Ruina 廃都の物語 その16
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次は素材集めである。
小人の塔で大分使ってしまったので、少し採取しないとアイテムが作れないのだ。
その夜、トレーダーのビンガーがやってきて、とんでもないことを勧めるのである。
「とある高貴な方が、この街に大魔法研究所を建てようとしているが、領主が反対するのでできない。
あの領主はお前達の親を処刑した男だよ。
お前達、あの領主をヤッテしまいなよ!」
流石にそれは穏当ではないと断ったが、「ならば酒場の女主人オハラと相談してみろろ」と言い置いて、ビンガーは去っていった。
翌朝酒場でオハラに聞くと、確かにパリスの母レナは、領主に処刑されたそうだ。
オハラとレナは、若い頃「美少女義賊オハラ・レナ(;´Д`))として、ならしていたが、ある時レナは二人の子供を拾ってWきた。
一人は川をドンブラコと流れ下ってきたそうだ。
そして義賊稼業から脚を洗い、その子らを育てた。
しかし、領主に発見されて処刑された、ということである。
ともあれ、ダンジョンに入った。
妖精族の青年と会ってからの進路は、東・北・西・北・東・東・東・西となる筈である。
こうして進み、妖精族の塔に入った。
妖精王ユールフィンデとの戦闘では、翡翠のシルハが得られる。
街に帰ると、ビンガーから「覚悟は決まったか?」と聞かれる。
前に言われていた伯爵暗殺の件である。
ヴァンは断るがパリスは引き受けてしまった。
ヴァンが止めると喧嘩となり、パリスを唐オた所で後から殴られ、唐黷驕B
そこへ表れ出でたるは、テオルである。
彼が依頼主だったのである。
テオルは、「城主カムールは、早朝に礼拝所に行く習慣がある。
お前は夜の内に礼拝所に忍び込み、そこで朝迄待機して、しかる後カムールを仕留めよ」と、パリスに命じた。
パリスはカムールに斬りかかるが、カムールからは意外な事実を聞かされた。
カムールはパリスの母を捕らえたが、子供のことを聞かされ、その子供たちは森番に預けた。
そしてやむなくパリスの母を処刑したのである。
パリスはそれを聞いて、カムールを殺すことを躊躇したが、テオルとその部下が背後からカムールを斬り殺す。
助けに入ったゼベールも殺され、パリスも危うかったが、その時シーウァと戦将バルスムスが来襲、街は占領される。
Ruina 廃都の物語 その17へ続く
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