評価 (3点/5点満点)
「どんな時代になっても会社にしがみつくことなく働き、そして自分らしく生きていくためのスキル」
それが、本書を通して学ぶことができる「独立起業力」です。
具体的には、今の会社に残るでも、他の会社へ転職するでもない、「入社5年目から独立する」という第3の新たな道へ進むことを提唱。独立起業することは「これまでの頑張りを自分の力で証明する手段」だと言います。
「入社5年目から独立」するために、最も重要なポイントとは?
⇒自分の「得意なこと」を理解し、ビジネスとして具現化するということ。
なぜ「入社5年目」が狙い目なのか?
⇒これから独立起業をする上で重要な「ビジョンが明確に見えてくる」こと、また「スキルが十分に身についている」ベストなタイミング。
もし、今の自分に自信がなかったり、理想とする働き方ができていないと思っていたら、あなたが本来持っている「得意なこと」を生かし切れていないのかもしれません。
【my pick-up】
◎とにかく「得意なこと」をベースにしよう
仮に「やりたいこと」があったとしても、それをそのままやろうとすると、経験や得意ではないことをしていまい、失敗することがほとんどだ。ベースになるのは「得意なこと」である。失敗してしまう一番の要因は、ズバリ「不得手なこと」をやってしまうからである。
◎人間関係を見直そう(時間の価値に敏感になる)
僕は、独立起業を考え始めた段階から、会社の人から誘われるような飲み会関係は一切断ってきた。その2~3時間があれば、自分をさらに成長させるための学びができるかもしれないし、有効な人脈をつくるための出会いがあるかもしれない。
◎コミュニケーション能力が高いとは「社交性が高い」ことではない
事実、僕自身のことを言うと、「物静かで、社交性の低い」部類の人間に該当する。4人以上のグループで会話をしようと思うと突然静かになるし、パーティや飲み会などの大勢で交流をするというシチュエーションがあれば、かなりパニックになるほうだ。ただ、そんな社交性の低い僕ではあるが、一対一のコミュニケーションに関しては、誰にも負けない自信がある。しっかりと目の前の人の話を聞き、相手の悩みを解決していくこともできる。
◎リモートワークには、丁寧なロジックが必要である
リモートワークでコミュニケーションを取る際には、しっかりと相手に伝わりやすくなるようなロジックが必要になる。つまり「わかりやすく、論理的に喋れるような工夫が必要」だということである。これまで感覚的な部分でなんとかなっていたコミュニケーションが通用しなくなり、これからはより論理的に伝わるコミュニケーションが重視されてくるということだ。