文春文庫で、平岩弓枝著『御宿かわせみ7 酸漿(ほおずき)は殺しの口笛』を読む。ずいぶん前に、水曜の夜だったか、真野響子と小野寺昭の共演で連続テレビドラマとして放映されていた。配役は別だが、今も別シリーズが放送されているらしい。強く優しく年下の町方与力次男坊・神林東吾と、幼馴染でやきもち焼きの元同心の娘・るいが、御宿「かわせみ」を舞台に、東吾の親友の堅物・畝源三郎と、これまた元鬼同心の番頭やよく気のつく女中頭の吉などとともに毎度毎度めでたく事件を解決するのだが、自分たちのほうはいっこうに進展しない、というお話だ。こういっては実もふたもないが、連続時代劇にはこういうマンネリズムがちょうどあうのだろう。多少やきもきしながら、年寄りも安心して見ていられるからだ。それともうひとつ、このシリーズのファンはやっぱり女性が多いような気がする。
ところで、酸漿と書いて「ほおずき」と読むことを、この作品で初めて知った。袋に入って赤くなるほおずきはよく見かけるが、これを鳴らす遊びは子ども時分にもしたことがない。女の子は鳴らして遊んでいたのかもしれないが、私には全く記憶がない。本作では「殺しの口笛」と言うが、どんな音がするのだろうか。
ところで、酸漿と書いて「ほおずき」と読むことを、この作品で初めて知った。袋に入って赤くなるほおずきはよく見かけるが、これを鳴らす遊びは子ども時分にもしたことがない。女の子は鳴らして遊んでいたのかもしれないが、私には全く記憶がない。本作では「殺しの口笛」と言うが、どんな音がするのだろうか。
TBありがとうございました。
私も今日図書館で「酸漿・・・」借りてきました。
この字、読めませんよね。
勉強になりますね・・・。
ほおずきの音、わたしはうまく鳴らせた記憶がありません。
年上の従姉が、上手だったような気がしますが、どんな音だったのか、こちらも記憶がまったくありません・・・。
もったいない・・・。