ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年3月29日。今日は晴天

2021-03-29 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月29日、昨日は一日中雨で薄暗かったのですが、今日は明るい春の日になりました。

 7月に国家事業として行われるスラヴャンスキー・バザール音楽祭ですが、国内外のアーティストに今出演の打診がきているそうで、次々と自分のインスタグラムで「断った」と声明発表するミュージシャンが出てきています。

 

 ベラルーシ人の年金額は1.9%減りました。ベラルーシのインフレ率は8.7%です。

 年金額がどれほど目減りしたか計算してください。

 

 独立系メディア、ベルサトの調査によると、この4か月間、43678人のベラルーシ人が解雇あるいは退職しました。就職したのは42686人です。

 

 3月27日、料理の宅配サービスのバイトをしていた学生が、マクドナルドの商品を注文した人の家まで届けに行く途中、反政府デモに参加していたとして、逮捕されました。今日、裁判です。

 

 ミンスク近郊の村に住んでいる5人の子どもの母親が「政権転覆を図った罪」により逮捕されました。このお母さんは、去年の大統領選挙のとき投票所の立会人をしていました。そのとき何か見たようですね。その後、選挙結果に反対する人たちがデモを始め、逮捕されると収容されたオクレスチナ収容センターへこのお母さんは行って、その前でボランティア活動を始めたそうです。

 その他、反政府デモ活動もしていたそうで、ある日娘の一人を音楽のお稽古事に連れて行く途中、身柄拘束されてしまいました。

 他にも自宅の窓に白赤白の旗を貼り付けたという罪で夫も逮捕されました。5人の子どもの面倒を見る人がいなくなって、祖母が一時的に引き取ったそうです。すでに夫は釈放されましたが、このお母さんのほうが政権転覆を図った罪により、起訴されました。

 

 ロシア国籍の男性がベラルーシでベラルーシの反政府デモに参加し、身柄拘束されました。その後3年間、ベラルーシ入国が禁止されました。ところがこの男性はまたベラルーシにポーランド国境を超えて入国したので、また身柄拘束されました。

 

 EPAMシステムズで働くプログラマーの男性が、妻と道を歩いていたところ、白黒のジャケットに赤いマフラーを巻いていたからという理由で、逮捕されました。妻は赤のコートに白いマフラーだったそうです。(こちらのほうが「政治的な色の組み合わせ」に近いような気がしますが。)

 さらに警察ではこの男性が持っていたリュックサックの中に2本のミネラルウオーター、クッキー、タバコを入れていたことも逮捕の理由の一つにしたようです。

 今日判決が出て15日間の有罪判決です。

 何を着て、外へ出たらいいのでしょうか。

 

 

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者31万9599人。死者数2227人

2021-03-29 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月29日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は319599人になりました。1日の新規感染者数は918人です。何だか減ったような気がしますが、1日の新規検査数が10782件と昨日の約半分なので、それに比べると、新規感染者数は半減していません。逆に感染が広がったと言って良いと思います。

 死者数は2227人です。

 310189人が回復しました。

 534万件を超える検査数となりました。

 

 コロナウイルスに感染し、入院していたワルシャワ市長が退院した際に、ポーランドで働いているベラルーシ人とウクライナ人の医師に感謝の言葉を述べました。

 ベラルーシ人とウクライナ人の医師がポーランドの医療現場で働いていなかったら、ポーランドの医療現場はとっくに崩壊していただろうとも述べました。

 それだけ多くのベラルーシ人医師がポーランドに出国しているということで、逆に言うと、ベラルーシの医師不足がこれから問題にならないか心配です。医師として素晴らしくても、政治思想が反政府的だと、逮捕、投獄されてしまいますから。