評価 (3点/5点満点)
茂木健一郎さんによる、脳科学者流読書ガイドです。「本の選び方」「味わい方」「実践へのつなげ方」を明らかにしています。
ものすごい量の情報が毎日流れてくる時代だからこそ、流されないためのアンカー(錨)としての本が必要とされています。また、本がいちばん情報の濃縮度が高いので、本は脳が育つための最良の肥やしにもなります。
・1冊の本の中には、一人の人間と何回も食事をともにして、仲よくなって初めてわかるような深い思考が披露されています。読書をたくさんするということは、気軽なあいさつだけの人間関係とは違う、濃い人間関係をたくさんの人と持てるということでもあるのです。(P.22)
・ぼくがこれほどまでにみなさんに、読書をおすすめする理由は何なのか。それは、どんなに時代が流れても、われわれ人間は絶対に「言葉を使い続ける」からなのです。そして、言葉は本で磨かなければ光らない。(p.30~31)
「本なんて必要ない」と思っている人は、いずれ人生の深みや喜びに差がついて、絶対に後悔することになります。
本書では、人生の貴重な時間を費やし、手間ひまをかけてでも読むに値する、宝物のような本70冊が紹介されています。ぜひその中から、1冊でも手に取ってチャレンジしてみて下さい。
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