ランス9 ヘルマン革命 その6
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■第12章続き
ランスは偽シーラ(ペルエレ)を自室に呼び込み、エチとなったが、ペルエレは重大な告白をする。
ランスはクルックーに変身魔法を解かせると、ルシアンは本来のシーラに戻った。
シーラ「兄さま!」
アッと驚くパトごろう!
■第13章
浮要塞は先日の戦闘でエネルギー部分にダメージを被り、フリークの話では首都まで直行はするのが精一杯で、もう寄り道は出来ないそうだ。
シーラとペルエレに関しては、前とほとんど扱いは変わらぬままとなった。
透琳はシーラ姫については、今の無法者の内部以外には、公表しないままが良いと主張する。
シーラは皇帝として、一般民衆には崇敬の念を持たれているが、ステッセルの傀儡とも見られているので、公表は功罪相半ばするのである。
北大橋には巨大な石が積み上げられていて、浮要塞は通行できない。
しかしこれはおかしい。
浮要塞は、ホバークラフトのようなものだから、河面を通れば良いのではないか?
勿論ホバーのように空気を噴出するもののではないが、地面の上で浮き上がれるものなら、水面でも浮き上がって進行できる筈である。
それはともかく、この「北大橋突破」では、勝利条件は4名が通路の最深部に到達する、というものである。
只し、ここでは毎ターン4名しか出陣できず、10ターンを越えるか全滅で敗北となっている。
これは突破はしたが、3名が橋を通過した時点で強固な柵が下り、残りの者は進むことができず、一時撤退ということになった。
取り残されたパットン、クルックー、ピッテンの三人は、ようやく辺境の村まで逃げることに成功していた。
その村で三人は教会にかくまわれることになったが、神父は裏切ってヘルマン兵に情報を漏らそうとする。
しかし、クルクルが破門すると脅して、神父は屈服した。
■第14章
こうしてランスたちは極北の酷寒の中を南下する。
凶暴な雪ウサギと戦い、寒さに震えながら4日間ひたすらに前進又前進、ついにランス達は雪のない黒い地面を見た。
パットン達はとある廃村に隠れようとしたが、その廃村の中の1軒が妙に痛みが少ないことに気づき、中を調査した。
地下は巨大な工場になっていて、ミニ闘将とも言うべき人型兵器が多数あり、その人型兵器と戦闘になる。
数ターン経過すると、ランス達の無法者本隊が登場、人型兵器を一曹オた。
ここはどうやら、ステッセルの秘密工場らしい。
ステッセルはこの人型兵器を大量産し、世界制覇を夢見ていたようだ。
パットンらの最初の計画では、3年間で革命を、というものだったが、もしそのまま進めていたら、世界はステッセルのものになっていただろう。
ランスの短気とせっかちさが、世界を救ったのである。
そこへ背に人をおぶった人間が近づいてきた。
おぶっているのはオルオレ、おぶわれているのはロレックスである。
ロレックスはランス達が闘っていた頃、東門で3軍とミネバを攻撃した。
しかも武力だけの筈のミネバは、奇妙な魔法を使い、3軍と5軍の兵士を皆殺しにした。
ロレックスと副将のオルオレのみが、辛うじてその魔法を避け、負傷しながらも逃亡して、ここに現れたのである。
こうしてロレックスとオルオレは、無法者の一員となった。
無法者は大門を制圧、南からの革命軍を向かい入れた。
■第15章
ついにランス率いる無法者と、クリームの指揮する革命軍本隊は合流した。
極限にまで追い詰められたステッセルは、闘将にシーラが持っている箱を取り戻すよう命じた。
シーラもパットンも殺してもかまわぬとさえ言うのである。
その箱には、世界が破滅する最終兵器へのキーが入っていらしい・・・
それをのぞき見る者がひとりだけいた。
ミネバである。
「邪魔なのはあの鉄人形だけ、それも今はいない。
この時を待っていたのだ。 ずっとずっとずっと・・・」
そしてランスは退屈紛れにと、評議員のバショウ邸に忍び込んだが、そこには、3軍の中隊長アミトスが捕らえられいた。
ランス9 ヘルマン革命 その7へ続く
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