
某日、お天気が悪い予報だったので農作業はお休みとし、妻と映画を観にでかけました。お目当ては、もうすぐ当地での上映が終わるという「侍タイムスリッパー」です。あちこちで「面白い!」という声を聞きますので、興味津々です。予告編はこんな感じ。
「侍タイムスリッパー」予告編
要するに、幕末の会津藩士が長州藩士を襲ったら雷が落ちて現代の映画撮影所にタイムスリップしてしまうというのが発端。で、彼は時代の落差に驚きながらも時代劇の斬られ役俳優として生きていこうとするが、久々の大型時代劇映画の主演俳優が実は…というお話です。
いやあ、面白かった(^o^)/ 思わず細かいことはいいんだよと言いたくなる、突き抜けた面白さでした。その中でも思わずホロリとさせるところもあり、映画を観ながらちょいとうるうるしました。
そうそう、戊辰戦争で会津藩がどんな仕打ちを受けたかを知った主人公・高坂新左衛門が長州藩士・山形彦九郎に向ける怨念は、史実に基づくだけにリアリティがあります。たぶん、祖父母の親たちの世代が会津処分で斗南に追いやられ、病死・餓死した話などを聞いている会津の人たちは、まだ「仲良くしましょう」という気にはなれないでしょう。でも当時の人たちの喜怒哀楽を描くのは、確かに時代劇の形を取らざるを得ない。
もう一つ、チャンバラの迫力がすごかった。たしかに、久々に見た「本物の真剣勝負」という感じがしました。イチゴのショートケーキの場面は、現代の日常性の価値を描いて秀逸でした。
本当にいい映画でした。今はアマゾンプライムビデオ無料で見られるので、何度も何度も見返してます。
見るたびに涙うるうるです!
真剣勝負、すごかったですよね。わたし、見るたびに肩に力が入ってしまいます。大丈夫とわかっていてもです。
そして、あの殺陣師の方も格好良かったです。
>ご覧になりましたね〜。... への返信
コメントありがとうございます。おもしろかったですね! この脚本があって、俳優さんたちの演技があって、カメラさんたちの撮影と編集があって、その他にも関係する人たちの努力があって、実に面白い映画になっていたと思います。莫大なお金をかけたスケールの大きな映画もすごいと思いますが、こういう行き方もいいですね。実際、あの「真剣勝負」の場面はすごかったです。