ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年6月21日。蒸し暑い天気

2021-06-21 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年6月21日。今日は雨が降って昨日より気温が下がるはずだったのですが、蒸し暑いです。

 ベラルーシ政府がミンスクにある国連事務所の人権顧問の職務を一時的に停止したことが、国連側の発表で明らかになりました。
 国連側はベラルーシの状況は悪化し続けていると述べました。

 ベラルーシ上空の飛行機の飛行を停止することを今日、新たに7カ国が発表しました。アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、マケドニア、モンテネグロ、セルビア、アルバニアです。
 モンテネグロとかアルバニアは、この夏、ベラルーシからの観光客を誘致するようなことを宣伝していたはずなのですが。陸路で入国すればいいということでしょうか。

 ロシアなど複数の外国のテレビ局の番組がベラルーシ国内での放映禁止となりました。この数がこれからも増える可能性があります。

 アメリカの新しい対ベラルーシ経済制裁が発動されました。制裁対象になるのは16人のベラルーシ人と5つの組織です。

 ベラルーシは今後、中国への輸出額を50億ドルまで増やす計画であると発表しました。他にも中国との自由交易ゾーンを広げるそうです。ベラルーシ市場に中国製品がますます増えそうですね。そして中国人もベラルーシへ大勢やってきそうです。(ちなみにベラルーシに住んでいる日本人は約30人と半減しました。)欧米諸国からの経済制裁に対してはロシアと中国を頼りにして乗り切ろうという考えなのでしょう。


 フランスで開催されたアヌシー国際アニメーション映画祭に、ベラルーシのアニメ作品が出品されました。テーマは2020年8月以降続いているベラルーシ状況です。作品の一つはベラルーシ語から日本語に訳すと「全能なる神」ですが、これはもともと同じ題名の歌からアニメのタイトルに採られたものです。
 (歌のほうは、もともと「祈りを捧げる者」というナタリヤ・アルセニエワという詩人の作品に1947年にミコラ・ラベンスキーが賛美歌として作曲し「全能の神」というタイトルになったものです。ベラルーシ共和国の国歌の候補になったこともあります。2020年8月大統領選挙後は、この歌は反政府派の歌になりましたが、現在教会内で歌うことは禁止されています。)
 
 アニメ「全能の神」は出品にあたり、映画のタイトルを英語では「ベラルーシへの祈り」にしています。監督はユリヤ・ラディツカヤ。
 またチェコとの合作作品ですが、ダリヤ・デドク監督の作品も出品されました。どちらの監督もすでにベラルーシから国外へ活動拠点を移していますね。


 リトアニアとイラクの外相会談で、リトアニア側は、ベラルーシ政府が、イラク難民がリトアニアに不法入国するよう手助けしているという情報を得た、イラク難民をリトアニア政府にかける圧力の道具にしていると述べました。


 


ベラルーシのコロナウイルス感染者41万1153人。死者数3053人

2021-06-21 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年6月21日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は411153人になりました。1日の新規感染者数は475人です。1日の新規検査数も10518件と減ったので、感染の収束は横ばいですね。

 死者数は3053人です。

 404025人が回復しました。

 665万件を超える検査数となりました。