電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

データベースの検索とカーナビの経路選択

2015年03月13日 06時04分55秒 | 散歩外出ドライブ
データベースを検索する時は、検索条件の設定が重要です。しかも、しばしば暗黙の前提がある場合がすくなくありません。たとえば、人物を検索する際には、目的によって存命の人か物故者かによって意味合いが違ってきますし、飲食店を検索する場合も、予算や時間帯によって、対象はだいぶ違ってくることでしょう。その点から言えば、カーナビの場合も検索条件の設定が重要なポイントになりますが、その結果を鵜呑みにするのは危険な場合もあるようです。

先日、所用で最上町に行く機会がありましたので、クリーン・ディーゼルの実力テストを兼ねて、新車のマツダ・デミオXDで出かけました。出発前に、試しにカーナビでルート検索を「幹線道路優先」に設定し、どんなルートを案内するのか、やってみました。すると、指示した経路は、尾花沢市内から山刀伐峠を越え赤倉に抜けるルートです。うーむ、この道路は、夏場は涼しくて良いけれど、冬は傾斜が急な坂道が続き、凍結すると実に怖い、あまり通りたくないルートです。

そこで、カーナビの指示を無視して舟形町まで行き、瀬見に抜けるルートを行ったところ、途中から舟形まわりのコースを指示するようになりました。目的地への誘導は正確で、役立つと感じました。まずまずの結果でしょう。

考えてみれば、人間の経路選択には季節の要因が大きく作用し、とくに雪国の場合は、冬場と夏場では道路状況がまるで異なりますので、判断が変わってきます。よく、県外の人が最短経路を選ぼうとしてカーナビの指示通りに走ったら雪で通行止めになっていた、というような笑い話をすることがありますが、実際にそれに近い話を聞くことがあります。カーナビには、季節の要因が入っていません。都内を通り抜ける目的とは異なり、夏場の条件の良い時の参考程度に考えるのが、本来の姿なのでしょう。

なにを今さらの話ですが、これまで「脳みそナビ」で問題なく過ごしてきた中高年が、最近になって初めて体験したカー・ナビゲーションについての感想です(^o^)/

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