評価 (3点/5点満点)
17世紀、ヨーロッパで猛威をふるったペストの渦中に、ニュートンもいた。当時、大学生だったニュートン。
ペストによる大学の「休校期間」を「創造的休暇」と解釈していた。
大先輩のニュートンに学ぼう。解釈で可能性を広げたい。
今は直接会えない、だからオンラインに頼る。そうではなくて、オンラインでなら全国各地どこにいても距離を超えて集うことができる。
(はじめにより)
この本のテーマは〝解釈の仕方〟です。
・自分の現在を真ん中にして、過去を、そして未来を解釈していく。
・今ここにいる自分自身から、過去さえも、未来すらも変えることはできる。
・これから何が起ころうとも、どんな事態に直面しようとも、すべては解釈次第だ。
電通のコピーライターである著者が、自分の名前を解釈したり、自分の仕事に名前をつけたりする、面白いワークショップを用紙してくれています。ぜひやってみてください。
自分も、現在も、過去も、未来も、勝手に決めつけない捉え方・生き方を手にすることができますよ。
【my pick-up】
◎自己分析ではなく、自己選択として捉えてみよう
「自己分析」と言うから、まるで自分を顕微鏡でのぞいたりするような、一つの明確な答えが分析結果として存在するイメージを持ってしまう。けれど、それは違う。「自己選択」と思って振り返ればいいのだ。
営業の仕事をしてきた人であれば、なぜ商品開発の仕事ではなくて、その仕事を選んだのだろう?もしかしたら、カッコいい営業の先輩がいたのかもしれないし、人との交渉の中から仕事が生まれる熱ある瞬間が好きだからかもしれない。
一見無関係に、散らばっているように思えるそれぞれの取り組みも、やるかやらないか選んだ時の「理由」には、何かしらの共通点があるはず。選ぶ時にこそ、自分らしさが出るのだ。