ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者29万3103人。死者数2020人

2021-03-05 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 3月5日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は293103人になりました。一日の新規感染者数は1482人です。一日の新規検査数が19523件なので、この数字も多めですね。分かりやすく言えば、一日の検査数が2万近いと、新規感染者数は1000人を超え、一日の検査数が1万以下だと、新規感染者数は1000人以下という状況がこのところ続いています。つまり、特に減っていないということです。

 死者数は2020人です。

 283508人が回復しました。

 497万件の検査数となりました。

 

 

 


2021年3月5日。禁書リスト増える

2021-03-05 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月5日、国営のいわゆるキオスク(新聞スタンド)のベルサユズドゥルクは全国の全店舗で、ベラルーシ語で書かれている歴史雑誌と児童雑誌2種の販売を拒否するとそれぞれの出版社に通達しました。

 ベラルーシ語の書籍はもちろん全部ではありませんが、すでに内容によって禁書リストが作られており、該当する書籍をカバンの中に入れているだけで、逮捕され、罰金刑となります。

 上記の雑誌はまだ完全な禁書扱いではありませんが、気軽に買えなくなってしまいました。

 あまり禁書リストの本が増えると、図書館でも貸し出しなどできなくなるので、選別作業をさせられるようになるかもしれません。

 あまり言語統制が厳しくなると、反発も激しくなるので心配です。これまで政府支持派だった人の中にも反政府派になる人が出てきますよ。言語(母国語)の問題はデリケートなので、慎重になったほうがいいと思うのですが。

 

 学生組合の全国会議がミンスクで行われましたが、会議室に覆面姿の治安部隊が現れ、会議参加者全員を建物の外に出るように指示しました。そのうち20人は護送車に入れられ、警察署へ。身柄を拘束されてしまいました。その後解放された人もいますが、取り調べが続いています。

 

 自宅のある高層マンションで白赤白の旗を掲げていた男性住民に、警察が旗を外すよう指示しましたが、男性は拒否。すると警察はレッカー車を呼んで、男性住民が個人所有している乗用車をどこかへ持って行ってしまいました。逃走防止のためでしょうか。

 その後男性は逮捕され、今日の裁判で15日間の禁固刑の有罪判決が出ました。