めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

集団的自衛権の選択が未来を変える!?

2014-07-02 14:31:16 | 日本人

20xx年の7月の朝、眠い目を擦りながら起きてくると、朝のニュースで
緊張した面持ちで、いつもの原稿を読み上げるアナウンサーが映っています。
また、海外の戦地で自衛隊員が戦闘に巻き込まれ、数名の犠牲者が出たようです。
今年に入ってすでに数百名が犠牲になっています。

政府高官の説明は、各国の紛争地域に行く我が国の自衛隊員の意味と
日本が果たす役割の正当性を訴える、相変わらずの主張です。

最近の新聞の一面は、犠牲になった隊員たちや怪我をした隊員たちのニュースとなり、
これからの日本の戻れない海外派兵の姿と家族や仲間たちの悲しみと苦悩で満ちています。
日本各地で広げられる反戦と一層高まる不況の不安は、以前よりもより強力な政府の圧力で
押さえつけられ、反発する若者たちと毎日トラブルが発生しています。

海外派兵のみならず、隣国との紛争は後を絶たず、離島における小さな戦闘は明日にも
大戦となって、国全体の戦いに移りかねない様な状態です。

テレビの番組は多くが政府関係の番組に変わり、今の日本の若い人達への洗脳番組が
目立つようになってきました。
娯楽番組は殆ど無くなり、日本の明るい未来を示唆する意図的なドラマが目立ちます。
戦地におもむく自衛隊の人達を湛える番組と共に、軍事費の増加に対する国民の
理解を求める放送が毎日ニュースと共に放送されています。

かつて、不況の為に節電をしたり節約をしたりして我々に我慢を強いた政府は
今や膨れ上がる軍事費のために、更なる増税を訴えています。

今日も戦地から戻る隊員たちの骸が黒い車に収められ、静かに街を走って行きます。
国を守り、私達を安全に幸せにするはずの法律が、今では誰も支持していません。
しかしながら、同盟国の都合に合わせたこの法律で我が国はがんじがらめです。

大国アメリカは、自国の利益の為に世界の紛争地から撤退をし続けています。
我々を助けてくれるはずの国たちは、もはや自分たちを守る事しか考えていません。
大国の陰で守られてきた我が国は、今や、大国の盾となって滅びていくしかないのでしょうか。

これは、有ってはならない未来の日本の姿ですが、絶対ないと言い切れないのが現状です。
我が国の世界に対する方針が変わったとはいえ、いつでも戻れるように国民の自由と権利を
剥奪しない国家であって欲しいものです。