先日、オープンリーフのテープデッキの写真を入れようと、1971年発行の FM-fan を広げたら、思わず懐かしくなるような広告が目にとまりました。写真は、TEAC社のテープデッキですが、それまで生録音用途に使うために、マイクアンプを必ず装備していたところを、FMエアチェックにマイクアンプは不要だろうとドライに割り切った製品です。
そして、こちらが1971年当時のTechnicsの売れ筋製品のようです。
SONY 社の製品は、以前取り上げた(*1,2)ことがありますが、AKAI 社のデッキも高級品でした。
こちらは、1モーター2ヘッドの日立の普及型製品。オープンデッキに、こんな入門機があったのですね。
BASF の生テープと、キングの4トラック・ミュージックテープです。バックハウスのベートーヴェンが、「ピアノソナタ」ではなくて「ピアノ奏鳴曲」と表記されているのが、この時代を感じさせます。
スコッチは、表見返しに広告を掲載しております。1971年は、イタリア歌劇の来日公演で、エレナ・スリオティスとフィオレンツァ・コッソットの二人が、「ノルマ」を演じて話題になりました。
全体に、モノクロの広告が多いことと、一冊の薄手の冊子にこれだけオープンリールの広告があることに驚きます。1971年、時代はまだカセットデッキが中心ではなかったことがわかります。
(*1):懐かしのオーディオ・カタログを発見~「電網郊外散歩道」2008年5月
(*2):オーディオ製品カタログに時代を見る~「電網郊外散歩道」2008年11月
そして、こちらが1971年当時のTechnicsの売れ筋製品のようです。
SONY 社の製品は、以前取り上げた(*1,2)ことがありますが、AKAI 社のデッキも高級品でした。
こちらは、1モーター2ヘッドの日立の普及型製品。オープンデッキに、こんな入門機があったのですね。
BASF の生テープと、キングの4トラック・ミュージックテープです。バックハウスのベートーヴェンが、「ピアノソナタ」ではなくて「ピアノ奏鳴曲」と表記されているのが、この時代を感じさせます。
スコッチは、表見返しに広告を掲載しております。1971年は、イタリア歌劇の来日公演で、エレナ・スリオティスとフィオレンツァ・コッソットの二人が、「ノルマ」を演じて話題になりました。
全体に、モノクロの広告が多いことと、一冊の薄手の冊子にこれだけオープンリールの広告があることに驚きます。1971年、時代はまだカセットデッキが中心ではなかったことがわかります。
(*1):懐かしのオーディオ・カタログを発見~「電網郊外散歩道」2008年5月
(*2):オーディオ製品カタログに時代を見る~「電網郊外散歩道」2008年11月
父のモノラル・オープン・テープレコーダーとラジカセ、カセットデッキを併用しながら、いつも「欲しいなぁ」ってカタログや広告を見ていました。
友人宅でオープン・デッキをよく聴かせていただきましたが、彼は9.5で回していて、それほどの音でなかったと思いましたが、別の友人が19で録ったレコードのコピーを聴いたときは、「カセットは敵わないな」と思いました。
当時はノードルビーのカセットデッキでしたので、その差は歴然でした。
最近はオープン・テープからの復刻もCD化されてたりしてますね。どんなものか聴いてみたいものです。