マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣 価格:¥ 1,404(税込) 発売日:2014-07-26 |
評価 (3点/5点満点)
この本では、「クオリティ×スピード」を実現することをテーマに、主にマッキンゼーで大切にされている39の習慣を紹介します。
問題解決やできる部下、ダンドリ上手、お客様の心をつかむ、できる上司、働くモチベーションを高めるためのシンプルで今すぐできる習慣ばかりです。
ちなみに、39番目の習慣は本書のあとがき(終章)に出てきますが、それは「心を体を整える」ということ。「早寝早起きをする」「お酒を飲み過ぎない」「ジョギングしたり、ジムに通ったりして、体をつくる」など、仕事に挑む上で自分の心や体の状態をベストにして、仕事に支障をきたすような原因を自ら作らないことです。
自己管理のしっかりしている人は、仕事ができる人の重要な要素です。
【my pick-up】
◎メールの件名に【重要!】と書いてはいけない
そのメールが「重要」かどうかを決めるのは、あくまで読み手です。【重要!】と件名に入れられたほうからすると、「これは重要だから早く読め!」と経験の浅い人に言われているわけですから、気分を損ねて当然です。そもそも、緊急なことや重要なことは、口頭で伝えるべきです。
◎できる上司は、ひたすら認める
部下の能力を最大限引き出すためには、部下を「認める」ことが何より大切です。「褒める」と似ていますが、じつは大きく違います。「認める」とは、その人の存在そのものを認めることです。その人のすばらしさを知っているということ。一方、「褒める」は、こちらが期待したことを、その部下が達成したときに行うもの。いわば、条件つきなのです。人は、条件つきで褒められるより、存在そのものを認めてもらっていると感じたときにこそ、やる気のスイッチがオンになります。そして、成長していくのです。
それぞれの部下の強みを、最低10個リストアップしてみてください。そして、その強みを、部下自身に伝えてみるのです。大切なのは、成果を出したから認めるのではなく、その部下のありのままの存在を認め、それをちゃんと知ってるよ、感謝してるよ、と伝えることです。
やたらと怒ってばかりいる上司がいますが、これでは何の成果も出せません。まずはチームメイトである部下を認める。それができる上司への第一歩です。