電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

お正月の音楽は希望に満ちたものを

2009年01月04日 07時38分29秒 | クラシック音楽
今年は暦の関係で休日が長いお正月です。暮れから正月三が日にかけて、たくさん音楽を聴きました。すでに記事にした曲目ばかりですので、新たな記事ネタもありませんし、リストアップするだけといたします。お正月に聴く音楽の共通点は、希望に満ちたもの、という点でしょうか。

12月31日(水) スラットキン指揮N響で、ベートーヴェンの「第九」を。いつものことですが、第三楽章はほんとうに素晴らしい音楽だと思います。そして続く第四楽章。どうも、この後で「紅白歌合戦」を見る気にはなりません。もっとも、宮田輝・水前寺清子コンビが司会の頃から、実はしばらく見たことがないのですが(^o^;)>poripori
1月1日(木) バレンボイム指揮でウィーンフィルのニューイヤー・コンサートを。やりました、今年がアニヴァーサリー・イヤーにあたるハイドンの「告別」。実際に楽員が一人ずつ姿を消すのを見たのは初めて。面白い趣向です。
1月2日(金) 朝一番に、ムーヴィー・オン・山形で映画「K-20 怪人二十面相・伝」を。面白かった~。その後、自宅に戻り、CDでベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第5番「春」を。やっぱりお正月にはこういう音楽ですね。外は雪でも、暖かい室内はすでに春の気分です。
1月3日(土) NHKニューイヤーオペラコンサートを、山響の定期演奏会でおなじみの、飯盛範親さんの指揮で。出演者勢ぞろいで歌う、ヴェルディ「椿姫」より「乾杯の歌」まで、これまた楽しく華やかな、イタリアオペラの聴きどころがいっぱいでした。

その後、正月時代劇「陽炎の辻スペシャル」を観ました。佐伯泰英著『朝虹ノ島~居眠り磐音江戸双紙』が原作。じっくり90分の時間枠は、見どころ充分です。なかなか面白く楽しめました。一部、原作にはない登場人物が出てきました。映像の第一印象はまず衣装。原作にある初島のおはつの健康的な魅力は、テレビ映像で表現するには難しかったからでしょうか。今回一度切りの出演なら、視聴者にすでに顔を覚えてもらっているお艶に瓜二つの、謎の女という設定が都合が良かったのでしょう。

さて、もうすぐ正月休みも終わり、単身赴任生活が始まります。この一日、何かと準備をしなければなりません。雪道を走る車の運転も慎重に、気分もぐっと引き締めて行くことといたしましょう。
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