ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年11月7日。ウクライナ侵攻から258日目

2022-11-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年11月7日。
 ベラルーシは今日はロシア革命記念日で休日です。三連休最終日。ちなみにロシアではロシア革命記念日は祝祭日ではありません。

 休日の今日、薪割りコンテストが開催され、ベラルーシ大統領も参加しました。他にも丸太切り競争なども行われました。このような和やかなイベントのニュースがベラルーシの国営放送で流れています。
 コンテストの表彰式でベラルーシ大統領は、祝辞を述べるとともに演説。
 ベラルーシは近隣諸国との紛争を望んでおらず、仲良くストーブで一緒に暖を取る準備ができている(薪もたくさん割ったし)と述べました。
 

 ロシアの動員兵がベラルーシ領内で訓練中ですが、ロシア兵とベラルーシ兵の間で衝突が増えているようです。ベラルーシの独立系メディアによるとロシア兵がベラルーシ兵を軽視しているのが原因だそうです。つまり人種差別ですね。
 またベラルーシでロシア動員兵の間で発病者が増えています。ウクライナの諜報機関によると、肺炎、気管支炎、その他の感染症にかかっています。 コロナも含まれるのかどうかよく分かりません。ベラルーシの医療体制では拡大する感染症に対応できないので、ロシアから医療関係者を動員してベラルーシ領内の訓練所に送る計画だそうです。ロシアの部分的動員は完了したという発表でしたが、今度は医療関係者が動員されるんですね。
  ロシア兵たちは、衛生状態の悪いテントで主に生活しており、質の高い食事や医療を受けられていないとウクライナ側の情報ですが、これが事実とすると、ベラルーシ軍はロシア兵を軽視していることになりませんか。
 ロシア兵がロシア軍上層部のほうに陳情したら、ベラルーシ政府はロシア政府から文句を言われると思いますが。
 またロシア兵がベラルーシ領内で暴れても、ベラルーシ軍は厳しく取締まれないし、軍事裁判にかけることもできません。
 

 ザポーリジャ州では来年1月1日からロシア・ルーブルが唯一の流通通貨になるとロシア政府当局が発表しました。


 ロシアの部分的動員ですが聖職者は対象になっているのでしょうか。
 ロシアの母親たちに「息子を戦場に送ることを恐れないように、もっと子供を産むように」と助言したロシア正教の聖職者、ミハイル・ワシリエフ。昨日、戦死しました。聖職者なのに前線に赴いているのは、やはり自ら志願したからでしょう。


 ロシア軍のため、北朝鮮が戦闘服を縫製・輸出している疑いがあるとラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えました。つまりロシア国内で縫製が間に合っていないということです。
 一方で北朝鮮で縫製されるロシア軍服の布地はロシアから運んでいるそうです。