風邪を引いた回復期には、重たく苦しい音楽は敬遠したくなります。通勤の音楽も、しばらくビゼーの「交響曲ハ長調」を聞いておりました。ネヴィル・マリナー指揮アカデミー管弦楽団(Academy of St. Martin-in-the-Fields)の演奏、TOCE-4010という型番の東芝EMIの廉価盤CDです。今の季節感にもよくあう音楽です。
第1楽章、アレグロ・ヴィヴォ。軽快な弦の動きに、ロッシーニの序曲のような風味も感じます。
第2楽章、アダージョ、セリア・ニクリン:オーボエ。序奏に続くオーボエの旋律が本当に素晴らしい。中間部の弦のメロディーも、思わず聞き惚れます。
第3楽章、アレグロ・ヴィヴァーチェ~トリオ。はつらつとした旋律とリズム。若いということは、うらやましいことです。
第4楽章、アレグロ・ヴィヴァーチェ。細やかで早いパッセージで始まり、軽やかな足取りといきいきとしたリズムが快い、快活な音楽です。
Wikipediaによれば(*)、作曲年代は1855年、ビゼー17歳だそうです!パリ音楽院在学中のものだそうですが、80年後に楽譜が発見され、1835年にワインガルトナーによって初演されたとか。実にチャーミングな音楽です。
作曲当時の状況は、R.シューマンはまだ存命で、没する前年。ワーグナーは「ラインの黄金」を完成した頃でしょうか。ブラームスはまだピアノ協奏曲第1番を発表しておりません。ロマン派音楽の爛熟期にさしかかる頃に咲いた、若々しいガーベラの花といった風情です。
録音は1992年、アビーロード・スタジオで収録されたもの。
(*):交響曲(ビゼー)~Wikipediaより
第1楽章、アレグロ・ヴィヴォ。軽快な弦の動きに、ロッシーニの序曲のような風味も感じます。
第2楽章、アダージョ、セリア・ニクリン:オーボエ。序奏に続くオーボエの旋律が本当に素晴らしい。中間部の弦のメロディーも、思わず聞き惚れます。
第3楽章、アレグロ・ヴィヴァーチェ~トリオ。はつらつとした旋律とリズム。若いということは、うらやましいことです。
第4楽章、アレグロ・ヴィヴァーチェ。細やかで早いパッセージで始まり、軽やかな足取りといきいきとしたリズムが快い、快活な音楽です。
Wikipediaによれば(*)、作曲年代は1855年、ビゼー17歳だそうです!パリ音楽院在学中のものだそうですが、80年後に楽譜が発見され、1835年にワインガルトナーによって初演されたとか。実にチャーミングな音楽です。
作曲当時の状況は、R.シューマンはまだ存命で、没する前年。ワーグナーは「ラインの黄金」を完成した頃でしょうか。ブラームスはまだピアノ協奏曲第1番を発表しておりません。ロマン派音楽の爛熟期にさしかかる頃に咲いた、若々しいガーベラの花といった風情です。
録音は1992年、アビーロード・スタジオで収録されたもの。
(*):交響曲(ビゼー)~Wikipediaより
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