週の始まりの今日は、屈託のない音の快感、レスピーギの「ローマの祭」を聞いた。全曲が通して演奏される。
第1曲、「チルチェンセス」、ファンファーレに伴い開始されるのは、大管弦楽によるなんともスペクタキュラーな音楽だ。古代ローマの暴君ネロが、円形闘技場においてキリスト教徒をライオンに食い殺させるショーを描いた部分もあるそうだが、シェンキヴィッチの『クオ・ヴァディス』の世界か。
第2曲、「五十年祭」。Wikipediaによれば、古い賛美歌をモチーフとし、ロマネスク時代の祭を表すとあるが、意味がよくわからない。オーディオ的には圧倒的な迫力がある。
第3曲、「十月祭」、ローマの城で行われるルネサンス時代の祭がモチーフになっているというが、これも意味不明。むしろ、「ポピュラー音楽のような」と形容できるほどの、ずいぶんと直接的な部分もある。
第4曲、「主顕祭」、不協和音で始まり、わかりやすい遊園地のメリーゴーランドのような音楽も登場。
曲としては「ローマの松」のほうがずっと充実していると思うけれど、こういう屈託のない音楽をぼーっと聞くのも楽しい。特に、自宅でステレオ装置で聞く「祭」は、通勤のカーステレオの音響では味わえない、近代大管弦楽の醍醐味を味わうことができる。
現在は、学校の吹奏楽部でもこうした曲を演奏するのだとか。技術的にも音楽的にも、若い人達のレベルが格段に上がっているということなのだろう。単純にすごいと思う。
演奏は、リッカルド・ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団。1984年11月にフィラデルフィアのメモリアル・ホールにてデジタル録音された。CDは、HCD-1146という型番を持つ、EMI「新・世界の名曲」シリーズのうちの1枚。
第1曲、「チルチェンセス」、ファンファーレに伴い開始されるのは、大管弦楽によるなんともスペクタキュラーな音楽だ。古代ローマの暴君ネロが、円形闘技場においてキリスト教徒をライオンに食い殺させるショーを描いた部分もあるそうだが、シェンキヴィッチの『クオ・ヴァディス』の世界か。
第2曲、「五十年祭」。Wikipediaによれば、古い賛美歌をモチーフとし、ロマネスク時代の祭を表すとあるが、意味がよくわからない。オーディオ的には圧倒的な迫力がある。
第3曲、「十月祭」、ローマの城で行われるルネサンス時代の祭がモチーフになっているというが、これも意味不明。むしろ、「ポピュラー音楽のような」と形容できるほどの、ずいぶんと直接的な部分もある。
第4曲、「主顕祭」、不協和音で始まり、わかりやすい遊園地のメリーゴーランドのような音楽も登場。
曲としては「ローマの松」のほうがずっと充実していると思うけれど、こういう屈託のない音楽をぼーっと聞くのも楽しい。特に、自宅でステレオ装置で聞く「祭」は、通勤のカーステレオの音響では味わえない、近代大管弦楽の醍醐味を味わうことができる。
現在は、学校の吹奏楽部でもこうした曲を演奏するのだとか。技術的にも音楽的にも、若い人達のレベルが格段に上がっているということなのだろう。単純にすごいと思う。
演奏は、リッカルド・ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団。1984年11月にフィラデルフィアのメモリアル・ホールにてデジタル録音された。CDは、HCD-1146という型番を持つ、EMI「新・世界の名曲」シリーズのうちの1枚。
まさにそんなかんじですよね!
>近代大管弦楽の醍醐味を味わうことができる。
どこから味わってみても近代大管弦楽ですねぇ。
あの不協和音のすさまじさといったら・・・^^;
よくこんな曲がかけるなーと感心します。
最後なんて本当にトランス状態になりますしね~。
聞いている以上に、演奏する方はさらにエキサイティングですよ!
大興奮!!笑
>トランス状態
へ~、そんなふうになるんですか。
演奏する立場だと、また印象も強烈でしょうね。