電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

プロシオン万年筆への不満は、流用したコンバータのせいだったみたい

2018年11月22日 06時04分24秒 | 手帳文具書斎
プラチナ萬年筆の新製品プロシオンを入手した時、それまでプレッピーやプレジールで使っていた首軸から引っこ抜いたコンバーターを流用しました。このとき、

コンバータをセットするとき、あまりにもするりと入ったので、まだ入っていないのではないかと勘違い(*1)

するほど緩かったことに、もっと注意すべきでした。実は一度、胴軸内にコンバーターが抜け落ちていたことがあり、もう一度セットしなおして使ってみても、どうもインクの出が悪く、少々乾き気味と感じられます。

これは、流用したコンバーターの接合部がゆるいためではなかろうか。考えてみれば、最初期の細字のプレッピーに導入し、その後、中字のプレッピーまで、何度か抜き差しして使いまわしています。新品のコンバータに交換してみたらどうだろう?



で、やってみました。新しいコンバーターをプロシオンの首軸に差し込むとき、けっこう抵抗があります。グイッと押し込む必要がありました。今まで使ってきたほうは、おそらく何度かの流用で、接合部が甘くなっているのでしょう。

で、一晩おいたプロシオン(PROCYON)。不満があったインクフローは、悪くありません。たいへんスムーズです。TWSBI の VacMini やダイヤモンド580ALラヴァーと比べると、線幅は細めですが、今まで感じていた不満はほとんど解消されています。おそらくは、接合不良だった流用コンバータのおかげで、これまでインクの流れがスムーズではなかったからなのでしょう。プラチナ社の名誉のために、訂正しておきたいと思います。

(*1):プラチナ万年筆の新製品「プロシオン」を八文字屋本店で発見〜「電網郊外散歩道」2018年8月


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