電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

資料を一つ忘れてしまって

2016年02月05日 06時04分14秒 | コンピュータ
後期のみ、非常勤で某大学の四年生に講義というか演習というか、授業を受け持っています。毎回、何らかの形で自作の資料を持参しますが、先日、うっかり資料を一つ忘れていることに気づきました。一瞬、焦りましたが、まだ昼休みの時間帯でしたので、手持ちのUSBメモリに保管していたPDFファイルから該当の資料をスキャンしてあったものを発見、印刷してもらってなんとか間に合いました。

こんなとき、自分のデータを持ち運ぶことができるありがたさを感じます。昔は、フロッピーディスク(FD)を何枚もケースに入れて運んでいましたし、光磁気ディスク(MO)が使えるようになったときは、一枚だけで済むのでだいぶ助かりました。今は、USBメモリ1個で間に合います。紛失しないように、布製の小袋(*1)に入れておくなど、ちょっとした注意と習慣化は必要ですが、内容が微妙なものはファイルごとにパスワードをかけておけば良いでしょう。いざ何か資料を忘れたなどというときは、過去文書や資料をスキャンしたデータを見ればよい。万全とは言えませんが、少しだけ安心できます。

ただし、データをクラウドに置けば話は別ですが、注意すべきは正本と副本の関係でしょう。常に変更を加えるのは正本のほうで、副本はそのバックアップという関係を保つように心がけていますが、その点、PDFならば問題はありません。

今となっては古い考えなのだとは思いますが、当方はデータをネット上に置くことに対しては不信感があります。データは自分の手元においてこそ、長く継続できると考えています。

(*1):小袋の便利さ~「電網郊外散歩道」2010年11月

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