電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

習慣の力の強さと欠点

2018年11月07日 06時03分31秒 | Weblog
もともと、あまり意思の強いほうではなかったらしく、若い頃は一度決意しても途中でくじけて、自分の意思の弱さを嘆いたものでしたが、ある年代から、意思の力に頼ろうとすると継続に難があるのだから、要するに習慣にしてしまえば良いと考えるようになりました。これならば、たまたま出来なかったとしてもさほど嘆く必要はない。また普段通り再開すれば良いだけです。まことに「意思は弱く、習慣は強い」(*1)ものです。

ところが、習慣の力の強さには欠点もありました。習慣というのはコワイもので、普段とは異なる重要な新規課題があっても、それらを脇に置いて、いつもの習慣的なルーティンを果たして安心してしまいます。例えば春の嵐で一部が壊れた雨樋の修理依頼が延び延びになっているとか、屋根の塗装の業者選定が未着手であるとか、心当たりがいくつも(^o^;)>poripori
要するに、習慣は優先順位を錯覚誤認させる傾向がある、ということです。

年を取ると、あまり考えずに日常の生活習慣に頼る傾向が強まるだけに、この点はよく自覚しておく必要がありそうです。

(*1):意思と習慣〜あるいは強さと合理性〜「電網郊外散歩道」2011年5月
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