2021年3月27日。今日も反政府デモ活動が午後2時から予定されているせいか、朝からヘリコプターの音が聞こえてきます。
またミンスク市内の各地に軍用車などが配置され始めました。
今日はネット接続が遮断されるのではないかと心配する声が上がっています。
そして今日もあきらめもせず、あちこちで白赤白の旗が掲げられました。まるで気にせず、大きな旗を持って、道を練り歩いている人たちもいます。
再び身柄拘束が始まりました。街中での身柄拘束のほか、取材中のジャーナリスト、野党メンバーも拘束されています。
一部、道路が封鎖されている箇所もあります。
土曜日の昼間から閉店した飲食店も出てきました。日本のようにコロナで時短営業はありませんが、反政府デモ活動のために臨時休業する店が出てきてしまいます。
ミンスク市内の勝利広場にはソ連国旗をかかげた人たちも集まりました。しかしこの人たちは拘束されません。
26日の投稿にも書きましたが、ベラルーシ外務省のアメリカに対する提案に対して、外務大臣ウラジーミル・マケイ氏の長男ビタリー・マケイ氏が、「最近のベラルーシ外務省の公式発表の内容を読んで悲しくなる。以前、外務省で働いていたとき、自分にも同僚にも誇りを持っていた。」と自分の意見をネット上で述べました。
ビタリー・マケイ氏は自分の父親が外務大臣で、それで入省したのだと思いますが、昨年9月に外務省を退職しました。その理由など詳しいことははっきりしていません。そして今になって、このような外務省批判(元職場そして自分の父親への批判)をしたわけです。異例の発言ですね。ちなみにビタリー・マケイ氏は現在、IBMに就職し、コンサルタントをしているそうです。
今日もおよそ240人が身柄拘束されました。すぐに解放されたジャーナリストもいるようです。
ミンスク市内の国立国営タバコ専門キオスクから煙が出ています。無人だったようすで、放火でしょうか?
このタバコ専門キオスクですが、日本は自動販売機があちこちにあるので、こんな専門の有人キオスク(人件費がかかる)はいらないのですが、ミンスク市内に突然あちこちに作られました。国民に体に悪い喫煙を推奨しているようで、(政府としては税金狙いなのでしょうが)嫌だなあと思っていたのですが、大統領選挙の後、反政府派グループが、このタバコ専門キオスクの運営責任者は大統領の側近で、つまりその人の儲けにつながっていることを暴露しました。
開いているタバコキオスクもあまり多くないですし、買い物をしている人も私は見かけたことがありません。場所にもよるのでしょうが。野党はタバコキオスクでのタバコの子王乳をしないよう呼びかけています。つまり不買運動です。
大統領選挙前後からこの無人であることの多いタバコキオスクに、スプレーで落書き(もちろん大統領を批判する言葉)をすることが増えました。書いてもすぐ消されます。落書きを消すための予算が国から出ているからです。そして今日、タバコキオスクから煙が出ていることが目撃されました。放火なのかどうか詳細はまだわかりません。