ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年6月6日。雷雨の予報でしたが好天

2021-06-06 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年6月6日。雷雨の予報が出ていましたが、一日よい天気でした。

 今日、日本の雑誌のネット版のサイトを開こうとしたら、403エラーが出ました。

 これはアクセス禁止というエラーコードですよね。原因を調べたら、「Webサイトを管理している側の意向により、第三者の閲覧が禁止されている」パターンと「サーバに大量のアクセスがあり、Webサイトが一時的にダウンしている」パターンがあるそうです。時間を置いてから再度アクセスすれば解決することもあるというので、半日経ってから試してみましたが、やっぱりだめです。いつまで経ってもエラーコードが表示される場合は、サイトの管理者にとり合わせると解決するかもしれません。が、私の場合、英語でこのように表示されます。

403 ERROR   The request could not be satisfied.


The Amazon CloudFront distribution is configured to block access from your country. We can't connect to the server for this app or website at this time. There might be too much traffic or a configuration error. Try again later, or contact the app or website owner.
If you provide content to customers through CloudFront, you can find steps to troubleshoot and help prevent this error by reviewing the CloudFront documentation.

 この「block access from your country」というのにガーンときましたよ。上記二つのパターンのうち前者のほうですよ。しかも「あなたの国からのアクセスはブロックされている」というのはベラルーシからのアクセスをブロックされているということですよね。

 日本の雑誌のサイト管理者がブロックしているというより、このAmazon CloudFrontがアクセスできないようにしているのでは? と思って調べたら、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のサイトの中に「コンテンツの地理的ディストリビューションの制限」いうのがありました。要するにサイト管理者のために地域制限をかけられますよとサービス提供しているのです。これによると・・・

 地域制限 (地理的ブロック) を使用すると、CloudFront ディストリビューションを通じて配信しているコンテンツについて、特定地域のユーザーによるアクセスを回避できます。地域制限を使用するには、次の 2 つの方法があります。

  • CloudFront の地理制限機能を使用する。ディストリビューションに関連するすべてのファイルへのアクセスを制限し、国レベルでアクセスを制限する場合は、この方法を使用します。

  • サードパーティーの位置情報サービスを使用する。ディストリビューションに関連するファイルのサブセットへのアクセスを制限する場合や、国レベルより詳細なレベルでアクセスを制限する場合は、この方法を使用します。

 ・・・・だそうです。ベラルーシを地理的ブロックしたいというサイト管理者がいるわけですね。日本の雑誌のウェブ版にアクセスできなくなっているわけですが、この地域制限をかけたのが、どこの国の管理者なのかは分かりません。PCに強い人なら分かるのでしょうが、私はそんな能力ないし、追及しようという気力もないです。

 

 スロベニアは、リュブリャナにあるベラルーシ領事館の運営の同意を正式に撤回しました。  5月初めにはスロベニア外務省は、同国にあるベラルーシ領事館が閉鎖される可能性が高いと指摘していました。

 

 ベラルーシの首相は、ベラルーシに欧米諸国が厳しい経済制裁を発動しても、ベラルーシ経済には悪影響はなく、国内総生産が2.9%減るだけにすぎないと、試算の結果を述べました。

 またEU諸国からの商品や製品がベラルーシに輸入されなくなっても、ベラルーシとロシアと中国の商品と製品でほぼ100パーセント近くカバーできるので問題ないそうです。特に中国製品だけで90パーセントカバーできるらしいです。

 江戸時代の鎖国みたいになるのでしょうかね。貿易の窓口は長崎の出島だけで、貿易相手国は二カ国ぐらい・・・という感じでしょうか。

 ベラルーシの首相によると、ベラルーシ国内には300のリトアニア企業、250のキプロス企業、200のウクライナ企業、160のラトビア企業、150のドイツ企業、140のポーランド企業、72のオランダ企業があるのですが、これらの企業が、ベラルーシとのビジネスパートナー関係を解消しても、ベラルーシ経済には、特に問題は起きないそうです。

 現在、欧米諸国からの経済制裁で、ベラルーシ商品や製品は買ってあげませんよ、と脅されているわけですが、そのお返しに欧米諸国からの商品や製品をベラルーシは買いませんよ、と言い返している状態です。

 実際、EU諸国からの輸入が止まっても、自国製品やロシアと中国製の商品を輸入すればいいだけの話で、何も困らないし、本当にEU諸国からの輸入を完全に止めようかと検討中であると公表しました。さらには、経済制裁をベラルーシに発動する前に、自分たちの利益源のことを心配するほうがいいよ、ベラルーシという市場を失ってしまうけどいいの? とEU諸国に対して助言もしました。

 またライアンエアー緊急着陸事件の調査がICAOにより始まっていますが、ベラルーシ政府は適切に対応したと認められるとベラルーシ首相は確信しており、今回の事件でベラルーシ政府が何も悪くなかったとはっきりしたら、外国からの飛行機がキャンセルになったり、もらえていたはずの領空通過料が得られなかったことに対して、弁償金を請求するつもりであると述べました。

 爆発物がある可能性があるからと国際法に則って、きちんと対処したのに、こちらは悪くないから、被った不利益の分だけ弁償金を払ってください(国家の収入につながりますね。)と言いたいわけです。

 まあ、確かに爆発物が機内にあるかもしれないと分かったら、あのように緊急着陸、そして爆発物があるかどうかの確認をしないといけないし、ちゃんとしましたよ。でも国際社会で責められているのは、そこではなく、乗客2名を身柄拘束していることです。爆発物を仕掛けた犯人としてではなく、別の罪状でです。

 しかし、こういう指摘に対しても、指名手配中の人物がベラルーシ国内にいることが分かったから、逮捕しただけ。もう一人のロシア国籍の乗客は、証拠隠滅の手伝いをしていたようだし、犯罪者の共犯である可能性があるから拘束したと主張するでしょうね。

 

 ベラルーシは農作業機械を今後アフガニスタンに輸出する大型契約を結びました。これからベラルーシを巡る輸出入の流れが大きく変わりそうです。

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者39万9852人。死者数2910人

2021-06-06 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年6月6日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は399852人になりました。1日の新規感染者数は943人です。1日の新規検査数は17923件です。どちらも微増しています。

 死者数は2910人です。

 392366人が回復しました。

 642万件を超える検査数となりました。

 

 ベラルーシではロシア製、ベラルーシ製、中国製のコロナウイルスワクチンが採用されています。ロシア製のワクチンの副反応が強く出る人が多いそうです。

 6月3日、ミンスクに住む70歳の女性がロシア製のワクチン接種後、体調が悪化し、搬送先の病院で死亡しました。ワクチン接種が死因ではないかと遺族はメディアの取材で答えていますが、病院関係者は因果関係を否定しています。