替え歌は… ↓
  
 ♪ 中身はカラだぜ 箱だけ~
   逆立つ髪を なだめつけ
   何も乞うなと 云いながら
   箱を抱きしめ 泣いてた俺は
   思い出すたび 開けてみる
   やっぱり中身が~ ほしかったよ~  ♪


では、みなさま、どうか良い日曜日でありますように…

Y さんも、良い休日を!
古い話を持ち出して、失礼しました。

 



 

 

 

 

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャレを楽しみナシャレ

2010年12月22日 | 雑記

毎朝、テレビのニュース番組をあちらこちらにチャンネルを変えながら見ているが、
7時前には必ず日テレ系 (大阪では読売TV) の 「ズームイン」 にチャンネルを合わす。
それには、崇高な理由があるのである。 さてその崇高な理由とは…

関西の読売テレビ圏内でしかやっていないと思うのだけど、毎日 「なぞなぞ」 出される。
これが、ダジャレ仕立ての実にアホらしいクイズなのだけれど、それがまた面白いのだ。

6時56分ぐらいに、お天気キャスターの若い女性が、屋外からスタジオに向かって、
「それでは今日のなぞなぞで~す…」 と可愛らしく微笑み、
「食べ物をまる飲みするのを注意する生き物は何でしょうか…?」
などといった怪しげなクイズを、スタジオのメンバーに出す。
スタジオでは、 「へぇ~? 何だろう…?」 とか 「あ、わかった」とか、
さまざまな反応を示したところでコマーシャルが入る。

それが終わってお天気予報になり、そして、7時直前に、
「じゃあ、先ほどのクイズの答えです…? みなさん、わかりましたかぁ…」
「いや~、わかんないよ」
そんなやりとりがあって、さて正解は…
「亀、で~す」
食べ物をまる飲みするのを注意する…つまり、「噛め」 → 「亀」 でした~。

…とまぁ、こんな、ダジャレクイズだけど、数分の間、僕は答えを一生懸命考える。
このなぞなぞコーナーが終わるとちょうど7時で、日テレの全国ネットに切り替わる。

他にも、なぞなぞで覚えているのは…

問題 → 温泉へ行くときに履いていく履物は何でしょう…? 

答え → スパイク  温泉 → スパ つまり、スパへ行く。

問題 → 数字の9が嫌いな動物は何でしょう…?

この問いには、スタジオの誰も答えられなかったけど、僕は瞬間にわかった。

答え → 好かん9 スカンク あはは。

問題 → 結婚をすると旦那さんの名字を名乗る動物は…?

答え → (考えてください。ブログの最後に答えを書きます)

そして、今週月曜日のクイズは 「居酒屋で活躍するのはどんなスポーツ選手…?」

答え → (考えてください) 

火曜日のクイズは、 「怪我をして大騒ぎする都道府県はどこでしょう…?」

答え → (考えてください)

そして今日水曜日のクイズは、「地方ほどよく見つけられる金属は何でしょう…?」

答え → (考えてください)

元々ダジャレは大好きな僕である。
いつもこのコーナーを見ていると、ちょうどこの時間に起きてくるモミィが、
「なにぃ…? テレビで、なに、やってんのん…?」 と聞きたがる。
「なぞなぞやで。面白いよ。シャレのクイズやねん」 と説明すると、
「シャレて、なにぃ…?」 と聞き返す。 そら、シャレの意味なんか、わからんわな~。

僕は少し考えて、
「そうやなぁ、シャレなぁ…。 あ、モミィはコマを知ってるやろ、回すコマ」
「うん。知ってるよぉ。 それがどうしたん…?」
「そのコマが、なくなったんや。 それで、コマったなぁ…ていうのが、シャレや」

モミィは、ぎゃははははは~と爆笑した。
そして…
「わたしも、シャレ言うたろか。 もっとおもしろいシャレやで」
と、モミィは急に真剣な顔になって、部屋の中を見まわし、
「ほんならシャレ言うで。 え~っと、テレビがなくなってコマったなぁ。 ぎゃはは~」

「あのなぁ、モミィ。 そんなんもん、シャレと違うがな」

「もっと言うたろか。 え~っと、おうちがなくなって、コマったな~。 ぎゃははは~」
とまた大笑い。
 「違うっちゅうねん」
 「でも、おうちがなくなると、コマるやろ」
  そらまあ、そやけどね。

「話の意味が、違うがな。 シャレと言うのは同じ言葉を使うねん」
と、僕は朝から、5歳児に対して言葉の誤解を与えぬよう、真剣に語りかける。

「シャレというのはね、たとえば、イカ食べてイイカ…? みたいなもんや」

するとモミィはまた、ぎゃははは~と笑い、
「わたしは、もっとおもしろいシャレを言うたろか…?」
と胸を張り、遠い目をしながら、
「タコ食べてもイイカ…? ぎゃはははは~」

あぁ…。 なんぼ言うても、あかんわ。 シャレの意味がわかっとらんわ。

 

では、先ほどの問題の回答です。

結婚をすると旦那さんの名字を名乗る動物は…? 夫の姓 → オットセイ … でした~

居酒屋で活躍するのはどんなスポーツ選手…?  ジョッキー (騎手) … でした~

怪我をして大騒ぎする都道府県はどこ…?     おぉ痛っ → 大分県 … でした~

地方ほどよく見つけられる金属は何…?」      なまり →  鉛 … でした~ 

さ~て、あなたは、何問正解でしたか…?

 

追伸

 耳鳴りに関して、このブログのコメント欄で交流をしていただけて、うれしいです。
 本文とはまた別に、こうして意見交換がされることは、ほんと、最高だと思っています。
 どうかご遠慮なく、このコメント欄を利用してくださいね。
 耳鳴り掲示板…という形になっても、いいですものね。
 特に、てつおさんの楽しいコメントが、みなさんを、勇気付けてくれますよね~

 
 さ~て。

 読売テレビのなぞなぞを、あと二つ、思い出したので、追加します。

 ひとつ → ある公園に行ったら、病気になります。 さて、その病気とは…?

 ふたつ → しきりに食べ物を勧める、歴史上有名な僧侶は誰でしょう…?

…というようなことで、このふたつの答えは、次回にしま~す。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冗談は顔だけで十分です

2010年08月05日 | 雑記

うるさい耳鳴りも、何かに夢中になっている時には忘れてしまう…
それは、必ずありますよね。
大○前病院の先生が言っておられましたが、
耳鳴りで悩むある男性は、大の競馬好きで、
競馬のラジオ中継をイヤホンで聴いている時だけは、
耳鳴りが完全に消える、ということでした。
まあ、消えるというより、競馬に気を取られて忘れてしまうのでしょうね。

耳鳴り仲間(?)の akiraさんは、最近は綾小路きみまろの漫談を見ている時、耳鳴りを忘れる、と書いておられました。
今はこれが、耳鳴りの「特効薬」とのことです。

確かに綾小路きみまろの漫談はメチャクチャおもしろいですね。
僕も、大ファンです。
いま手元にきみまろさんの本を置いてこれを書いていますが、
その本をパラパラめくってその「爆笑フレーズ」を見ていますと、

  添加物を気にするわりには、厚化粧です。

  目尻は下がり、オッパイも下がり、お尻も下がり…
  上がったのは血圧だけです。

  私はハーフなんです。父が痛風で、母が糖尿です。

  若い頃は、恋に落ちました。今は、溝に落ちるようになりました。

な~んていう面白いフレーズが満載されていますが、
その中に、こんなものもありました。

  昭和の古ギャル、年金ギャル…

うっ。古ギャルとは…
…古ギャル → こぎゃる → 古ぎゃるっ娘

前回のブログの有害アダルトサイトの話を、また思い出します。

しかし…「古ぎゃるっ娘」ってサイトがあったら、誰か見ますかぁ…?


前置きが長くなりましたが、その綾小路きみまろにまつわる話です。

  ………………………………………………………………………………

4年ほど前。まだ勤めていた頃のこと。
出張で新大阪駅の構内を歩いていると、書籍売り場があった。
車中で読む本を何か買おうと、店の中に入った。

入ったばかりのところに、綾小路きみまろの文庫本が積み上げられていた。
こんな目立つところに積んでいるのは、売れている証拠だろう。
きみまろさんが、これほど何種類もの本を出しているとは知らなかった。

よっしゃ、新幹線の中で、きみまろさんに思い切り笑わせてもらおう…
と、そのうちの2冊を手に取り、レジに持って行った。
面倒だったので、カバーや包装も断り、レシートも受け取らず、
お金を払うと本をそのままカバンに突っ込み、店を出た。

時間があったので、その辺のベンチに腰掛け、2冊を取り出した。
すると…?

「ありゃ…?」
よく見たら、今買ったのは、2冊とも同じ本だった。
書店では、別々の本を1冊ずつ取ったつもりだったけれど、
目の前にある2冊は、紛れもなく全く同じ本だった。

しまったなぁ。
1冊を、別の本に取り替えてもらわなければ。

僕は急いで書店まで引き返し、レジのお姉さんに、
「すみませ~ん。さっき、これ買ったのですが、同じものだったんで、
 一冊を別の本に交換してもらっていいですか…?」

レジのお姉さんは、さっきとは別のお姉さんに変わっていた。

そのお姉さんは、
「はい。えぇっと、レシートはお持ちでしょうか?」
うぅっ。レシートねぇ…。面倒なので、もらわなかった。
しかも、カバーも包装もしてもらっていない。
裸のままの2冊の文庫本を手にしているだけだ。

「…いえ。レシートは、持っていません」
「いつごろ、お買い求めになりましたか?」
「はぁ? ついさっきです。あのぉ、10分ほど前かな…」
僕がそう答えると、お姉さんは、本を売った際に、本から抜き取るしおり状の売り上げカードが詰め込まれている箱を手元に引き寄せて、僕が買った本のカードを探しかけた。そして、僕に尋ねた。
「え~っと、その本の題名は何と言うのでしょうか?」
お姉さんにそう聞かれて、僕は答えに窮した。
「あ…、題…ですよね。題…。はぁぁ…」

僕は本の表紙をチラッと見て、仕方なくその題名を口にした。

「題名はね、えぇ~『 冗談は顔だけで十分です 』っていうんです」

…それが、僕が買った綾小路きみまろの本の題名だった。

「は?」
「いえ、あのぉ、題は『 冗談は顔だけで十分です 』」
一瞬、お姉さんの顔が引きつったように見えた…のは気のせいか。

「それが、…それが、あのぉ、本の題名なんですね? わかりました」
レジのお姉さんは、売り上げカードを繰り始めた。
「ええっと、冗談は顔だけ…冗談は顔だけ…冗談…冗談…と」
とお姉さんは独り言を言いながら、どんどん繰って行く。
僕の後ろに、若い女性客が並んでいた。
うぅぅぅ…。恥ずかしい~。

じぃ~っとレジのお姉さんの指先をみつめる僕。
…が、なかなかそのカードが出てこないようだった。
「おかしいですねぇ…。ちょっとその本を見せてくださいませんか?」
そう言って、お姉さんは僕の本を手に取り、表紙を確かめた。

「あ、題名が違いますね」
「えっ、間違っていましたか? 『冗談は顔だけで…』 では…」
「えぇ、違ってました。題は『失敗は顔だけで十分です』 です」

「……」 

「……」

(一瞬、僕とお姉さんは、目と目が合い、お互いに固まった)

「あ。冗談は顔だけ…ではなく、失敗は顔だけ…でしたか? あははは」
顔をこわばらせながら、笑ってごまかす僕であった。

後ろに並んでいた女性客が、クスッと小さく笑い声を上げた。

あぁ、恥ずかしいことばかりの人生です。

 

 

   

  

  結局、もう1冊を 左側の本に 替えてもらった。

  題名は、「こんな女房に誰がした?」

 

 

 

 

 

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有害アダルトサイトにご用心

2010年08月02日 | 雑記

あのインターネットのアダルトサイトのことである。
あれは、どうも目ざわりでいけない。
そんなものが最初からなければ、むろん見ることはないんだけど。
しかし、「現に存在する」ということは、どれだけ罪なことか。

ついつい見てしまうことが、時々あるのだ(えぇ?…ほんまに時々か?)。

1ヶ月ほど前、それでひどい目にあった。

家族が寝静まった夜。
僕は缶ビールをチビチビやりながら、ムフフなサイトを眺めていた。
次から次へと画面に出てくる宣伝文や写真や動画をクリックしていた。
ある動画をクリックした、その時である。

「ご入会ありがとうございました。あなたの登録は終わりました」
という文句が画面全体に出た。
「おいおい、誰も入会してへんで。アホなこと言いなや」
とパソコンに向かって抗議をしたが、画面は知らんぷり(当たり前だ)。

その日はそれでパソコンの電源を切って、一夜が明けた。
翌日、僕は昨夜のことをすっかり忘れてパソコンを立ち上げ、びっくりした。

「入会登録が完了しましたので、速やかに代金をお支払ください」

パソコン画面の4分の1を占める大きさで、そんなポップアップが出た。
「な、な、なんや、これは!」
その文字の下の画像では、若い女がニッとなまめかしく笑っている。
そしてそこには、こんなことが書いてあった。

「入会金5万8千円をお振込みください。お支払期限はあと3日です」
さらに、「お支払いされるまでは、この画面は削除されません」

「なにぃ、これ…?」
人のパソコンに勝手に入り込んで「削除されません」とは何事か。


ポップアップ画面の右上の×印をクリックした。
いったんは消えた画面が、しばらくしてまた飛び出してきた。
また消して、文章を打ち込み始めたら、また出てきた。
また、消す。
またまた、ビョ~~ンとその画面が飛び出してくる。

オー・マイ・ガッ~ 

このノートパソコンは、妻も時々使っているのだ。
妻がこんなのを見て、何か質問されたら、僕はどう説明すればいいのだ。
これはいかん。いかん、いかん。ゼッタイにいかんぜよ。

支払期限があと3日とあるので、3日間はパソコンを開けないでおこう。
僕はそっとそのノートパソコンを鞄に入れ、目に付かない所に置いた。

3日間放置しておけば、そのうち消えるだろう…という考えは甘かった。

3日後、パソコンを立ち上げた。
あぁぁ~ やっぱり。
またも、ビョビョ~ンと、見たくもないポップアップ画面が出てきた。

このサイトの名前は「○○○っ娘」という(…書くのも恥ずかしいわ)。

「あなたは“○○○っ娘”に入会登録されました。支払期限が過ぎていますので、早急に振込んでください。このポップアップは、支払われるまで削除されません」
な~んて、書いている。
誰が5万8千円も払うねん…アホらしもない。

しかし、どう操作しても、これが消えない。
消しても消しても、1分経つか経たないうちに、また出てくる。

困った。パソコンの仕組みにはまるで詳しくない僕は、本当に困った。

「そうだ。ネットで調べてみよう」
とにかく、なんとかしなければならない。
パソコンに詳しい知人に尋ねるのも、何だか恥ずかしいし…。
そうなると、頼りになるのは、ネットしかない。

「アダルトサイト」「ポップアップ」「消去」の3つの言葉で検索した。
すると、Q&Aに、このことが出てきた。おぉ、やったぞ~。

質問は、

 アダルトサイトのポップアップ(内容・入会手続き完了)が、
 PC画面に数分置きに表示されて大変困っています。
 ×ボタンはあるのに、押しても消えません。
 どうしたら消去することができますか?
 何か良い解決方法はございませんか?

というものだった。これだ、これ。僕の場合とまったく同じだ。

そして、回答には、こう書かれていた。

 いわゆる有害アダルトサイトの典型的な悪質ワンクリック詐欺です。
 「動画」をクリックした瞬間にスパイウェアが侵入したようなものです。
 「完全無視」して、絶対支払いはしてはいけません。
 また、支払っても、画面は削除されるかどうか保証はありません。
 それを消去する方法としては、基本的にはリカバリーすることですが、
 他にも何通りかの方法があります(後略)


その何通りかのひとつに、「システムの復元」というのがあった。
これは、パソコンを、何日か前の状態に戻す方法なのだそうだ。
やり方を読むと、僕ぐらいの知識でも、これならできそうだった。

説明どおり、すべてのプログラム→アクセサリ→システムツール
と進み、「システムの復元」にたどりつき、実行した。

2度失敗したが、3度目に「システムが復元されました」と画面に出た。
う~ん。これで、本当にあのポップアップが削除されたのだろうか…?

それで、パソコンの電源を切った。その日は、そのまま寝た。

翌日、恐る恐るパソコンを起動したら…

あぁ~~~あの忌まわしいポップアップは出ていない。
そして、何分経っても、それは出てこなかった。

翌日、そしてその翌日と、パソコンを起動するたびにヒヤヒヤしたが、
「○○○っ娘」のポップアップはついに出てこなかった。

ぱちぱちぱちぱち。

やれやれ。人生はどこに災難が転がっているかわからんなぁ。
まぁまぁ、解決してよかった…と、ほっと胸をなでおろす。

今後は二度と、妙なアダルトサイトには手を出さない。

もう、懲り懲りである。

 

 

 

 

 

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喧喧囂囂 侃侃諤諤 …??

2009年12月16日 | 雑記

(注) ↑ このタイトルは、中国語ではありません  。  念のため。

パソコンの入力で珍変換や変換ミスはよくあることだけれど、
話し言葉の中での言い間違いも、日常の中では掃いて捨てるほどある。
しかし、それがテレビでの間違いだと、あとで訂正したりしなければならない。

一昨日の夕方、関西テレビ(フジ系)のニュース番組を見ていたら…

番組の最後で、キャスターが、
「先ほどのニュースの中で、一箇所、訂正があります」 と神妙な顔をした。
なんだなんだ~と身を乗り出すと(僕はこういうことが大好きな野次馬である)、

「先ほど、関西の3空港の一元管理のニュースをお伝えした中で、
『喧喧囂囂(ケンケンゴウゴウ)の議論がされた』  と申し上げましたが、
 正しくは 『侃侃諤諤(カンカンガクガク)の議論…』 の誤りでした。
 お詫びして、訂正いたします」

と、まあ、こんな内容だった。

テレビニュースは、じっと見ている人より、何か用事をしながら見ている人が多い。
ほとんどの人が、この 「訂正」 を聞いても、ピンと来なかっただろうと思う。

喧喧囂囂 (ケンケンゴウゴウ) と侃侃諤諤 (カンカンガクガク) はどう違うのか?

手元の電子辞書 「広辞苑」 で調べてみる。

喧喧囂囂 (ケンケンゴウゴウ) → 沢山の人が口々にやかましく騒ぎ立てるさま。
侃侃諤諤 (カンカンガクガク) → 言を曲げず、遠慮なく論議をすること。

こう見てみると…
聞いているだけだと言葉の区別がよくわからないけれど、意味はまったく違う。
ケンケン~のほうは、ただワアワアと騒いでいるだけ。
カンカン~のほうは、堂々と真正面から議論をする。
…ってことですよね。

そのニュースというのは、関西・伊丹・神戸の3空港のあり方について、
国・自治体・経済界などの諸団体が激しく議論した様子を伝えたものだった。
その時に、「橋下大阪府知事らが喧喧囂囂(ケンケンゴウゴウ)の議論をしました」
と、テレビでは伝えたようである。
(僕はその部分を聞き逃していた)

そして、それが、番組の最後に 「正しくは、侃侃諤諤カンカンガクガク) でした」
という訂正になったというわけだ。

な~るほど。
訂正を聞いたとき、なんでそんな細かいことをいちいち訂正するのかと思ったけど、
意味の違いの重要性を考えてのことだったのだなぁ、とまぁ納得した。
(でも、訂正を聞いて意味を理解した視聴者がどれくらいいたのだろうか…?」

それにしても、喧喧囂囂 (ケンケンゴウゴウ) と侃侃諤諤 (カンカンガクガク)。
なんとも、語呂がよく似ている。

僕の知っている市議会議員も、本会議場でこの言葉を好んで使う癖があった。
その議員は、常に、「喧喧囂囂(ケンケンゴウゴウ)の議論がされておりますが…」
と言っていた。 たぶん、侃侃諤諤(カンカンガクガク)のつもりだったのだろう。

「ケンケン ガクガク」 という、2つをごちゃまぜにした言葉もよく聞く。
逆に 「カンガン ゴウゴウ」 という言い回しをする人もいる。

要するに、本当の意味がよく理解されていないのがこの2つの言葉である。
僕も、どっちがどっちだかよくわからないので、この言葉は使ったことがない。

その点では、勉強をさせてもらったわけだけど…
テレビ局も普通に 「熱気に満ちた議論」 とかナンとか言っておけばよかったのに、
生半可な知識で原稿を作るから、こんな言い間違いをしてしまうのだよ~ん。

それで思い出したけれど、いつだったか、女子アナが、
「笑う門 (かど) には福来 (きた) る」 と言うべきところを、

「笑う門 (もん) には福来 (きた) る ですよねぇ」 と言っていた   。

これは、番組中に訂正も何もされなかったデス。 あはは。 


そりゃそうでしょうね。
最近は、女子アナも容姿優先で、言葉もロクに知らない人たちが増えた。

こんなのを、いちいち訂正していたら、それこそキリがなくなりますよね~。

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パソコン 珍変換

2009年12月14日 | 雑記

パソコンで文章を打っていると、誰もが必ず体験するのが 「珍変換」 ですね。

むかし、仕事で、市議会議長の公式行事あいさつ原稿を作っていたことがある。
キーを打ちながら、ギョッとするような漢字変換が画面に出ることが時々あった。

たとえば…
「大阪府民」 …と打ったつもりが、 「大阪不眠」 と変換される。
「市民の皆さん」 …と打ったら、 「死民の皆さん」 と出る (怒られるで)。

「地域防災計画」 と入力したら、「地域亡妻計画」 と画面に出た。
地域の災害を防ぐ計画のはずが、この文字では、地域から妻たちを亡くす計画だ。
どんな計画やねん…?

まあ、そういうことで。
皆さんも、パソコンを打ちながら、いろいろな珍変換と遭遇したことでしょう。

人の氏名は、一発にその漢字が出てくるのは稀なので、何度か変換しますよね。
ちなみに、藤原紀香、と入力しても、すぐに正しい字は出てきませんものね。
僕が打った時に最初に出た字は、「藤原の理科」 でした。 

僕の知り合いに、芝池信孝という人がいます。 「しばいけ のぶたか」 ですね。
この人の名前を入力したとき、「芝池の豚か」 と出たことがあります。 げ~~っ。
そのまま 「芝池の豚か 様へ」 なんて送ったら、ぶん殴られますよ、きっと。

しかしまあ、「ゆで卵」 と打って、「ゆでた孫」 と出たときも驚きましたけどね。
あぁ、こわ。

 ………………………………………………………………………………………

昨日、新聞雑誌の切抜きやノートなどを整理していると、1枚のコピーが出てきた。
何年か前に、誰かからもらったパソコン珍変換集だった。
ほんまかいな…と思うような珍変換だけど、実際にあった話ばかりだそうです。
せっかくですから、ここで紹介してみたいと思います。
左側が 「そのつもり」 で入力した文。 右側が珍変換です。 


裸のままですけど包装紙ないんですか? → 裸のままですけど放送しないんですか?   

○○さんの意見は要注意かと思います → ○○さんの意見は幼虫以下だと思います

講習会の出欠を確認してくださ~い → 口臭か胃の出血を確認してくださ~い

あの人、もう重役になったんだって → あの人、猛獣役になったんだって

ふんわりソフト感触が楽しめます → ふんわり祖父と間食が楽しめます

うまくいかない画像サイズになった → 馬食い家内が像サイズになった

今日居ないもんね。 ゴメン~! → 胸囲ないもんね。 ゴメン~! 

食事したうえで来てください → 職辞したうえで来てください

今日12号棟が見学できます → 今日中に強盗が見学できます

あなたのこと理解したい → あなたの小鳥怪死体

日本の秘境100選 → 日本の卑怯100戦 

了解金曜にお願い → 漁解禁よウニお願い
                
6個作って下さい → 肋骨食ってください

変わる時なんだよ → 蚊割ると黄なんだよ

新宿花園郵便局 → 新宿は謎の郵便局

恋人たちの季節 → 恋人立ち退き説

渡しましょう → わたし魔性

舞台活動 → 豚以下集う


…というような感じです。 

それにしても…

○○さんの意見は幼虫以下…って、これは言い過ぎやろ。 でも誰かに言ってやりたい。
馬食い家内が像サイズになった…って、家を突き破って家内が 「家外」 になるがな。
日本の卑怯100戦…ってどんな試合や。 朝青龍とか亀田兄弟の試合のことか?
職辞したうえで…って、ホントに辞職して来たら、取り返しつかんで。
今日中に強盗が見学できる…って、よぉそこまで変換するなぁ。 呆れるわ。
恋人立ち退き説…って、2人で借りているマンションを追い出される…?
  
日本語って、ほんと~に、複雑珍奇ですね~。

 

 

 

 

 

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 チャールストン

2008年09月01日 | 雑記

 1週間前「北京の17日」という題名のブログの中で、「北京の55日」という映画のことを少し書いた。こちらに時々コメントを下さるじゃいさんが、「北京の55日」の映画の予告編を送ってくださったので、改めて貼り付けます。興味のある方はご覧下さい。亡くなったチャールトン・へストンも、このころは若かったなぁ。 
            ↓

http://uk.youtube.com/watch?v=cd2eIjqWUUs&feature=related

ところで、先日のブログでは、最初、チャールトン・へストンのことを、僕はうっかりチャールストン・ヘストンと書いてしまった。あとで読み返して、あわてて訂正した。チャールストン・ヘストンではなく、正しくはチャールトン・ヘストンだ。「ス」だけ余分だった。

外国の映画俳優の名前を覚えるというのは、案外むずかしいものである。
ブルース・ウィリスのことを、つい、ブルース・ウィルスと言ってしまう。
これじゃ病原菌のウィルスですよね。
クリント・イーストウッドは、クリントン・イーストウッド。
シルべスター・スタローンも、シルベスタローンと短縮してしまったり。
ジャン・レノを、ジャン・レノンと言ったり。
物の本によると、コーン・ショネリー(ショーン・コネリー)とか、コビン・ケスナー(ケビン・コスナー)とか言ったりする人も沢山おられるそうだ。

そういえば、「シャ乱Q」を「しゃみだれキュー」と読んだ人もあったとか。

…僕も安心しました。

そんなことで、先日はつい「チャールストン・へストン」と書いてしまった。
でも、この間違いには、思い当たるフシがある。

チャールストンと言えば…僕ら団塊の世代は、歌手の森山加代子を思い出す。
このブログを読んでいただいている方は、僕より年下の方が多いようなので、森山加代子と言っても、よくわからないかもしれない。

森山加代子というのは、僕が小学校の頃(昭和35年)にデビューをして、可愛い容姿に似合わないコミカルな歌を歌って、一時期ヒットを連発した歌手である。

話はますます古くなり恐縮だが、水原弘という歌手がいた(殺虫剤「アース」の宣伝看板でも有名である)。「黒い花びら」で第一回日本レコード大賞を受けた歌手だが、あるとき僕は、親戚の人たちに連れられて「水原弘ショー」を見に行った。その舞台で水原弘から「間もなくデビューする可愛い女の子をご紹介しましょう」と紹介されてステージに現れたのが森山加代子であった。そんなことで、僕は、小学生の頃から中学生の頃にかけて、人気歌手になっていた彼女を「デビュー前から知っているんだもんね」という単純な理由だけでファンになった。

その森山加代子の歌に、「五ひきの仔ブタとチャールストン」というのがあった。
1962年(昭和37年)にヒットした歌である。


♪ 五ひきの仔ブタが 五ひきの仔ブタが ラジオをきくと
  いつもブーブーうたって チャールストン

  五ひきの仔ブタが 五ひきの仔ブタが じゃれあうと
  まるでリズムにあわせて チャールストン



  



子どもの頃に頭の中にインプットされた言葉は、何十年たっても消えない。
チャールトンと書いたつもりでチャールストンと書いてしまうのは、そのせいだ。

しかし、おかげでなつかしい森山加代子のことを、久しぶりに思い出した。

さらに思い出したけれど、森山加代子の歌には、奇妙な歌詞が多かった。

たとえば「じんじろげ」という歌である。
ネットで歌詞を拾ってみた。

♪ ちんちくりんのつんつるてん
  まっかっかのおさんどん
  お宮に願かけた
  内緒にしとこ

  ジンジロゲやジンジロゲ
  ドレドンガラガッタ
  ホーレツラッパのツーレツ
  マージョリン マージンガラ チョイチョイ
  ヒッカリコマタキワ~イワイ
  ヒラミヤパミヤ チョイナダディーヤ
  チョイナダディーヤ
  チョイナダディーヤ
  ヒッカリコマタキワ~イワイ
  ヒッカリコマタキワ~イワイ


こんな歌詞を、子供の頃、耳で聴いたままに意味もわからず歌っていたが、今こうして歌詞をじっくり読んでみても、やっぱりなんのことやらわからない。まあ、わかる人がいるのかどうか、知らないけれど。

チャールトン・ヘストンから、とんでもない話に発展してしまったけれど。

 

 

    

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 新聞見出しの怪

2008年06月03日 | 雑記

もういい加減にトイレから離れなければならないと思いながら、PCの前に座るとまたトイレのあれこれが頭の中を飛び回り、他のことが浮かんでこない。なんとも困ったことである。夜中にトイレの夢を見て、おねしょでもしたらえらいことだ。

おねしょといえば、自慢するわけではないが、僕は小学生の半ばまでおねしょをしていた。
「ほんまにもう困った子や。いつになったら、なおるんやろなあ~」
と、母が深いため息をつきながら、おしっこに濡れた敷布団を眺めていた。
まあ、そんなことはどうでもいいのですが。

パリ旅行から帰って、何やかやと整理をし、ブログも5月中ずっとその旅行記にかかりっきりで、ようやく一段落ついた。この辺で話題も一新したいのだが、どうしてもまだトイレについて書き足らないことがあるような、すっきりしない(残尿感?)気分であるが、それはそれとして、きょうは新聞や出版物の「誤記」について書いてみたい。

10年ちょっと前まで、6年間、僕は広報の仕事に携わっていた。
僕が勤める市の人口は13万人ほどで、世帯数は5万余り。各家庭に配布される広報も5万部以上印刷されるわけである。しかしまぁ、刷り上って納品されてから、誤記とか印刷ミスなどが見つかった場合は真っ青になる。字の間違いなど小さなミスは知らんぷりを決め込むが、行事の日時や場所を間違うと大変である。一度、確定申告の日時と場所を、担当員が前年の記事の内容をそのまま使うという大きなミスをしたときは、目の前が真っ暗になった。「お詫びと訂正文」を5万部刷って、各町会長さんに「申し訳ありません。もう一度これを配布してください」と平身低頭でお願いをして回った。えらい紙の無駄使いをしてしまったものだ。「まったく、公務員はたるんどる」と、市民に痛罵されても仕方がない不始末であった。

あるときは「年金に関する電話相談コーナーを設けました」という記事を出した。その電話番号が、実際の番号と下一桁が間違っていた。間違ったその電話番号は、市民であるAさん方の番号といっしょだった。

広報が各家庭に届いた日、さっそくAさんから苦情の電話がかかってきた。
「今朝からうちの電話が鳴りっぱなしや。何やと思たら、年金の相談やて。広報になんでうちの電話番号が書いてあるねん。どないしていくれるねん!」
超特急でその家に走り、お詫びの言葉もなく、ただ頭を下げて、その人の怒りの収まるのを待つのみであった。

住民生活に直結する広報であるが、作っているのは素人の職員である。
それなりに研修を積んだり、業者からアドバイスを受けたりはするが、なかなかノーミスを貫くことは難しい。印刷物を発行するというのは本当に大変なことであることを、広報にいるときは身に沁みて感じたものである。

東京都のある区政だよりの2月号にこんなのがあった。

新星人 区内に9千人(どこの星からやってきたのだ? 9千人も)

こんな見出しがつくと、写真の晴れ着姿の20歳のお嬢さんたちが気の毒だ。
しかし、こういうのを見ると、他人事とは思えない。


プロの作る一般新聞も、よく間違いをしている。
毎日のように訂正分がスミのほうにごく小さく掲載されている。
ま、プロも人間である。完璧というものは、めざしていても叶うものではない。

こんな見出しがあった。
「殴られ重体の老人死ね」(上毛新聞)
殴られて重体だった老人が死んだという記事であろう。
しかし「死ぬ」が「死ね」となっている。「ぬ」と「ね」を間違えた。

 殴られ重体の老人、死ね

怖ろしい見出しである。びっくり。

4月に新入社員たちが社会人として第一歩を踏み出したときの見出しに、

期待と不安を脳に  とあった。

まあ、脳で期待と不安を感じるのも間違いじゃないでしょうけど…。

次は札幌で、これも老人が車にはねられた。その時の見出しは

 札幌 はねられてお年寄り というものだった。

お年寄りがはねられたことは何となくわかるが、
「はねられた拍子に年寄りになったんか?」
な~んて「深読み」する人もいるのである。
凝った見出しは誤解を生むので、ここは素直に「札幌 お年寄りはねられる」でしょうね。「はねられてお年寄り」って、なんだか「飛んでイスタンブール」っていう感じで、歌の題名みたいだぞ~ん。

誤解を生む見出しといえば、いろいろあります。

よく、「らも」という言葉が使われます。
「党員らも賛成」とか「役員らも辞任」とかね。
故中島らもさんが逮捕されたとき
「中島らも逮捕」という見出しが踊った。
中島さんという人と、ほかに誰かが逮捕されたのかと…。

しかし、誤記も笑いごとでは済まないことがあります。
昔、「明治大帝」を「明治帝」と誤記した大新聞があり、社長以下すべての幹部が辞職したということである。
最近では静岡新聞が、「英皇太子」のことを「英臭太子」と書いたが、こちらのほうはお咎めなし。英国の皇族は、漢字読めないもんね。

ちょっとアダルト系ではこんなのがある。

サッカーのカズの談話→「僕は入れるだけ」
一橋大の能楽研究会に関する見出し→「女子大生がシテ」
政界の見出し→「やったか」と各党「ほんの入口」と幹事長

ちょっと考えすぎですか。失礼しました。

…と書きながら、やっぱりトイレの話が気になる。
またも、最後はトイレで締めくくり。新聞誤記とは全然関係ありません。

パリ道中記では書かなかったけれど、あるレストランで食事を済ませ、帰り際にトイレの場所を尋ねると、店の女性が「こちらです」と案内してくれた。「メルシー」と入りかけたら「ぱれぴれぷれぴれぴれれれれ!」と中からマダムが叫んだのであやうく腰を抜かすところだった。マダム、鍵くらいかけておいてよ~ん。

その話は、昨日のyukariさんからいただいたコメントを読んで思い出したのだ。
お腹を抱えて笑ったので、もう一度ここでご紹介したいと思うのですが。

そのコメントによると、yukariさんは、昔、新幹線のトイレの中で…
鍵をかけ忘れて…あぁ~、これ以上僕には書けない。書けません。
まだお嫁入り前のレディなのに、そんなことを僕が書いたらセクハラぢゃ。

昨日のyukariさんのコメント、まだお読みでない方はぜひ…。
メチャクチャ笑ってしまいますよ。
本当に、yukariさんって人は、笑わせ名人です。

ではyukariさん。
明日、大手前病院でお会いしましょう。

 

 

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 てんつるしゃん

2008年04月19日 | 雑記

本日のタイトルは、「ちりとてちん」ではありません。
「てんつるしゃん」ですのでお間違いなく。

大学生のとき、「邦楽研究会」というクラブに入っていたことがある。
そこで、尺八を習った。あの、時代劇で虚無僧が吹いている尺八である。

今はホラを吹くが、昔は尺八を吹いていたのだ。(なにを言わすねん!)

尺八は、唇を剃刀のように薄くしてヒューっと吹かなければ、音が出ない。
なかなか、最初は難しいけれど、音が出始めると面白いものである。

西洋音楽は七音階で日本音楽は五音階だと、むかし学校で習ったことがある。
具体的に言うと、尺八は「ドレミファ…」ではなく「ハチレツロ」で表す。
たとえば、尺八の音階で宮城道雄の「春の海」をあらわしてみると、

 ♪ ハロー ツーロハチー レチー というふうになる。

さて、その「邦楽研究会」には、尺八の部とお琴の部があった。
男子学生は尺八で女子学生はお琴、というふうに分かれていた。
別に、そう決められていたわけでもなかったが、まあ自然な形だった。
そして練習は、尺八の部とお琴の部で、いつもいっしょにした。

あるとき。
僕が尺八の練習の合間に、となりのお琴の先生(女の人です)に冗談で、
「僕にも、お琴、教えてください」
といったら、その先生は
「ほんと? いっぺん弾いてみる?」と本気で言った。
それがきっかけで、僕はお琴まで習い始めた。

お琴のほうは、大学のクラブではなく、先生が一般のお弟子さんを教えている会に入会して、そちらで習うことになった。

母に「琴を買うから、お金出してや」と言うと
「あんた、女みたいなもん習うねんなぁ」と不思議な顔をされた。


   当時の写真を引っ張り出してきました。
                   

  


  

 
2枚とも、演奏会での写真です。
1枚目は、お琴の後ろで尺八を吹いています。右側が僕です。
右端で黒い着物を着ているのが、僕のお琴の先生だった人です。
2枚目は、右隅の方で小さく写っているのが僕で、お琴を弾いています。

モノクロのなつかしい写真です。
僕もこの時は19歳でした(そんな時代があったんや!)。

ところで…。

NHKの「ちりとてちん」は、三味線の音をあらわしたものだった。

お琴の場合は、「てんつるしゃん」とか「ちんとんしゃん」とか言う。

お琴と尺八の合奏の練習のとき、先生が、みんなに、
「いいですか、いきますよ~。はいっ、てんつるしゃん!」
とオーケストラの指揮者のように音頭を取りながら指導していく。
だんだんノッてくると、
「てんつるしゃん てんつるてんつる てんてんつるつる つるてんしゃん」
と、声も大きくなり、テンポもだんだん速くなってくる。

一度、こんなことがあった。

お琴の人たちと尺八の人たちが合同で練習していたとき。
前に5人ほどのお琴の女性たちがいて、後ろに尺八のおじさんが2人。
そのおじさんの一人は、ピカピカの禿げ頭だった。

女の先生が、
「いいですか、いきますよ~。はいっ、てんつるしゃん!」
と威勢のいい掛け声で練習は始まった。
そのうち、
「てんつるてんつる、てんてんつるつる」
と、先生も熱を帯びてきた。
「てんてんつるつる つるてんつるてん ハイッ つるてんつるてん」

「つるてん つるてん つるつるてんてん つるてん つるてん…」

先生の掛け声はますます大きくなってきたそのとき、
尺八を吹いていた禿げ頭のおじさんが、急に吹くのをやめ、

「センセイ、ええ加減にしなはれ」と声を上げた。

みんな、演奏をやめておじさんのほうを見た。
先生も「はぁ?」と、口をあけたまま。
その場が、シーンと、異様に静まった。

「…なんでんねん。さっきから黙って聞いてたら、つるてんつるてん…て、ワシの頭のことを言われてるみたいでんがな! ワシの頭がつるてんピカピカで、えらい悪ぅおましたな!」

おじさんは涙を浮かべんばかりに抗議し、そのまま帰ってしまったのである。

…いかがですか? 
このお話は、ホラではありません。
すべて事実であることを、つるてん大明神さまに誓います。

では、おあとがよろしいようで。 てんつるしゃん!

 

 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする