ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年6月18日。コンサート

2021-06-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年6月18日。気がつくと日照時間がとても長くなっていることに驚かされます。

 前日17日、ミンスク市内で、ロシアの(ソ連時代といったほうが正しいですかね)ロックグループ、キノーのコンサートがありました。コロナウイルスのせいで、2回公演が延期されていたのが、まだ第3波終息宣言も出ていないベラルーシでいよいよ開幕しました。
 このグループの曲「変化」を歌ったり、流したりしただけで、逮捕され、有罪判決を受けたベラルーシ人がたくさんいる中で、大入りのコンサート会場で、演奏されるのか心配していました。
 するとちゃんと演奏。キノーのリーダー、ビクトル・ツォイはすでに故人ですが、昔スタジオで録音した歌声をデジタル化。本人の顔はCG化して(その作業をしたのは息子のアレクサンドル・ツォイ)舞台奥の巨大スクリーンに投影。
 曲のイントロが流れると、狂喜するベラルーシ人の観客。(そのようすはYouTubeで見られます。)
 途中、静止が入るわけでもなく、コンサート後、逮捕者も出ませんでした。
「この曲を演奏したり、聞いたりしたりしていけないということではない証拠。」
と主張するベラルーシ人もいます。
 グループのメンバーも無事に帰国したようです。

 
 ミス・ベラルーシの予選が続いていますが、今年の選考基準には「愛国心があるかどうか」だそうです。

 今年9月からベラルーシの学校では新学年度が始まりますが、新しく「愛国心を育てる科目」が設置されることが決まりました。


 EUの専門家が会合を開き、対ベラルーシ経済制裁で合意しました。
 オーストリア政府が当初は制裁に反対していたのですが、(オーストリアの銀行がベラルーシにい進出しているため)結局賛成に回りました。
 EU首脳会議で承認されれば、EU諸国のベラルーシへの新規融資や証券取引、金融機関による投資などが禁止。スパイ活動に使用され得る通信機器の輸出を禁止。狩猟用ライフルを含む武器の禁輸を強化。タバコ製品や石油(ベラルーシは石油はほとんど採掘されていませんが。)石油関連製品の輸入を制限。さらには世界で20%のシェアを持つカリウムの輸入も禁止。どれもこれも国営企業が絡んでいます。

 欧米諸国が発動した対ベラルーシ経済制裁について、違法であると国連が認めることを期待している、とベラルーシ大統領は述べました。

 ベラルーシでは材木のための森林伐採が続いています。輸出先は中国です。天然資源がないと言われるベラルーシですが、そうでもないですね。

 
 ベラルーシの国境地帯でベラルーシ製のタバコの不正輸出が繰り返し摘発されています。今日もリトアニア税関が、トラックの荷台の材木の内部にタバコが大量に隠されて、リトアニア国内に持ち込まれそうになったところを発見しました。ベラルーシにある売れるもの、材木とタバコの組み合わせです。

 こんなニュースがポーランドやラトビアとの国境地帯で起きたとしょっちゅう報道されています。
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者40万9385人。死者数3025人

2021-06-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年6月18日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は409385人になりました。1日の新規感染者数は764人です。1日の新規検査数は17460件でどちらの数字も減りました。

 死者数は3025人です。

 402202人が回復しました。

 661万件を超える検査数となりました。