電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

昨年の冬〜今春に植えた桃等の苗木の様子は

2022年06月01日 06時01分12秒 | 週末農業・定年農業
先年の大雪被害で倒壊したり、野ネズミ被害や堆肥不足による土壌の粘土質化などでだいぶ枯死が目立ってきた自宅裏の果樹園ですが、その一部を再生するために昨年秋から堆肥を入れ、「美晴白桃」や「青空むすめ」などの晩生種の桃や、だいぶ減ってしまった花粉樹の役割として、昨年初冬〜今春にかけて、サクランボの晩生種「紅秀峰」の苗木等を植え付けました(*1,*2)。

紅秀峰のほうは、芽の出るのも早く丈夫に育っている感じでしたが、桃のほうが芽が出るのが遅く、寒さのために枯れてしまったのではないかと心配していました。ところが、その後なんとか芽が出てきて葉も広がり、ほっと一安心したところです。写真は「美晴白桃」ですが、このまま順調に育ってくれれば桃の方は三年後には収穫が期待できます。サクランボのほうは、まあ8年〜10年はかかるでしょうか、私は80歳になってしまいますが、その頃には脚立で高いところまでは登らず自家用に収穫できる程度にはなっているでしょうから、楽しみに待つことにしましょう。



ロシア産の尿素など化学肥料が止まっている影響で、化学肥料の高値が続いているようです。であれば、今年は窒素肥料に関しては尿素に代えて当地の畜産農家から堆肥をどっさり購入して散布することでなんとか切り抜けようかと考えています。が、「窒素、リン酸、カリ」のうち塩化カリウムもロシア産が止まっているらしい。うーむ、これは剪定枝の焼却灰に含まれる炭酸カリウム(*3)を使うことで値上げ分くらいは(多少は)対応できるかも。量的には圧倒的に不足でしょうが。

(*1): 今季の農作業は終了と思っていたら〜サクランボと桃の苗木が届いた〜「電網郊外散歩道」2021年12月
(*2): 倒壊したサクランボの後に桃の苗木を植える〜「電網郊外散歩道」2022年4月
(*3): 剪定枝等を焼却するのは産業廃棄物の処分ではなく、もともとは肥料の再生産の意味があって行われていたものです。そのために、果樹の大産地である当地では農地で剪定枝を焼却する行為が条例で認められています。このあたり、消費者も大きな誤解をしているのではないかと思います。


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