ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年6月8日。夏らしい良い天気

2021-06-08 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年6月8日。気温が上がり今日も夏らしい天気になりました。
 
 今日、ベラルーシ外相は、アメリカ、イギリス、EU諸国、スイス、そして日本の外交団と会談しました。
 昨年11月に日本の総理大臣の信任状をベラルーシ大統領に北朝鮮などの反米国といっしょに渡して、握手していた日本ですが、欧米と足並みを揃えていることを、今回ははっきり示しましたね。
 
 ベラルーシ外務省は会談の内容について詳細を発表していません。
 しかし、今回集まった各国の外交トップは、ベラルーシ政府が、野党、メディア、市民に対して迫害を行なっているとし、それを中止するよう求めました。また、政治思想犯やその嫌疑をかけられ勾留中の人たちを釈放し、調査もするよう求めました。
 実際、日本国籍を持っている人がもう10ヶ月も刑務所に拘留されているんですよ。やっと日本がはっきりベラルーシ政府に、政治思想犯を釈放せよと言ってくれましたね。
 まあ、ベラルーシ政府側がすんなり他国の意見に耳を傾けるかどうか分かりませんが、それでも日本政府が立ち位置をはっきり見せたのは大事ですよ。今回行動を共にした国と違って、日本はまだ経済制裁などは発動していませんが、やはり曖昧な態度でいると、日本も孤立してしまうと思います。

 
 ベラルーシ大統領は、戦争が始まった場合、市民が敵から身を守れるように、各世帯に一丁の武器を配布するという対策方法を考えているとし、そのために武器が大量に必要になるので、今から武器の製造を促進させると発表しました。
 ここで言う武器とは、いわゆる飛び道具のことで、日本刀などは入りません。飛び道具って具体的にはどんな?とS夫に尋ねたら、軍で使用しているカラシニコフ銃とか、そう言うタイプのものという返事でした。
 つまり、カラシニコフ銃かそれによく似た自動小銃などを、ベラルーシ国内で大量に製造しておき、開戦になったら迅速に各世帯に配布するそうです。
 もちろんそれを手にして、戦えと言うわけではなく、もし敵が家の中に侵入しようとしてきたら、その銃を使って対抗するように、ということです。
 しかし一人暮らしの高齢者女性などは、こんな銃を配られても使いようがないような気がします。

 
 今ベラルーシの上空にはほとんど飛行機が飛んでいませんが、逆にフライトを停止するのを再考するよう航空会社に求める署名運動がベラルーシで始まっています。
 
 さらには、西側諸国が経済制裁をベラルーシに発動するのをやめてほしいと求める署名活動も、なぜかベラビア航空内で始まったそうです。


 リトアニアの国境警備隊は、ベラルーシとの国境近くで3つの不法入国者グループを発見したと発表しました。
 ベラルーシからリトアニアへ国外脱出したベラルーシ人かな?と思ったら、自称イラク人で、パスポートも持っていないそうです。最近イラク人やアフガニスタンの難民がベラルーシからリトアニアへ不法に越境しようとしており、リトアニア側で保護されているケースが増えています。


 

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者40万1019人。死者数2929人

2021-06-08 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年6月8日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は401019人になりました。1日の新規感染者数は597人です。1日の新規検査数は9130件で、どちらも横ばいですね。
 死者数は2929人です。
 393237人が回復しました。
 645万件の検査数となりました。

 ロシア保健省はコロナワクチン「スプートニクV」を接種していても、その後しばらくしてから別の種類のコロナワクチン接種する必要があるかもしれないと示唆しました。
 どういうことでしょうか・・・。