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厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2021年145冊目『だから、あの人は嫌われる』は、嫌われない技術を身につけて「必要とされる人」になる

2021-06-13 15:26:32 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本で紹介しているのは「嫌われない技術」です。

大切な人から嫌われずに済む考え方や、具体的な言動のほか、無神経な人たちへの対処法、自分の味方を増やしていくヒントにも触れています。

 

自分自身がうっかり「無神経な人」になって嫌われていないか?

相手を傷つけたり、明るさや前向きさを押し売りしていないか?

 

「嫌われる人」の対極にあるのは、「必要とされる人」です。

「必要とされる人」になるために、本書をヒントに言動を少し変えてみましょう。

 

【my pick-up】

◎「それはできません」と言っても嫌われない人になれ!

あなたが「今は絶対に行かない」という強い意志を持っていることがわかれば、「誘いに乗らない面白くないやつ」と思って、相手は次第に離れていきますから、「そうそう、私は面白くないやつですよ」とアピールし続け、仕事だけは抜かりなく行い、必要のない誘いをクールに払いのけていきましょう。

1つ1つの目の前の人生の選択を「自分で選ぶこと」は、納得できる人生を築くことと同じ線上にある大切な意志なのです。自分の意志を確認し考え抜いて「断る」という決断をすることによって、ときに傷つくことがあるかもしれません。しかし、その傷口のカサブタが取れた後は、「こういう『自分』が私には必要だ」と納得した人生を歩んでいける気がしてなりません。礼節と論理的な説明を携えて、「それはできません」と自信を持って伝えれば、きっとあなたの意志は届きます!

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2021年144冊目『「よそ者リーダー」の教科書』は、既存のコミュニティに後から参加する〝よそ者〟が、生え抜きにはできないイノベーションを可能にする

2021-06-13 15:13:36 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

すでに人間関係や風土、文化ができ上っている〝アウェー〟のコミュニティに送り込まれ、そこで「外から来た〝よそ者〟」の立場で、いきなりリーダーを任されるケースは、増えているのではないでしょうか。

 

そうした状況に置かれたとき、いったい何を考え、どう行動すべきなのか。何を意識し、どう対処すればいいのか-。

どうすれば、どういう意識で臨めば〝よそ者〟の強みを活かし、〝よそ者〟ならではのイノベーションを生み出すことができるか。

 

「よそ者ゆえの方法論」を知ることが本書の目的です。

 

突然〝よそ者リーダー〟としてアウェーの現場を任されるといった事態は、誰にとっても他人事ではなくなっています。既存のコミュニティに後から参加する〝よそ者〟の立場は、たしかにハンディにもなりますが、それ以上に、生え抜きにはできない抜本的なイノベーションが可能という大きなアドバンテージがあるのです。

 

〝よそ者〟だからこそ可能な組織運営がある。

凡人にしか発揮できないリーダーシップがある。

〝よそ者〟や凡人ゆえに、到達できるゴールがある。

(おわりにより)

 

また、同じ組織内であっても〝よそ者〟感を覚えるケースもあると思います。

そうした意味でも、社長やリーダーを任された人だけでなく、組織に身を置くすべてのビジネスパーソンに、この本で紹介する〝よそ者〟の仕事の本質を、ぜひ参考にしてほしいです。

 

【my pick-up】

◎「この会社」など、他人事のように聞こえる表現は避けること

着任後、自分の会社のことを「この会社」と呼び人がいます。社外の人との会話で、「この会社は〇〇ができていないんです」「だからこの会社は〇〇なんです」時には社内でも、「この会社は何でこうなんだ」リーダーとして避けなければいけない表現です。「この会社」を耳にした従業員は、「社長は会社をキャリアアップのステップとしてしか見ていない」「社長にとって会社は他人事だ」と感じてしまい、従業員も「この社長は味方ではない」と距離を置いてしまいます。

◎自分は「社長」という役職に配属されただけの「新入社員」の一人

「自分にとっては初めての業種(会社)で知らないことばかり。みなさんのほうが先輩なので、いろいろ教えてください」最初からこのくらいのことを、堂々と言ってしまうほうがいい。

◎早い時期に「全従業員と面談」する

「全員との面談」は、よそから来た凡人社長が経営を進めるにあたって、絶対にスルーできない必要不可欠なプロセスになります。従業員が100人前後までなら全員と、それ以上の規模の場合でもキーパーソンを中心に同じく100人程度と、なるべく早い時期に〝サシで〟話す機会を持つことは、社長の必須業務と考えましょう。

ここは有言実行の精神で、着任後に行う朝礼などで「半年以内に、みなさん全員と面談する時間を設けます」と宣言してしまいましょう。この面談には、費やす時間に代えられない大きなメリットがあるのです。

◎社内の「インフォーマルグループ」とは距離を置く

仕事と直接関わりがあるかないかではなく、「社長が特定のグループとだけ親しく交流しているという事実」そのものが、社内に不公平感や不平肥満を生み出す原因となることもあるからです。自分の趣味や楽しみは、学生時代の友人など会社との接点がないところに求めればいいこと。社長は会社では〝孤高〟の存在であるべきだと、私は思います。

◎パソコン画面でわかる「データ管理」意識

その人のデジタルデータの管理意識がわかりやすく表れる場所があります。それはパソコンの「デスクトップ画面」です。要注意なのは、アイコンやファイルやフォルダが画面いっぱいにところ狭しと、びっしり並んでいるケース。ファイル探しに手間と時間を取られて、仕事にロスが出ていないか。業務がIT化され、かつペーパレスも進んでいる時代。「デジタルデータの整理整頓に対する意識」も、会社の力量に関わる重要な要素になっています。

◎ざっくりとした「お金の流れ」を把握する

PLで、大きくさかのぼった過去の実績において、会社設立以降、最大となった売上額や利益、大きな伸びを見せた年度とその理由はぜひともチェックしておきましょう。また着任前にBSに目を通して、会社の運営資金がどこから出て、どこを巡り、どこにどういう形で留まっているかという大きな流れを把握します。その会社の財務書類を初めて見たとき、お金の流れに何かしらの引っかかりを感じたら要注意。そこには会社経営の支障となるような問題が潜んでいるかもしれません。

◎トップは率先して定時に出社し、定時に帰る

社長は定時になったらさっさと帰る-これは私の持論であり、自分に課しているルールです。いつまでも会社に残ってダラダラ仕事をするのは、時代の流れに大きく逆行する行為でしかありません。部下が「定時で帰ります」と言えないのは「上司が定時に帰らない」から。いくら言葉で「残業削減」を呼びかけても、組織として「上が帰るまでは、下も帰りにくい」空気が変わらなければ業務改善はそう簡単には進みません。「社長はこういう時間管理をする人なんだ」という認識を浸透させることが、全社的な働き方を変える第一歩になるのです。初日こそ、潔くサッと帰る姿を見せるほうが今後のためになります。よほどの緊急事態でない限り電話やメールで対応できるのですから、経営トップこそ、定時退社を徹底するべきなのです。

◎社内の人間とは極力飲みに行かない

社長の職に就いている間はあえて、従業員と個人的に飲みに行く機会を封印していたところがあります。そしてその時間を社外の方と会う時間に割くことで、「社長」としての私にしか得られない情報を集めたり、対外的な関係性を強めたりすることに注力しました。極論すれば「飲みに行くなら全員と同じ回数、同じ店で、同じ話題」でなければ本当の意味での公平にはなりません。また、1回飲みに行っただけで「オレ、社長とよく飲みに行くんだ」というアピールをして、事をややこしくするする人もいます。特に着任した初日から数日間は、特定の誰かと飲みに行かないほうがいい。

◎経営施策は「3年」で成果を出すことを考える

経営者にとっての「3年目」とは、「3年間取り組んで成果が出せないなら、自分はこの会社の経営に向いていない」という、自分自身の資質を見極めて、場合によっては社長としての自身に見切りをつけるタイミングでもあるのです。「自分に与えられた期間は3年」「自分は〝3年契約〟の身」というくらいの意識と覚悟を持って、全力で経営に臨むべきだと思います。

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2021年143冊目『これだけ!会計&会社分析』は、経営層を目指すビジネスパーソンが最低限押さえておきたい会計知識・経営指標

2021-06-13 15:01:25 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

経営層を目指すビジネスパーソンが最低限押さえておきたい経営指標や会計知識を説明した1冊。

 

・実際の決算書を使いながら財務諸表の読み方を解説(第1章~第4章)

・ビジネスパーソンが最低限身につけておくべき「管理会計」の知識を説明(第5章)

・経営を見るうえで重要な指標を解説(第6章)

 

オーソドックスな内容ですので、本書をじっくり読めば、財務諸表を読めるようになりますし、仕事で使える会社分析の基本も押さえることができるでしょう。

 

どんなに「社会(お客様)や社員(部下)を幸せにする経営や仕事をしよう」と強く思っていても、指標=目標がなければ、その経営が正しいのかどうかは分かりません。他社との比較もできません。

 

本書で学んだ基本をベースに、多くの財務諸表や指標を見て、数字に慣れて、それを自分で扱えるようになってください。

 

【my pick-up】

◎損益計算書は最低3期分調べる

損益計算書は、最低3期分(3年分)のデータを見比べてください。3期分の数字を比較して、売上高などの「額」が伸びているか、また、売上総利益率のような「率」が改善しているか、という点を調べます。

◎「投資キャッシュフロー」に将来性を見る

時間がたつにつれて工場や備品などの価値が落ちて、その価値の目減り分が減価償却費などに計上されます。通常は、それと同じくらいの金額を再投資しないと、現状の事業を維持できません。

◎経営危機時はともかく費用を削る

費用の削減は自社でかなりの程度コントロールできます。100億円のコストを減らせば、100億円の利益が改善します。一方、100億円の売上を伸ばそうとしても、本当にそれだけ確保できるかどうかは分かりません。お客様はコントロールできないからです。費用の削減、収益の改善はスピード勝負です。事業を売却して特別損失が多額に出ても、場合によってはキャッシュ・フローがプラスになることも少なくないのです。

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2021年142冊目『脱!残念な考え方』は、「つながっていない」「浅い」「狭い」不十分な思考から卒業するヒントが学べる

2021-06-11 14:51:56 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、ロジカルな考え方を学ぶにあたり、「これをしてはいけない」、すなわち誤ったやり方=「残念な考え方」を起点として紹介しています。

「残念な考え方」に対してどう考えればよいかは、以下の15パターンにまとめられています。

 

・原因と結果の関係を正しく理解できているか?

・良い面だけでなく、悪い面も想定しているか?

・幅広く原因を分析できているか?

・願望や思い込みが先行していないか?

・行動自体が目的になっていないか?

・意図が正確に伝わらない曖昧な言葉を使っていないか?

・「気をつける」「注意する」などで対処した気になっていないか?

・自分の経験が絶対だと思い込んでいないか?

・過去の事例や多数派の意見を安易に採用していないか?

・願望がいつの間にか確信にすり替わっていないか?

・選択肢を網羅し、分かりやすく整理しているか?

・見たいデータや想像と一致するデータを集めていないか?

・提案や決定をする際、比較対象があるか?

・全ての意見を盛り込もうとしていないか?

・正確性や妥当性を検討できる結論になっているか?

 

思考が「つながっていない」「浅い」「狭い」ために不十分な考え方をしてしまい、誤った結論に達してしまうこと。

そのような思考プロセスを「残念な考え方」と本書では読んでいます。

 

上司と部下の会話形式で、ロジカルであるための条件がよく分かります。

 

【my pick-up】

◎「頑張る」は行動ではなく意識にすぎない

本来ならば「行動」が重要であることに対し、それを気持ちや態度など「意識・意欲」の問題にすり替えてしまっていないか、気をつけましょう。特に私達は「一生懸命がんばっている人」「意欲的に取り組んでいる人」は無条件に称賛し、反対に意欲がなさそうに「見える」人はそれだけで非難してしまいがちです。「注意する」「気をつける」などは意識であり、行動ではありません。

◎若者の車離れは真実か

・20代の運転免許保有者は、1570万人(2001年)⇒1056万人(2017年)と大幅に減っている。

・20代の免許の保有率は、87.7%(2001年)⇒84.4%(2017年)と3.3ポイントしか減少していない。

・30代未満の男性の単身世帯に限ると、自動車保有率は63.1%(1999年)⇒49.6%(2009年)と大幅に減少している。

・カーシェアリングの利用経験率は、20代が15.7%で、全世代で最も高い。

・自家用車を購入するまでの代替手段としてカーシェアリングを利用している人が多い。

・自動車を家族で所有する人は16.8%(1999年)⇒31.5%(2010年)に増加。

⇒「若者は車そのものに興味がない」とまでは言い切れない。

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2021年141冊目『成功者がしている100の習慣』は、仕事だけでなく人間関係や健康などあらゆる領域で成功に導くマインドと行動

2021-06-11 14:33:14 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

イギリス人の著者が、長年のコーチングや人間観察の経験から導き出した成功者に共通する100個の習慣を、分かりやすく、実践しやすい形で提供します。

 

著者は成功を、仕事や経済的豊かさのみで捉えていません。家族や大切な人たちと愛情豊かで良好な関係を築き、他人に親切にし、心身の健康を維持して充実した人生を送ることを真の成功とみなすべきだと主張しています。

また、成功しない人が陥りやすい思考・行動のパターンも指摘します。

 

この本の中には、内容が重なっているものがあること、複数のテーマを含んでいるものがあることに気づいた方もいるかもしれません。この点、著者は、成功や人生は100個の概念に完全に分類するには複雑すぎると言います。

さらに、あとがきでは、本書で紹介する100の習慣に、成功に欠かせない次の2つの習慣を加える必要があるとします。

 

1.常に犠牲を払う準備をしている

二兎を追う者は一兎をも得ず。成功を追い求めるためには、何かを犠牲にしなければならない。

2.何が起ころうと、人生は続くと心得ている

どれだけ悲しい出来事があっても、時間が経てば、また夢や目標を追い求め、成功への道を歩むことができる。

 

今日からでも始められる、成功の可能性を最大限に引き出す「マインド」と「行動」。

仕事や人間関係、育児、マネー、健康、老後生活など、あらゆる領域であなたの夢や目標の達成に役立つでしょう。

 

【my pick-up】

◎成功する人は本を読んで知見を広げ、成功しない人は読書習慣がないため視野が狭い

本をまったく読まずに、真に成功した人生を送るのは至難の業だと言えます。なぜなら、読書は世の中や自分自身への理解をとてつもなく深めてくれるものだからです。私たちは著者の経験を通して、新しい視点を得ることができます。仕事や勉強など、自分の専門分野の本を読むことで、他者との会話や議論を深く豊かなものにでき、最新の知識も得られます。意思決定やクリエイティブなブレーンストーミングの場に、積極的に参加できるようにもなるでしょう。読書によって、私たちは物事を広く、深く理解できるようになるのです。

◎成功する人はメリハリをつけて働き、成功しない人はダラダラと残業している

定時に帰るための秘訣は、スマートに働くこと。できるだけ生産的、創造的、効率的に働くということです。

「定時帰宅の意思を伝える」「一日の仕事を計画する」「仕事を任せる」「先延ばしをやめる」「自分が世界一面倒くさがりの人間だと考える」「同僚にもスマートな働き方を勧める」「雑念を消して仕事に集中する」

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