電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

好物は年齢によって変化する

2013年03月10日 06時02分41秒 | 料理住居衣服
妻に「何が食べたい?」とよく聞かれます。これがなかなか難問で、作る方の身になれば「何でもいいよ」というのはご法度。「○○が食べたい」と明確に答える必要があります。ところが、食べ物に関する強い欲求は年々低下していき、昔ながらのものを、程よく食べたい、というのが正直なところです。

たとえば、アケビ(*1)が食べたいとか、ニラ卵がいいなあとか、写真のようなキノコ汁を食べたいとかいう具合。キノコをふんだんに使ったキノコ汁は、たいへん美味しいものです。また、ワラビの漬物。これも、保存食として古くから伝わるものですが、ぴりりと辛い唐辛子の味がきいて、実に美味しい。



昔は、こういうものを食べたいとは思いませんでした。もっとバタ臭い、ハイカラなものを好んで食べていた気がします。幸いなことに妻と食べ物の好みが似通っておりますので、助かりました。九州生まれの夫君に、青菜漬を煮るのだけはやめてくれと言われて愕然とした某山形生まれの女性を知っていますが、年齢が上がるにつれて、こういう違いは表面化するものです。たしかに煮ているときの臭いはお世辞にも良いにおいではありませんが、青菜漬を気長に煮て、唐辛子を少々ふりかけて食べるあの美味しさは格別です。

(*1):ほろ苦さは大人の味~山形の「あけび料理」~「電網郊外散歩道」2009年9月

あ、そうそう、二月の某日のお菓子は、あれはまた別の話です(^o^)/





たいへん美味しくいただきました。頂戴した皆様方、たいへんありがとうございました。弥生三月、某日にはたしかに予定をしております。備忘のための記事でありまする(^o^)/

コメント