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電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

文庫本という発想はすごい

2013年07月24日 06時02分29秒 | 手帳文具書斎
考えてみれば、文庫本という発想、規格はすごい「発明」だと感じます。手に取ってちょうどよい大きさで、装丁も簡素で、値段も比較的安価で求めやすいものです。

日本では、岩波文庫あたりが最初(*)なのかと想像していますが、たしか岩波はドイツのレクラム文庫(*2)に範を取ったものと記憶しています。だとすると、レクラム文庫の規格を考え出した人がすごいと思います。どんな人で、どんな経緯で発想したのだろう?

ポケットに入る大きさで、いつでもどこでも取り出せて、旅先でも待合室でも、ビジネスホテルや病院のベッドの上でも、続きを読むことができる。こんな書籍は、本当に便利です。古典的名著に限らず、少し前に話題になった本から最新の文庫書き下ろしまで、多彩な内容に、あらためて驚きます。ハードカバーの単行本の魅力は充分に承知しながら、文庫本という発想に今更ながら感服です。

(*):文庫本に関する Wikipedia の解説
(*2):レクラム文庫~Wikipediaの解説


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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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しかも活字も大きくなって (おなら出ちゃっ太)
2013-07-24 11:03:45
昔は活字が小さくて薄くて読みにくくて老眼の人間には厳しいものがありましたが、今の文庫本は読みやすいですよね。
ただ、高校生のころ愛読していた文庫本が読めないのですが…。
(^^;

ところでコーヒーカップとケーキの組み合わせが素敵な写真ですね。美味しそうです。
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ケーキに見とれて (sonata)
2013-07-24 14:01:07
先日の「和菓子のアン」、病院見舞いの時にたまたま平積みされていた文庫本を購入したんです。バッグに入って便利ですね。今はいろいろなところから文庫が出ていますし。

ほんとにケーキ美味しそう、素敵なリフレッシュされてますね。
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寂しいかな・・ (ジェイン)
2013-07-24 15:35:00
私の母のことが載った本がありました。数年前、新潮社の記者が取材に来て文章になったものです。ところが、先ごろ友人に贈りたくて本屋とネットで捜したところもう単行本はなくなっていました。ただ文庫本はあるということでそれをを購入しましたが、470ページもの大作それも美しい装丁なのにとても残念に思いました。すべてが合理的になるのもなんとなく寂しい気がいたします。

ケーキ美味しそう! 和(!?)の器に・・・オツですね。
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おなら出ちゃっ太 さん、 (narkejp)
2013-07-24 20:05:22
コメントありがとうございます。活字の大きい新装版は、私たちの年代ですと、ほんとにありがたいですね。活字のポイント数が小さくなっていくと、ある閾値を超えたところで情報量は突然ゼロになります(^o^)/
実に困ったものですね。
時計は朝の時刻です。朝っぱらからコーヒー&スイーツです(^o^)/
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sonata さん、 (narkejp)
2013-07-24 20:10:10
コメントありがとうございます。『和菓子のアン』、なかなか良かったですよ~。あれから、佐藤屋菓子舗の和菓子に注目し、毎月の上生菓子の顔ぶれを楽しみにしておりまする(^o^)/
いい年をして、と笑われそうですが(^o^;)>poripori
美味しいものに年齢は無関係ですねっ!
このケーキは、妻の手作りです。グレープジュースを使った二層のやつ。たいへん美味しいです。
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ジェイン さん、 (narkejp)
2013-07-24 20:17:13
コメントありがとうございます。ご指摘どおり、単行本の寿命が早すぎますね。出版社の方では、在庫が倉庫保管経費という形で経営を圧迫するのでしょうけれど、これは単行本で読みたい、という本があるものです。お母様への取材が本になったものなら、なおさらですね。一方で、文庫は絶版になって久しいのに、文庫では出ないものもあり、残念でなりません。
ケーキは、記事に取り上げようと思ったのでしたが、妻が恥ずかしいからと同意が得られず、断念したのでした。コメントで触れていただき、これは私の方から記事にしたものではありませんので、不可抗力ですね(^o^)/
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